2004/12/2

武尊山

牧場駐車場(8時半ころ)ゲレンデトップ(9時20)武尊山頂(12:30〜50)牧場駐車場(15:20)
 

谷川岳狙いだったが、夜に気圧の谷が通過し、月夜野で未明から小雨。あさ、水上方面見ると黒雲。今日、移動高が来るが、その前面では、雲のへばりつく、谷川の天気には、過去、何度も遭い学習してる沼であった。

武尊か日光白根に転進、交通情報で金精峠チェーン規制。ノーマルタイヤなので武尊にした。ところが、武尊牧場スキー場の分岐を過ぎ、北側に回りこむと路面に降雪があった。登れなくはないが危険なのでヤメ、スキー場下の駐車場に停める。

昨夜の雪の残るゲレンデを登ったが、45分かかり、しんどかった。ゲレンデトップ付近で上の作業現場に行くトラック(荷台に金網が張ってあり作業員二人が立っている)に追い越される。不快。ところが、最後の急斜面が登れずスリップ。ざまーみい。Uターンに平坦な所から勢いつけで再度アタックするも同じ地点でスリップ。それみたことか。横目でそれを見ながら、追い越す優越感の沼。そのせつな、荷台上の作業員が「四駆入ってないんじゃないの?」というのが聞こえた。むむ、まずい。そのご、車は何事も無かったのごとく、スーと登っていき、バカにした顔で荷台の上からズーとこちらを見る作業員。
朝から「ムカッ」 でも、四駆の威力を見た。

その後は昨夜の新雪をけちらし、一番トレースの筈だった。ところが、沼車が行けなかった登山口からのトレースが既にあった。
くそー、こいつを追い越さねば。。。。
しばしいくと、中高年の単独者が戻ってくるではないか。小屋まで行ったけど、ガスで視界がないし、雪も潜るし戻ってきた。とのこと。
ラッキー、こいつには天気のよくなるにおいがしないのかしら。これから頂上に行くのか私に聞く。私がそうだという。どうも、半信半疑のようだ。私を誰だと思ってる。ココにおわすは沼様ですぞ。(ヨン様と掛けた)


沼は今日は、天気に合わせ、わざと出を遅くする作戦だ。小屋に行ってみると10cmに毛が生えた程度の雪で、まったく問題なし。やはり、虫と同じように中高年ハイカーの出没する季節ではないのである。

その後、吹き溜まりでは20cmぐらい潜った。予測どおり、沼が登るのにあわせるかのごとくガスが取れていった〈沼は神か?)
ナイロンストッキング生地の手袋が濡れたので冬用手袋を探すが無い。車に置いてきてしまった。あとは、軍手だけだ。今度、これが濡れたら手袋敗退という、情けない事態になる。そこで、ひらめく。雪に手を突くから濡れるのだから、手を付かなければよい。そのために、右手にピッケル、左手にストックを持つ。

鎖場では、岩の上がアイスバーンになっていてヒエーもんだった。凍り付いて取れない鎖もあったが、そんなとこにはトラロープがあり、一番やばい所の鎖は、上に出てて掴めた。

ちょっと雪で滑ってお手つきをした、まずい。濡れて、指が痺れだした。そこで、またひらめく。ザックと背中の間に手を入れれば、、じきに暖まった。中の岳を過ぎると南斜面になり雪は10cm程度に減った。そして、今までガスっていた山頂が晴れた。

山頂は風が強く、谷川方面は今だ雲がへばりついていた。

沼のいた前後を挟み、1時間程度ガスが切れた山頂だった。下りの鎖場は恐いので、手前でアイゼンを付けた。アルミアイゼンだが、あると無いとでは天国と地獄だ。ペルグラの岩場で上り返し、少しトレーニングする余裕。

帰りのゲレンデは朝方の雪も消え、馬(牛)糞を避けながら下った。〈小学校時代を思い出した)

でも、軍手で済んだのは、今年が暖かいおかげですね。


行きに見上げると、山頂はガスの中



笠と至仏山



例の岳樺


前武尊


日光白根山(左下が丸沼スキー場)