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Excel孫の手−105
「ふりがながふれない?-1」
Q.先日、友人からEXCELのファイルが送られてきて、その時のメールには、
「ふりがな機能が変なんだ。」という言葉が添えられていたんです。
A.どんな風に変なんですか。
Q.ふりがな機能を働かせると、セルの高さが広くなって、その広がったところに
かなが表示されますよね。
A.そうですね、その通りですが。
Q.普通は、この手順で良いんですよね。
そして、このように表示される。
A.そうですね、どこにも問題はありませんね。
Q.ところが、友人からのファイルをこれと同じ操作してもこんな表示になってし
まうんです。
ふりがな機能が働いているのは間違いないですよね。
A.ふりがなが表示される分だけ、セルの高さが変わっていますから間違い無く機
能は働いています。 フフッ!
Q.何ですか、今の フフッ! というのは。
まさか、原因は分かっている?んじゃないでしょうね。
A.原因は、次の図式を見ると分かります。
通常のエクセルのファイル
↓
保存の時、xxxx.slk か xxxx.csv 形式を選択する。
↓
エクセルで読み込む
↓
通常のエクセルのファイルで保存
友人から送られてきたのは、この方法で作られたファイルだったんですね。
ここで鍵となるのは、xxxx.slk xxxx.csv というファイル形式です。
これらの形式は、通常のエクセルファイルを読み込むことが出来ない別のソフ
トにも、データを渡したいときに使う形式です。
Q.そういえば、ソフトの互換性とか言う言葉がありますね。
A.その互換性のことです。
つまり、高度な機能のソフトでは、画面で見える文字を一つ取っても、たくさ
の「属性」と呼ばれる情報を持っています。
実は、この「属性」を他のソフトが理解できないんです。
だから、たとえ読み込んでもぐちゃぐちゃになってしまいます。
それなら、必要な基本データだけを残して、「属性」を削ったファイルを使お
うとなったわけです。それが、xxxx.slk xxxx.csv なんです。
Q.ちょっと、頭がヒートアップしてきました。
続きは、少しブレイクしたあとで・・・。
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