2003/10/5

柳沢川右俣遡行・左俣下降

赤沼茶屋(6時ころ)赤岩滝(6:55)二股(7:30)黒滝(7:57)錫ヶ岳(9:35〜10:00)鞍部下降点(10:30ころ)二股(11:17)自転車デポ地点(12時ころ)赤沼茶屋(14時)

早朝、自転車で小田代ヶ原を通過すると、三脚を構えた人の群れ。ざっと50人はいるか。柳沢林道に入り、走っていると、二人のメットかぶった登山者を追い抜く。自転車をデポして歩き出すと、彼らが追いつき、話しながら歩く。
彼らは、赤沼茶屋5:30の始発バスで来た。帰りの終バスは16時だ。柳沢の綺麗な滝は、羽衣の滝というらしい。数年前、俺らも柳沢つめて錫いったけど、そん時は時間食うから自転車で来た。(終バスに間に合わんと言うこと)
今日は、沢つめて宿堂坊山に登るとのこと。
一人は、赤い服来た60ぐらいの元気いいじじい、もう一人は顔がパンパンに太った(白旗史朗の若い頃のような)30代という感じ。
一人で、心配そうなので私はこれで3回目だと言う。

赤岩滝を過ぎて、火山風のガレを過ぎると、一ヶ所右から巻く。(倒木あり)降りて、ナメが続くと二股。右に入る、綺麗なナメ滝を2つ超え、右から水量の多い枝沢を入れると、前方に高い滝が見える。行って見ると特徴的な黒滝30mだった。左から巻く。ちょうど落ち口のすぐ上に着く。
(高桑氏が、大滝の巻きは以外と降りなくていいので楽なことが多い。落差のある滝のないゴルジュで巻くと、巻き上がった分、後で降りなくてはいけないので大変だ)と書いてあった。

その上で小滝を越えると、出ました「羽衣の滝」ちょうど紅葉も良く、絵になる。

右から木を掴みながら越えると急に平凡な沢になる。急なところを越え、台地に登ると伏流。まっすぐ進むと、沢型復活。しばしで、少し水流復活。最後のはっきりしない三叉で左に入ると、笹の上に昨日の雪が残る中登り、鞍部に出る。
踏み跡程度の登山道(赤マークはたくさんある)にでて右に行き錫ヶ岳に登る。頂上は樹林の中だった。その手前が笹で見晴らしがよい。やはり、まともな道のない山頂は、人がいなくて良い。


山頂直下の笹斜面に出ると初雪の白根山が見えた。急に催し、大をする。この別天地で大をする贅沢。
ところが、紙がない。(いつものことだが)あわてず、手ぬぐいか、軍手を探す(地図のへりを破いたり、笹も使える)メットの中に前回のヒツゴウ沢の遡行図が入ってるのに気がつきおもむろに紙を揉む。これで、ことたり、今回軍手は犠牲にならずにすんだ。
この手の、話題は一般ピープルにはご法度らしいが、山の中では、見も知らずの、うら若い?女性とも酒の席盛り上がる話題なのである。

脱線しました。
山頂から来たところを戻り(山頂直下に池があった)、二つ目の鞍部から下降する。ガレを越えると水流出る。滝が出るがほとんどはクライムダウンできる。一箇所、小滝の3連瀑は右から巻き降りる。最後は枝にぶら下がるような感じで降りた。
パーティによっては懸垂か?

ナメが増え、右からナメの沢を入れしばらく降りていくと、見覚えのある二股だった。
赤岩滝の下でカメラを持った人とすれ違う。予定よりかなり早く自転車に戻ると後輪パンクだった。
舗装道路まで押して行くと、バスの停留所には20人の行列が出来ていた。

舗装は、急坂以外はガラガラしながらも何とか乗る。重い。途中、軽快にサイクリングする人とすれ違う。一般車進入禁止になって、サイクリング道路になったようだ。

朝のカメラマンと車の喧騒のない小田代ヶ原は静かだった。一般車通行止めは、山にとって好ましいことだ。ここ10年避けていたが、杞憂だった。(バスも300円だし)重い自転車に疲れたのでしばし鑑賞し、写真を撮る。山の冷気で、すがすがしいと思いきや喘息だ。気管支拡張剤を二三度吸引。秋の季節の変わり目はいつもなんです。
秋には、気管支拡張剤は欠かせません。


  



















水量の多い支流


正面から見ると



黒滝〔紅葉に早し)



羽衣の滝?












スカイ山方面



錫ヶ岳山頂



左ハ日光白根山



男体山と中禅寺湖



錫ケ岳を振り返る



下降地点


右岸から巻いた連瀑


小田代ケ原〈上が紅葉してないのは、 快晴の朝、放射冷却で朝霧かかり、湿原付近のほうが冷え込む為ではないか?)