5.寅さんの名ゼリフ - 第8作 「寅次郎恋歌」
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不信感なセリフ

「歓迎されたい気持ちはあるよ。だけどおいちゃん、俺ぁそんなに歓迎される人物かよ」

【解説】
寅次郎が今度帰ってきたら、優しく迎えてやろうと家族みんなで話していた所へ帰ってきた 寅次郎。今までになく歓迎された事に対して不信感を抱いたセリフ。


番外篇 - おいちゃん、嘆く

「おい枕、櫻とってくれ・・・」

【解説】
寅次郎の事を考えると頭が痛くなってすぐ横になるおいちゃん。そんな時に思わず口にするセリフ。 このセリフは初代おいちゃん役の森川信さんが第1作から度々口にしていたセリフである。


番外篇 - 博の父、語る

「寅次郎君、今、君は女房も子供もいないから身軽だと言ったね? あれはもう十年も昔の事だがね、 私は信州の安曇野という所に旅をしたんだ。バスに乗り遅れて田舎道を一人で歩いている内に、 日が暮れちまってね。暗い夜道を心細く歩いていると、ポツンと一軒の農家が建ってるんだ。 リンドウの花が、庭いっぱいに咲いていてね。開けっ放した縁側から、明かりのついた茶の間で家族 が食事をしてるのが見える。まだ食事に来ない子供がいるんだろう。母親が大きな声でその子供の 名前を呼ぶのが聞こえる。私はね、今でもその情景をありありと思い出す事ができる。庭一面に 咲いたリンドウの花。明々と明かりのついた茶の間。にぎやかに食事をする家族達。私はその時、 それが、それが本当の人間の生活ってもんじゃないかと、ふとそう思ったら急に涙が出てきちゃってね。 人間は、絶対に一人じゃ生きていけない。逆らっちゃいかん。人間は人間の運命に逆らっちゃいかん。 そこに早く気がつかないと、不幸な一生を送る事になる。分かるね、寅次郎君」

【解説】
博の母が亡くなり、一人になった博の父の事が心配でしばらくいっしょにいる事にした寅さん。 ある夜、酒を飲んで上機嫌の寅さんに博の父が語ったセリフ。


気軽な結婚願望のセリフ

「もちろん俺もいい歳だし、たいして稼ぎもある訳じゃなし、堅気のお嬢さんを嫁にもらいてぇ なんて大それた馬鹿な事は考えちゃいねぇよ。いっその事、コブ付きでもいいと思って るんだよ。それに、うるせぇガキよりも小学校3年生ぐれぇの利口そうな男の子だったら都合が いいなぁ。ともかくさ、親と子があって人間の生活ってのは成り立つんだからなぁ。どうだおいちゃん、 何かそんな適当な人、いないかねぇ?」

【解説】
博の父から聞いた話にすっかり感動した寅さん。柴又へ帰った寅さんは、早速その夜「りんどうの花の話」 を自分が体験した様にみんなに聞かせた。その内結婚の話に発展し、結婚願望を話した寅さん。


番外篇 - 博、説明する

「つまり、兄さんの言いたい事は、平凡な人間の営みの中にこそ、幸せがあるとでも言うのかなぁ。 言ってみれば、人間には人間の定められた生活があるという事じゃぁないですか?」

【解説】
寅さんが「りんどうの花の話」をみんなに話してもなかなか意味が伝わらない。そこで博がわかりやすく 説明したセリフ。


勝手なセリフ

「店って言いやすとコレですか? こんなモノ、生い先短い老人夫婦の遊び半分の事ですよ。 今もね、何だか頭痛がきちゃったから今日は早じまいしようか、なんて言ってる調子なんですよ。 どうも始末に負えやしねぇ。もう全身的にガタが来てる年頃ですからねぇ。思えば不幸な 一生だったんじゃないですかぁ? あの年寄りも」

【解説】
おいちゃんが横になってる傍でマドンナと話しをする寅さん。このセリフの直後においちゃんと 大喧嘩してしまう。


番外篇 - おいちゃん、怒る

「叔父様とぬかしやがったな。てめぇ、くそぉ、やい寅! いいか! 俺の生涯はな、 本当に幸せだった。てめぇさえ居なかったらな! 俺達が不幸なのはな、みんなてめぇの せいなんだぞ!」

【解説】
おいちゃんを馬鹿にしたような話をマドンナにした事で大激怒したおいちゃん。この後寅さんは すぐに家を出るが、翌日帰ってくる。


本気なセリフ

「何か困ってる事はございませんか? どうぞわたくしに言って下さい。どうせわたくしの事 です。大した事はできませんが、指の一本や二本、いえ、片腕片足ぐらいでしたら何てこたぁ ありません。どうぞ言って下さい。どっかに、気に入らない奴がいるんじゃないですか?」

【解説】
マドンナの借金の事が気になってマドンナに聞いた寅さん。


番外篇 - マドンナ、ふと漏らす

「寅さんも旅先で、こんなお月様見ながら柴又の事思い出す事があるんでしょうねぇ。 いいわねぇ、旅の暮らしって・・・」

【解説】
女手一つで喫茶店経営に苦しむマドンナ。寅さんといっしょに月を眺めてふと漏らした セリフ。


フーテンなセリフ

「風に誘われる、とでも言いましょうか。ある日ふらっと出て行くんです」

【解説】
マドンナに次はいつ旅に出るのか聞かれる寅さん。フーテンさを一番都合良く表現したセリフ。


番外篇 - 櫻、寅泣かせなセリフ

「一度はお兄ちゃんと交代して、私の事心配させてやりたいわ。寒い冬の夜、こたつに 入りながら、『ああ、今頃櫻はどうしてるかなぁ・・・』。そう心配させてやりたいわよ」

【解説】
寒い晩に旅に出る支度をする寅さん。心配した櫻が寅さんに言ったセリフ。このセリフで 寅さんは泣いてしまった。



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