2003/8/10
奥多摩・水根沢
台風10号の翌日、快晴で暑くなりそうだ。プールに行かないというので、9時半ごろ家を出る。小河内ダム下に11時20分ごろつく。歩き出して沢を見ると増水して濁っている。キャンプ場から沢に入る。
少し行き、めげて右斜面を登り山道に出る。左に進むと朽ちかけた橋。こわごわ渡る。上から見ても沢登りは無理そうだ。
橋を渡りしばらく歩くと眼下に10人ばかり遡行者が見える。半信半疑で降りてみる。訊くと下から来たらしい。彼らを追い越し、行ける所まで行ってみる。そのうち増水したゴルジュに行く手を阻まれる。泳ぎか、やばいな。左をヘツル。以外と深くなく歩いて滝の左に取り付けた?
その先で、いつもの左を登り懸垂だ。そこに。3人パーティが懸垂セットしていた。写真を撮ったり、むすび食いながら待つ。彼らが降りると、1つザックを置いてったと、下で騒いでいる。置き忘れたザックを、私のザックに入れようとするが、入らず困った。懸垂ザイルがまだ回収しておらず、それを外してザックの肩ひもに通し、ザイルを懸垂支点にまた通し、空中ケーブルのようにザックを斜め下に流した。うまくいった。
自分も懸垂し、彼らを追い越す。
その上の、普段はなんでもない滝の落ち口が、増水のため水が勢いよく流れ、右の岩を掴みながら登ったが、足をすくわれそうで核心だった。
少し開け、ワサビ田を過ぎると左から土砂の流れ込みがあり、その上は水が澄んだ。釜が浅くなり泳ぐところがなくなってしまったのはこのせいか。半円の滝は、いつもは河原の釜が水満々の大釜となり、左をヘツって左の壁に取り付くまでが緊張した。
帰りの山道から、沢の上部で大規模伐採現場が見えた。あそこから、土砂が流入したんか。去年までは無かったのに。夏の遊び場を破壊しないでくれ。
橋の上からの眺め 平水でも、いつもは泳ぐ釜(左から腰まで)
いつも泳ぐ釜(真中、歩いていけた)
懸垂支点からの二段15m イワタバコ
若い女の子の居る、ザック置忘れパーティ
手前の人のメットはバイク用では?
いつもは、釜が河原の半円の滝(釜の左をヘツり滝の左を登る)
半円の滝落ち口から下部を見る
おまけ(前日、台風の去った後、夕方、埼玉で見えた二重虹)