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Excel孫の手−131


	

「極秘」スタンプとパスワードその1」

 Q.書類と一口に言っても、機密保持を厳重にする必要のあるものは、印刷するにしても    制約が多くて、面倒ですよね。  A.社外秘・部外秘・マル秘・機密文書 などなど、秘密にするレベルもいろいろありますね。  Q.今日は、印刷するときに秘密の書類であることを明確にするため、「極秘」と大きな薄い    文字で、本文と一緒に印刷する方法を教えて貰いたい思い、ここに来ました。  A.目的がはっきりしていればいるほど、しっかり覚えられますからね。    さて、いきなりでなんですが、この印刷のことをスタンプ機能といいます。    そして、これは厳密に言えばエクセルの機能ではないんです。  Q.えぇっ、どういうことなんですか。  A.この機能は、インクジェットプリンタかレーザープリンタに付帯するものなんです。  Q.ということは、プリンタによってはスタンプ機能が働ない場合もあるんですか。  A.その通りです。    とは言っても、最近のプリンタはほぼすべてできますが。    つまり、プリンタを動かすソフトである、プリンタドライバにその機能があるということなんです。    ついでに言っておきますが、「機密」絡みのファイルは、必ずパスワードをかけてロックするこ    とを、習慣づけてくださいね。  Q.その〜っ・・・・・・。  A.ハッハ〜ッ、さては、パスワードをかけたことがないんじゃ?  Q.流石というべきか・・・その通り!  A.では、そのパスワードから説明しましょう。    といっても、たいして難しくありません。    開いているシートの「メニュー」「ツール」「保護」「シートの保護」とクリックしましょう。    すると、「シートの保護」という窓が開きますから、その窓の中にある「パスワード」の白い枠に    自分だけがわかるパスワードを入力します。    それで保存するだけで、次回、このシートで作業をしようとするとき、パスワードの入力を求め    られようになっています。  Q.このパスワードは、省略可となっていますね。  A.省略しても「空白」がパスワードになっています。    ただ、空白の場合は、「OK」で設定終了ですが、何か文字を入れた場合は、確認のために    もう一度同じパスワードを入力しないと、設定が終了しません。    エクセル2007以降は、「校閲」「シートの保護」で、設定できます。なお設定可能項目が2007    以降は、増えてよりきめ細かくコントロール可能です。  Q.すっすいませんが・・・・。  A.どうしました?  Q.遊び半分に入力したら、そのパスワードを忘れてしまいました。    なんとか、なりませんか?  A.さっそくやりましたね。    このパスワードは、一旦設定すると、本人以外はわからないようになっていますから、本人が    忘れてしまったら、もう誰も設定解除ができません。  Q.ダミーファイルで良かったぁー!  A.十分、取扱いには、気を付けましょう。  Q.はい、肝に命じました。

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