「男はつらいよ」独尊論/第15作「寅次郎相合い傘」
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作品データ
監督/助監督山田洋次/五十嵐敬司
脚本山田洋次、朝間義隆
ロケ地青森市・函館市・札幌市・小樽市
公開日1975年(昭和50年)8月2日
上映時間90分
動員数200万人
配収9億円
主な世相・ベトナム戦争終結
・エリザベス女王来日

キャスト
マドンナ浅丘ルリ子(レコード歌手/リリー、本名:松岡清子)
主な出演 船越英二(家出サラリーマン/兵頭、通称:「パパ」)


寅次郎を巡る主な出来事

・ ひょんな事から家出サラリーマン/兵頭と旅をする。
・ 旅先でマドンナ/リリーと再会し、兵頭と3人で売をする。
・ リリーと喧嘩し、旅先で別れる。その後とらやで再び再会する。
・ 雨降りの中、柴又駅までリリーを迎えに行き、相合傘でとらやに帰る。
・ リリーが寅次郎との結婚を承諾するが、寅次郎の一言で破綻する。
・ リリーがとらやを去り、寅次郎も再び旅に出る。

◇ ◇ ◇

冒頭の夢

キャプテン・タイガー率いる海賊船で荒々しく唄う海賊ども――――

♪オイラ〜は海賊、荒くれ男〜 七つの海を股にかけ〜 沈めた船が五万艘〜
エイ・ヤー〜 エイ・ヤー・オー!

♪オイラ〜は親方、モテモテ男〜 七つの海を股にかけ〜 奪った女が五万人〜
エイ・ヤー〜 エイ・ヤー・オー!

船首でヤケ酒を飲むキャプテン・タイガーを眺める海賊AとB――――

海賊A: 「キャプテン、また荒れていなさる」
海賊B: 「20年前に別れた妹さんの事が忘れられねぇに違いねぇ。お労わしや・・・」
海賊A: 「お姿はあのように荒々しくとも、心の優しいお方よぉ」

一方、こちらは奴隷船――――

奴隷船員: 「奴隷の分際でこの俺に立てつくとどうなるか、見てろぉ〜!!」

奴隷を叩きのめす奴隷船員。若き美人/チェリーをベッドに押し倒して貞操を奪おうとするスケベ奴隷商人。 そこへ海賊船の海賊どもが奴隷船に飛び乗り、殴り込みをかける。ォォオオオ!!

奴隷商人を追い詰めたキャプテン・タイガー ――――

タイガー: 「そうか、貴様であったか、奴隷の売り買いをしてアコギな銭儲けをしていた男は」
奴隷商人: 「タイガー様、どうぞお許し下さいませ・・・。この船に積んだ金銀財宝、奴隷、女、 みんな差し上げます。どうぞ命だけは・・・」

バキュ〜ン!!
命乞いする奴隷商人にタイガーの鉄砲が炸裂し、奴隷商人は哀れ一貫の終わりとなる。
タイガーが若き美人/チェリーに向って――――

タイガー: 「娘さん、怪我はなかったかね? もう大丈夫だ、君達は奴隷ではない、自由の身と なったのだ。それぞれの故郷に帰るがよい。娘さん、お前の故郷はどこだ?」
チェリー: 「はい、葛飾島でございます」
タイガー: 「葛飾島・・・」
チェリー: 「キャプテンは葛飾島をご存知ですか?」
タイガー: 「葛飾島・・・。一日、何べんもその名前をあの空に向って呼んだ事か・・・。私が 住んでいた頃の葛飾島はね、水清く、空澄み渡り、木々の花々が美しく咲き乱れ、人々は 仲睦ましく、平和に楽しく暮らしていた島だったんだよ・・・」

チェリーの夫/博が子供の満男を連れて傷だらけで登場――――

チェリー: 「あなた! 生きていたのね!(泣)」
博   : 「無事だったのかい・・・」
チェリー: 「満男〜!!(泣)」
おいちゃん: 「おお、タイガー様・・・」

