2001/11/2324

越後三山、中ノ岳

23日 十字峡〈7:30〉中ノ岳〈14:20〉

24日 中ノ岳避難小屋〈7時半〉大水上山(11:50)十字峡(15:20)

                

             中の岳直下より兎岳、大水上山方面を望む  (遠方に平が岳、白根山、至仏山、笠が岳も見える)

23日 

前日、腰痛になり、朝、登山靴を履くのがツラい。十字峡に着くと、前日から来てテンぱってた4人がいた。雪の無い日向尾根を登りだす、晴れて暑い。途中水場でゴクゴク。日向山の手前から雪が出だす。二つある池は厚く凍っている。ときどき雪吹き溜まり。でも、7合目まで踏み跡あり助かる。これから急になるとこで、踏み跡消え、潜り苦労する。

疲れないようマイペース。いつの間にか、午後の日差しだ。やっと、稜線に出て、左に中ノ岳に向かう。トレースが無く、右側がルンゼでその上をトラバース、ズボズボなので恐くないが。小屋に着いたのは2時半頃か?一階のドアは雪囲いで閉鎖、二階窓から入る。

落日後、茜色のシルエットの中、槍を発見。

       

          残照の八海山                               暮れる駒ケ岳

24日

                   

                                      中の岳

結局、昨日は一人だった、下足場で料理をし、窓〈入り口〉に腰掛、ワインを飲みながら景色を見る毛布有。窓から、会津駒方面からの御来光を撮り、小屋周辺をカメラを持ってウロウロ。昨日の夕陽時もやってた。餅を四ケ食って、中ノ岳頂上に行くと、男女二人パーチイがいた。昨日は膝の故障が出て、日向尾根の7合目でテンパッタとのこと。

アイゼン着用してた。私、なし。雪面が硬くトラバースが恐いが、きのう潜った跡に入れてけば何のことは無い。日向尾根の分岐で休んでる彼らを追い越し、兎岳に向かう。

潜る笹で苦労し、気がつくとスパッツのゴムが切れていた。ザックのピッケルバンドを外し装着。その間彼らに抜かれたが、じきにケツにつき、休んだ時追い越すと膝までのラッセルだった。いやになる頃、丹後山の方から来た二人パーチイとすれ違う。やった。皆,ワカンなし。北面に雪が残り、潜るので辟易してる様だった。トレールが時々登山道からはずれ、底なし笹のラッセルしていた。どうりで。兎岳に来ると、360度の眺望だが、フィルムなし、トホホ。中ノ岳より、ココの方がパノラマ写真向きだ。巻機から国境稜線の迫力が違う。特に下津川岳が立派だ。やはり、雪化粧が似合う山があるな。ここで雪が急に減った。大水上山に来ると3人の下越から来た家族〈子は大学生ぐらい〉がいた。無風快晴、暖かく昼寝がしたいくらいだ。丹後山でラーメンを食う。丹後の避難小屋は入り口に板が打ち付けてあり、おまけに二階の出入り口無し。冬は入れない。丹後山西尾根下山途中、対岸の銅倉尾根が山スキー向きに感じた。