2003/4/3
苗場山
小赤沢〔6時半)苗場山頂〔10時半〜12時)小赤沢〔2時頃)

前夜、秋山郷に向かう道、デブリが道路に押し出ていた。かろうじて通過。
朝、林道をのぼると、ツルツルのペルグラだ。やっと登り、終点は伐採作業中の様子、Uターンしてカーブにシュプール残るのを発見。例のペルグラカーブではハンドル効かずカーリング状態。
最終人家の脇に除雪が広くなってる所があり駐車した。車から出るとツル。ここも氷。

板をかついでさっきのカーブまで歩く。固い雪の上シールで登る。一人ワカンのトレースがあった。沢状を300m登りきり、平坦地を越えると、大きな沢〔小赤沢?)。沢沿いに登るが、200mでゴルジュ。行き詰まる前に左に急斜面を登り、ブナの尾根を登る。斜面を登りきると平坦な地形に出た。

ドンドン行くと左から大赤沢、右が登山道のあるヤセ尾根。トラバース気味に尾根に乗る。カリカリで恐かった。ヤセ尾根をシールで登る。そのうち、針葉樹林になり、広い地形になる.そこを抜けると、頂上の急斜面直下のまばらな岳樺帯になる。

登山道のように、左手から回りこみながら急斜面の中段にいく。ここで、真っ直ぐ上に登る。そのうち、カリカリで急斜面で登りずらい。アイゼンに変え、板を背負って直上する。時に脛まで潜るが、ほとんどは潜っても踝。硬くアイゼンがよく効く。時に,蹴り込んでも這入りずらい。〔バックル外してるから?)

樹氷帯に這入ると斜度が緩くなり、頂上台地に登りきる。固く、アイゼンで歩き回れる。頂上に行くと、自衛隊の戦闘機が二機低空飛行で辺りを旋回しうるさい。小屋の前で12時近くまで休み、雪が緩むのを待つ。

頂上から急斜面に入ると、やはりカリカリだった。板で階段で降りる。旋回するのが恐い。沢状を降りたが、途中で急で先が見えず、はるか下にデブリが見える。左に逃げたが、これが間違い、もっと急斜面に入ってしまった。そのさらに左は、自分が登った所だが、70度以上だ。階段で降りる。大きな岳樺の木に着いたときは、思わず抱きしめた。動き出そうとした瞬間,こけたと思ったら、片足板の踵から刺さった。内は軟らかいんだ。板を脱いで、ツボ足で下る。

100mで傾斜が緩くなったので、板を履く。少しカリったが、そのうち薄いシャーベット状、快適斜面になる。岳樺の樹幹をぬって滑る。下りはシュプールのある,小赤沢沿いに滑る。すぐ、グソ雪だ。ここは、待ちすぎだ。
林道の橋らしき地形で、右に渡り、沢の右岸尾根を滑る。左に沢方面に降りすぎ、下はこの先ゴルジュなので、右手の尾根に20m登りなおす。平坦地を越えると、登りに通ったのブナの斜面だった。

帰りに、小赤沢の赤い湯に入る。500円。赤みその様な湯で、湯に太いホースが突き刺してあって、周期的にボコボコ湯が膨らむ。レジオネラとは、縁がないでしょう。
帰りは、湯沢のコメリでオムスビを三つ買う。コレが、魚沼産コシヒカリで、ムスビってこんなに旨かったんだと、毎回、感動している。

                
                           朝の、鳥甲山と田んぼ



           
                                登りの斜面



           
                            ブナの台地入り始め



            
                                 岳樺帯



            
                                鳥甲山方面



            
                                 岩菅山方面



            
                              頂上北側急斜面



            




           
                             上越国境稜線


             
                        苗場らしい景色〔佐武流、白砂方面)