チチブイワザクラ
1986.4.26 武甲山
秩父を訪ねるたびに、山肌が削りとられて変わっていく武甲山の姿に心が大変傷ついた。
石灰岩の岩壁を彩っていたこの花を、今はもう見ることはできない。世界のただ一箇所、武甲山だけに自生した貴重な多年草。高さが10cmほどになり葉脈はへこむ。コイワザクラに似るが大形で、花の直径は2cm以上になる。
石灰岩地は養分が豊富で、特殊な植物が多い。(抜粋)
沼の駄文とは違う、しかし86年まで、この著者は咲く場所をひそかに知ってたのに驚く。山頂の神社が50m下に移築されたのが、昭和50年(1975)ですから。