2003/5/22

会津・七ヶ岳

登山口(6時半)七ヶ岳山頂(9時半頃)下岳(11時半頃)林道(12時半)登山口(13時)

ここは、一等三角点の山です。前夜、会津高原駅で寝る。駅前の街灯は23時半ころ消えるらしい。外はかえるの声がにぎやかだ。実家にいた頃は、聞きなれていたが、4階に住むようになり、この手の音と,虫には弱くなった。

朝、旧中山峠の道を車で登り、峠の手前で右折し(看板あり)、橋渡り清四郎小屋で左折して(ここから砂利道)七ヶ岳林道の峠に自転車をデポする。急にもよおし、道路に大をする。

清四郎小屋に戻り、右折し距離500m上の橋のところの七ヶ岳登山口に駐車する。山の仕度してると、そこに車止めて寝てた(習志野ナンバー、ワゴン車)の二人組みが出てきて「山菜取り?」と訊く『山登り」と答える。一緒にしないで。

白樺林(10m左からは伐採で丸坊主)の道路のように広い道を登り出すと、そのうち、右に道標があり広い道から別れ、沢沿いの登山道になる。本流と支流(こちらが登山道)の分岐で、本流に踏み跡があったのでそちらに行くと奥に朝日を浴びたきれいな滝が見えた。近くまで行って(道はない)写真を撮ってくる。

戻って、ナメ状の支流を登る。道もあるが、沢の中も滑らず登山靴が濡れない程度なので快適に登れる。山菜採りしながら登るが、そのうち羽虫がうるさくなる。先日の浅草岳もそうだが、羽虫がいるのに皆(とくに新潟人)はよく半袖で登れるものだ。虫が無視できるのか?なんちゃって。

沢が狭くなり両岸が降りてくると、登山道から脇にそれて山菜取り。登山道に戻ると、山頂まで50分と道標あり。すこし、まともに歩くか。

急斜面になり石楠花もさいて大岩ゴロゴロ地帯通過。右はるか下に沼の平らの湿原が見えた。
そいいえば学生時代、中村君と旧中山峠から七ヶ岳を目指したが、途中で登山道無くなり敗退した。あのときは、沼の平の紅葉を見て帰った。今回、こじつければ、そのリベンジである。他の山に浮気していたこともあり、あれから既に20年以上になってしまった。

山頂に立つと、高杖スキー場の最終リフトがすぐそこ(500m)まで来ていて、やや目障りだった。冬に登れば楽な山頂になってしまったんだ。おまけに、五月晴れなのに何故か遠方が霞み、先日の大嵐山、荒海山はすぐ解るが、枯木山がやっとで、日光,会津駒はまったく見えなかった。(家に帰って「4月のシベリアの大山火事のチリが今頃、北日本上空に来て空が霞んでいる」とNHKのニュースで言っていた)納得

山頂から少し下りサングラスを忘れたことに気が付き戻る。
七ヶ岳の縦走は前半は快適。そのうち、笹薮っぽくなった。しかい、北側からの涼しい風に助けられマズマズ。下岳手前で食ったグレープフルーツは旨かった。(4月からバナナとコレは山に欠かせません)

やっと、下岳に到着。その先の、針生との分岐で右に別れ(左の針生の道の方が踏まれてた)七ヶ岳林道の峠に急斜面を下った。

愛車(24インチマウンテンバイク)にまたがり清四郎小屋めざし下る。道路整備中で時に砂利が厚く、ハンドル取られ危険だった。泥の轍でぬかるみに嵌り転倒。七ヶ岳の尾根をいくつも巻いており、そのたびに下りと登りを繰り返す。でも、全体的に下り基調なので楽だ。

地元山菜取りの、おじさん(バイク)がめずらしそうに、こちらを見ていた。栃木ナンバー(ワゴン車)の山菜取り数人は、収穫を一同に集め整理の途中だった。不特定多数のこういった輩が来るんだから、地元民が怒るのももっともだ。
わたしもだっって?いやいや、採る規模が違います。

そのうち、何やら工事の音がする?道がガタガタだ。その先でブルが砂利を均し、冬の間痛んだ道路整備をしていた。車に戻り、清四郎小屋の前を通りまっすぐ大塩に下った。HPの過去の記録とまったく違い全舗装の良い道だった。

七ヶ岳縦走中は虫が居ず良かった。


                 
                 本流の滝(もう沢の季節ですね。若いときは3月からやってたが)




                 
                 ここが登山道。というか、登り易いので沢を登路にしてしまった感じ




                  
                               コシアブラ収穫




            
                             山頂直下の石楠花




            
               会津百名山の本を買わねばなるまい(福島100山は買ったけど・・・)




                 
                                七ヶ岳山頂




            
                                山頂から下岳方面
                              



            
                                下岳、近づく




               
                           アズマシャクナゲ満開




            
                          七ヶ岳山頂を振り返る(下岳中腹より)




            
                               香るタムシバ




             
                                 愛機と七ヶ岳