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キャプテン・タイガー率いる海賊船で荒々しく唄う海賊ども――――
♪オイラ〜は海賊、荒くれ男〜 七つの海を股にかけ〜 沈めた船が五万艘〜
エイ・ヤー〜 エイ・ヤー・オー!
♪オイラ〜は親方、モテモテ男〜 七つの海を股にかけ〜 奪った女が五万人〜
エイ・ヤー〜 エイ・ヤー・オー!
船首でヤケ酒を飲むキャプテン・タイガーを眺める海賊AとB――――
海賊A: 「キャプテン、また荒れていなさる」
海賊B: 「20年前に別れた妹さんの事が忘れられねぇに違いねぇ。お労わしや・・・」
海賊A: 「お姿はあのように荒々しくとも、心の優しいお方よぉ」
一方、こちらは奴隷船――――
奴隷船員: 「奴隷の分際でこの俺に立てつくとどうなるか、見てろぉ〜!!」
奴隷を叩きのめす奴隷船員。若き美人/チェリーをベッドに押し倒して貞操を奪おうとするスケベ奴隷商人。
そこへ海賊船の海賊どもが奴隷船に飛び乗り、殴り込みをかける。ォォオオオ!!
奴隷商人を追い詰めたキャプテン・タイガー ――――
タイガー: 「そうか、貴様であったか、奴隷の売り買いをしてアコギな銭儲けをしていた男は」
奴隷商人: 「タイガー様、どうぞお許し下さいませ・・・。この船に積んだ金銀財宝、奴隷、女、
みんな差し上げます。どうぞ命だけは・・・」
バキュ〜ン!!
命乞いする奴隷商人にタイガーの鉄砲が炸裂し、奴隷商人は哀れ一貫の終わりとなる。
タイガーが若き美人/チェリーに向って――――
タイガー: 「娘さん、怪我はなかったかね? もう大丈夫だ、君達は奴隷ではない、自由の身と
なったのだ。それぞれの故郷に帰るがよい。娘さん、お前の故郷はどこだ?」
チェリー: 「はい、葛飾島でございます」
タイガー: 「葛飾島・・・」
チェリー: 「キャプテンは葛飾島をご存知ですか?」
タイガー: 「葛飾島・・・。一日、何べんもその名前をあの空に向って呼んだ事か・・・。私が
住んでいた頃の葛飾島はね、水清く、空澄み渡り、木々の花々が美しく咲き乱れ、人々は
仲睦ましく、平和に楽しく暮らしていた島だったんだよ・・・」
チェリーの夫/博が子供の満男を連れて傷だらけで登場――――
チェリー: 「あなた! 生きていたのね!(泣)」
博 : 「無事だったのかい・・・」
チェリー: 「満男〜!!(泣)」
おいちゃん: 「おお、タイガー様・・・」
続々と登場するチェリーの家族――――
タイガー: 「あっ! そういうお前達はおじちゃんとおばちゃん!」
おいちゃん: 「おお! そういうお前は!」
おばちゃん: 「20年前に島を飛び出した私達の・・・」
タイガー: 「それじゃあお前は、探し求めていた妹のチェリーか!?」
チェリー: 「お兄ちゃん、お兄ちゃんだったのね・・・(泣)」
タイガー: 「そうだよ、チェリー・・・はぁ・・・(泣)」
やがて葛飾島が見えてくる・・・・・映画館の中で目を醒ます寅次郎。
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