2001/07/2628

皆瀬川支流虎毛沢

     

前夜、浜松町から夜行バスに乗る、バスターミナルに着いたのが10分前だった。横手に6時頃着く涼しい。7時20分の小安温泉行きバスに乗る。途中、稲庭を通過し、うどん工場があった。稲庭うどんって、秋田だったのか。

8時45分終点に着く。大湯まで歩き9時20分。皆瀬川沿いの林道を歩き40分。林道は壊れた橋で終わり、山道を40分。

途中、きれいな所で本流に出てしばらく遡行する。春川分岐に出ると釣り師のビニールシートがある。道が虎毛沢を横切る所にトラロープが張ってあり、滝ノ沢山の作業中の為、取らないようにと置き手紙。

虎毛沢に入ると、直ぐ右に小滝沢が別れ、アブがチラホラくる。河原とナメでどんどん進み、赤湯又沢出会いまで行く。14時。少し戻り、猿小倉沢との間に泊まる。14時半。

焚き火はよく燃えた。



27日

夜、霧雨降る。曇りの中、7時出発。1時間ぐらいで、また青いビニールシートが木に巻いてある。崖くずれと、倒木帯を過ぎる。600mでアブが消える。ヤレヤレ。あとは平ナメがつずく様になり,キンコウカも咲きいい所だ。虎毛の良さはここかと思った。

  



岩魚は時々、逃げるのが見える。岸辺にいたカルガモの親子を驚かしてしまった。沢の中を上流に逃げる。ちょっとしたゴルジュだったが、水の上は浮かび、滝は飛び上がるので私より早い。しばし楽しい追いかっけっこができた。

11時二俣に着く。霧雨で寒く、暖かいソウメンを釜揚げで食う。磁石をふり右に入る。

堰堤上12M滝が立ちはだかる、巻道見当たらず,直登しだすが5m登りいきずまる。草しかなく懸垂も不可。バイルなし。右に何とかトラバレそうな泥と草、そこをトラバリ、ブッシュに出て下る。少し戻り右からの枝沢を登り巻く。その後は水流を辿り、最後の二俣で右に入る。

水が消え、踏み跡あるが急になる。最後、藪の急斜面を這い上がると登山道でした。1時40分。登山道を歩き、2時10分、虎毛山頂小屋に着く。霧雨と風。小屋で11度。ヤマセか?

小屋は薪があり焚き火ができ、沢や天国。でも、煙かった。

28日

      

            朝の虎毛湿原

明け方、霧雨。急速に回復して、時々晴れ間ものぞく。7時半、小屋を出るころには雲上に栗駒も確
認。虎毛の下りでは前方に意外な近さで鳥海山。 とちゅうで、登る登山者とすれ違う、秋ノ宮温泉まで歩く予定に驚いてる。

   
        鳥海山                   虎毛山頂

今日は土曜か。登山口に着くと、秋田、岩手ナンバー。林道、国道を歩きやっと秋ノ宮温泉に着く。それでも11時前だった。涼しい日で良かった。

路線バスが停まっていて、運ちゃんにどこか温泉に入りたいというと、秋ノ宮山荘はその格好ではと言いたげ、そこのドライブインでも入れるよ。予定が違うが、そこに入る、奥が旅館になっていて、まずまず。ついでに、ビールと稲庭うどんを食う。

秋ノ宮山荘に入り、土産を買う。日帰り入浴用休憩室があった。

秋の宮山荘の前から虎毛頂上が見えた。快晴のなか12時半のバスに乗る。途中、左手に神室岳が立派だった。

             虎毛沢を望む