Excel孫の手−１１４

	
「オプションは、上手に使う。」

		
　Ｑ．オオッ、いきなり何ですか。						

　Ａ．これなんだか分かりますか。						

　Ｑ．どっかで見たことあるんだけどなぁ。						

　Ａ．メニューから、「ツール」「オプション」で表示されるんです。						
　　　（ＥＸＣＥＬ２０００の場合、６０項目以上）						

　Ｑ．アア、そうか。これって、全部自分なりに指定できるって事ですよね。

　Ａ．そうなんですが、あまり使いすぎると弊害も出てきます。
　　　例えば、「表示」のウインドウオプションで、「枠線」「垂直スクロールバー」
　　　「水平スクロールバー」「行列番号」のチェックマークを外してみてください。

		
　　　すると、画面はこんな風になります。

		
　Ｑ．のっぺらぼうじゃないですか。
　　　メニューがあるから辛うじてエクセルと分かりますけれど・・・。
　　　確かにこんなんでファイルを貰ったら、戸惑ってしまいますね〜。

　　　でも、これってどんな風に使うんですか。

　Ａ．正に今の疑問−リアクションが答えです。
　　　つまり、エクセルっぽく見えないので、手を出しにくい訳です。
　　　と言うことは、プロテクトはかけないけれどあんまり触られたくない時など、
　　　このオプションを使えば、ちょっとした「抑止力」になります。

　　　もう一つ、大事な使い方があります。
　　　エクセルを説明する画面で、いろいろな図をハードコピーしますが、その時に
　　　枠線があると目障りです。
　　　そんなとき、このオプション機能は、とても重宝します。
　　　ＥＸＣＥＬ孫の手の説明画面は、枠線消しの手法で取り込んでいるのが、ほと
　　　んどなんですよ。

　　　更に便利なのが、「ゼロ値」でしょう。
　　　表と表のセルが連動しているとき、参照されている表のセルがブランクの時、
　　　参照側のセルには「０」が表示されてしまいます。
　　　この時、ここのチェックマークを外すだけで、いろいろな計算式で「０」を消
　　　すなどという手間をかけなくても、「０」が消えてくれます。

　Ｑ．やっぱり、エクセルは奥が深い！ですね。
　　　一つずつ試してみようっと。

　Ａ．そうそう、チャレンジが一番です！