続々と登場するチェリーの家族――――

タイガー: 「あっ! そういうお前達はおじちゃんとおばちゃん!」
おいちゃん: 「おお! そういうお前は!」
おばちゃん: 「20年前に島を飛び出した私達の・・・」
タイガー: 「それじゃあお前は、探し求めていた妹のチェリーか!?」
チェリー: 「お兄ちゃん、お兄ちゃんだったのね・・・(泣)」
タイガー: 「そうだよ、チェリー・・・はぁ・・・(泣)」

やがて葛飾島が見えてくる・・・・・映画館の中で目を醒ます寅次郎。

◇ ◇ ◇

ストーリー

エリザベス女王のテレビ中継を見ながらくつろぐとらや一家。タコ社長がいつもの 口調で話題に入り込み、平凡な時間が過ぎている。

そこへふらっとやって来たレコード歌手のリリー。みんなから懐かしがられるリリーで あったが、寿司屋の亭主と離婚し、歌手に戻って旅をしている事を話すとみんなビックリ した様子だった。これから北海道に行くと言い残し、その足でとらやを後にしたリリー であった。

旅先の北海道で一日の売を終え、夕刻の港町を宿に向う寅次郎。宿の部屋には家出サラリーマン/兵頭 が待っている。兵頭は東京の一流企業の課長であるが、自由を求めて生活を放棄し、家族や会社 に黙って家を出てきて八戸でフラフラしていたところで寅次郎と知り合った。寅次郎曰く、 自殺しそうに見えたから声を掛けたとの事であった。寅次郎は何故か兵頭の事を「パパ」と呼ぶのであった。

ある晩、寅次郎と兵頭が屋台で酒を飲みながらラーメンを食べているところに一人の女性がやってきた。 その女性は兵頭に煙草の火を借り、半眠りの寅次郎と目が合った。その瞬間、二人とも 飛び上がった。その女性はリリーだったのである。寅次郎とリリーは2年ぶりに再会し、 再会を喜び合って酒を飲んだ。

舞台は小樽。兵頭が初恋の相手に一目会いたいという事で三人でこの街にやったきた。 30年間思い続けた相手との事である。やっと家を探し出したところ、少し前に主人が亡くなり、 今は女手一つで喫茶店を経営しているという事が分かった。早速会いに行く兵頭。喫茶店に入ると 初恋の相手がカウンターで仕事をしているのが見えた。コーヒーを注文し、1口2口飲んだ ところで慌てて店を出る兵頭。カバンを忘れた事に気がつき、戻ろうとしたところに店から 初恋の相手がカバンを持って出てきた。一目で自分だという事に気がついたと言われ、 慌てふためく兵頭。喫茶店にもう一度入ってと言う相手の言葉を遮り、初恋の相手に 背を向ける兵頭であった。

漁港で兵頭の一件について話しをする3人。ちょっとした切っ掛けで寅次郎とリリーが喧嘩 し、怒ったリリーはそのままプイッとどこかに消えてしまった。

しばらくして柴又に戻ってきた寅次郎。リリーとの喧嘩別れが気になって仕方がない 様子である。櫻にリリーとの事を話している最中に、リリーがとらやにやってきた。 喧嘩の事をお互い謝り合い、仲直りする2人。その晩リリーはとらやに泊まる事になり、 寅次郎はすっかり上機嫌になった。

東京の自宅に戻った兵頭がお礼のメロンを持ってとらやを訪ねてきた。休んだお蔭で役職も 無くなり、会社では暇な時間を過ごしているとの事だった。その後兵頭からもらったメロン が元で寅次郎ととらや一家は大喧嘩をし、リリーとも喧嘩してしまった寅次郎は怒って家を出た。 夜、帝釈天の物陰で源公に買ってこさせたラーメンをすする寅次郎。そこへ降ってきた雨・・・。

(以降作成途中)

◇ ◇ ◇

見所と独尊的論評

(作成中)



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