2003/8/31
金山沢右俣左沢・両神山
樺沢・沼の
7時半
上落合橋に車を止めて出発。志賀坂峠の秩父側が通行止めの為、大滝村〜中津川回りで来た。
橋のところから伏流してる八丁沢を下降し、金山沢右股に入る。今日は7月と違い水量少ない。右からの枝沢を過ぎ左沢の出合いに着く。右沢の出合いの滝は、先月と見間違うほどの水量少ない貧相な滝に変わっていた。
左沢に入るとナメと滑小滝連続。右に曲がるとハングした15M滝。右巻き。私は少し大巻きし降りる。
その上は、また滑小滝。突然、スラブに囲まれた15Mくの字滝。水洗沿いに落ち口の左に上がる。
左に滑連瀑の枝沢を見て、崩落した岩石地帯を通過する。
右に、涸れスラブを分け左折すると、ゴルジュに突入。
まず、10M滝の左壁を登り、そのまま水線左のノッペリした岩をフリクションで登る。お助け紐をカバサンに投げる。
(注:カバサンは、この滑りやすい沢を、新調したスパイク地下足袋のテストだと称して、ジャリジャリ音をたてながら登ってきて、いっこうに渓流タビを履こうとしないのである。)
次に二段15M滝が現る。(10:18)巻けそうに無いので、下段を登り、傾斜の急な上段は、右から回り込めば登れると簡単に樺さんが言うが、高度感があり落ちると下まで飛ばされそうだ。
下にハーケンもあったので、すこし戻りザイルを付けて、私が、右壁際を目指し直登。急になる前で、ハーケンを1ケ打つ。片足に重心が主にかかったので、同じ体制で足がつりそうになる。1M上まで登り、左に落ち口にトラバースするか、上に登るか、迷い躊躇する。トラバース後、手の届きそうな木が枯木なので「ポキ」も予想されたので、少しヌメルが、意を決し上に1M登ると木の根に手が届いた。その後は、木の根でランニングを1ケ取り、岩の下沿いに30Mザイルいっぱいで太い立ち木にビレーを取り終了。後続のカバサンはハンマーがなく、岩でハーケンを外してた。
以外と簡単に外れたようだ。上から見下ろすと、奈落の底に落ちるような地形だ。
その後は、すこし地形も開け楽になった。
さいご、岩のガリーのハングにぶつかる手前で左に逃げるとすぐ登山道だった。山頂へ行き(11時50)、カバサンが両神初めてだというので、東岳、西岳、八丁峠と縦走して上落合橋に下山した。(2時ころ)
久々に、登攀的緊張感を味わう。
右から巻いた15M
正面がザイルを使った二段15M滝。
上段の傾斜の急な滝は、右の崖のキワ、黒っぽい所を登った