12/29.30.31

上河内岳・茶臼岳

29日 西沢渡(6:30)聖平小屋〈13時)
30日 小屋(6:30)上河内岳(10:30)茶臼岳〈13時)希望峰(13:50)
31日 希望峰(6:30)易老岳〈8時)西沢渡〈10時50)

29日  前夜発、東松山から関越のり佐久に出て中仙道和田峠越え岡谷から中央道乗り松川で下りた。
ところが、東京から松川までが4800円なのに、佐久までが2950円、和田峠600円、松川まで1650円と完全に赤字だ。
川越から駒ヶ根に行く日帰り観光バスがこのルートをとるので真似したが、平日でも渋滞が無いだけで、向こうはお客から高速代もらえんだもね。  西沢渡で6時頃から雪が降り出す。

10時頃から本降り。途中下山してくる二人とすれ違う。聖平小屋に着くと、冬季小屋が開放になっていた。誰もいず、−5℃。
床にはゴザガ敷いてあり、その下には銀マットが敷いてあった。混雑時は宿泊させてるんだろう。

午後3時に単独の若者が到着。茶臼から来たといっていた。茶臼小屋は昨日までは水場で水が取れたといっていた。ここは蛇口が凍結し水はなし。今日降ったきれいな雪があるので困らんが。

30日 今日は冬型で晴れ。若者より先に出る。朝日に輝く聖を狙っていたが、山頂に雲がへばりつき、シャッターチャンスは1〜2回だった。その後は、風は強いものの快晴。雪の斜面をトラバースするルートがあったが、ラッセルなのでそれを避け、稜線どおしに行く。こちらは風は強いが、雪が吹き飛び岩稜だ。目出帽とヤッケのフードをしゴーグルをしてたが帰ってきたら顔が少し黒くなっていた。
それは、ゴーグルと目出帽との隙間の形だった。

手の感覚も無くなるので、交互にヤッケの懐に手を入れながら歩いた。ところが素手でシャッターを押すときしばれるので、その際薄い手袋に付け替えた。
それでも9時を過ぎると日差しから暖かさが感じられ、手の痺れも減った。

分岐で荷物を置いて上河内岳をピストン。聖、赤石、荒川が見え、南はオレンジ色に光る駿河湾、伊豆半島、大島が見えた。
茶臼小屋分岐まで下る途中のお花畑手前は陽だまりでポッカリと暖かい異空間で、富士の展望もいい。しばし休憩。
トラバースしてると小屋の方から上河内岳に向かう空身の人、数人とすれ違う。12時頃。
ハハーン、昨日の降雪で茶臼小屋まで登れず、下の小屋から空身でピストンか。ココまでトレール無い楽しさを味わう。

茶臼岳に上ると、その先は再びトレール無かった。ウレシー。
昨日の降雪は15cmぐらいで、ちょうどほど良い。茶臼を下った仁多池付近も二重山稜で無風で暖かい別天地だ。
よほどテンパろうかと思ったが、まだ時間も早く、明日がまた天候悪化らしいので喜望峰まで登り、テン張る。

31日 4時ころ見ると、清水?の夜景が綺麗だった。5時前から起きて6時出発を目指したが、ヘッドランプで照らしてテントを畳んでいると、6時半出発になってしまった。出発時、降ってなければ〈雨、雪)幸せ。おまけに、小屋と違って大キジがどこでも出来るのでテントの方が快適だ。ガスはほとんど1ケで済んだ。燃料消費量の少ないヘッドだからか、鍋とホウトウをぶち込むので調理が簡単。あさは凍ったむすびで雑炊〈インスタント味噌汁入れる)と餅を焼いたり、鍋の残りで雑煮。
鍋には榛名産鳥団子と明太子、実家の小松菜、ホウレン草がなかなかいい。とくに明太子を入れた汁を飲むと、足の感覚が戻るため
冷え性の沼には必携。

最初は鞍部まで下り、その後だらだらで距離を稼ぎ、最後に登ると易老岳到着。ココまでもトレール無く幸せ。ここいらから雪が本降り。
最後、面平の上が倒木が多く、今年の台風のせいか。面平から林道が近づいたところで二人の登山者とすれ違う。
車に戻るとルームランプが着いてたが一発始動。初日の雪が積もってて、保温効果か。

その後は、本降りの雪の中やっと伊那谷にでて、松川から中央道に乗り、諏訪インターで温泉に入り、小淵沢から通行止め降りよと書いてあるが無視して突っ込み、長坂事故通行止めと書いてあったが、これまた無視して突っ込み。事故してる車が、四ヶ所ぐらいいたが避けながら通過し、甲府西〈降雪やんだ)を過ぎると渋滞。甲府南で降り、笛吹川の土手の上を走り、塩山から青梅街道、柳沢峠こえで帰る。峠は20cmの降雪で除雪してなく、カーブで失速しながら何とか登れた。八王子まで4時間と書いてあったが、普通の車ならそちらのほう無難です。
いつも関東に雪が降ると、柳沢峠まで走りにきて、登山して帰っていたころがあった。除雪されてると、つまんなかったという。沼なんです。でも、今回ギリギリでした。