1993・3/6〜7

妙高・三田原山〜高谷池〜笹ヶ峰

 23時55分の長野行き妙高に乗る。この電車は学生スキーヤーが多く、深夜まで騒ぐため、いつも眠れない。今回も、3時ころまで、うるさかった。4時半ころ長野に着くも、妙高行きの電車は6時半までない。妙高行き臨時シュプールがバンバン来るので、ちゃっかりそれに乗る。妙高高原駅で清算し、改札に行くと、何と箱が置いてあるだけだった。損した。
 
 シュプール連絡バスがどんどん来る。当然のる。降りるとき、金を払ったのは私だけだった。天気は帯状高気圧の最後の縁で、西から低気圧接近のため、明日は雨の予報であった。しかし、私は帯状高気圧になると以外と天気の流れが遅くなるため、なんとか明日の前半までもつのではないかと思った。
 
 妙高国際リフト下8時で、三田原山に向けシールで登りだす。私しかいないが、ここのところ雪が降っておらず、シール跡が残っている。
 三田原山着。晴れているが、なにかどんよりして、低気圧接近の兆しを感じる。
暖かく、雪が腐りだし、黒沢池からの登りがしんどい。

 高谷池ヒュッテ13時着。火打に登りだすも、シュカブラ地獄と靴擦れにより雷鳥平の手前で断念。火打は、ヒュッテから見るより神の田代まで行ってからの方が美しい<ヒュッテからだと手前の丘により下部が見えないのである)
戻り際、パッと陽が差し火打が微笑んでくれた。すでに陽も傾き、斜面に陰影がつき美しい。

 一人ぼっちであるが、火打をひとりじめした感があり、嬉しい。

 夜、小屋の窓からひさびさにUFOを見た。用足しに外に出ると、明かりが一直線に連なっている。UFOの基地?なんだ、栂池のナイターじゃないか。あんな近くに見えるんだと関心。なにか人工物が見えホッとする。
 
 4時起きて、力うどんを食べ、また寝てしまった。6時目覚め下る。

 火打は、頂上からガスりはじめた。今日は悪天らしいので笹ヶ峰へ下る。夜間の強風のためか、カリカリのアイスバーン。笹ヶ峰では、なんと陽も差し乙妻山が綺麗だ。ここよりモービルの跡をクロカン走法でいくもタルイ。途中よりやっと滑り出す。そのままスキー場に出て、10時バス停。店で早々にビールを飲む。旨い。10時半頃より曇る。