2003/4/17

針の木雪渓〔スバリ岳南東斜面)

単独
扇沢〔5:45〕針の木岳(9:30頃)扇沢(11:30)

行きの夜道の運転で対向車のライトが眩しく、サングラスをしている。これは白内障のはしり?行きがけにヤオコーでバナナ一房99円を買う。今日の夕食も車内で食ってるバナナだ。
扇沢で寝て、朝,どんべえ食い出発。

針の木雪渓を登り、マヤクボ沢を登り、コルにスキーをデポし、ピッケル、アイゼンで、針の木岳を往復した。北面急斜面のトラバースがあり、トレールがあったが、硬雪があり軽量ピッケルが刺さらず恐かった。やはり、軽いトンカチの様な物で、自重で刺すことができないのでイマイチだ。無いより増し程度です。

頂上は狭くて細長く、写真を撮って早々に下山する。さっきの所を通過するのが恐いが、アイゼンを引っ掛けないよう気をつけ無事降りる。

そのまま、板を担ぎスバリ岳に登る。こちらはトレールが無く、稜線の右は雪だが、腐って滑り恐いので、黒部側の岩沿いを登る。夏道もコチラの様だ。一部3m岩登りをする。板を担ぎ、ピッケル、ストック〔余計だった)を持ち岩を登るのは、なかなかである。

岩を左から回り込むと頂上直下の雪のプラトーに出た。ここで、板を付け南東斜面を滑る。かなり急だが雪がザラメなので快適だ。舞い落ちる感覚を久々に味わう。

岩の下でルンゼ状になり急斜面が吸い込まれるが、少しうねっているだけで快適。そのうち、下のマヤクボ沢左岸台地まで繋がっているのが見えた。台地を滑り、マヤクボ沢を登っている人が見えるで右にトラバースして、その人まで滑るが、マヤクボカールは波打っていて不快適。あのままあの台地を滑ってればよかったと思い、その地点から左にトラバースし再び台地に乗る。

ザラメを滑り、その先は針の木雪渓に落ち込む急斜面、先は見えないが突っ込むと繋がっていて滑りこめた。雪渓を登ってる人が、こちらを見ていた。
この雪質では、岩場以外はどこでも恐くない。

雪渓はデブリとグそぐその雪でマズマズだったが、下の方は重い腐り雪になり、曲がれない。曲がろうとすると,グソっと雪が陥没し穴に嵌ってコケタ。二度コケル。帰りに大沢右俣を見ると、行きには無かったデブリの巣だった。行かなくて良かった。

帰りは、大町市民温泉〔300円)に入り、美麻で蕎麦を食った。道路から少し入った、民家風の建物、平日なのに車が6台ぐらい、もと庭らしき駐車場に停まっている。中に入ると、田の字型座敷で4つの部屋の障子を取っ払った感じ。もり蕎麦650円、ふつう2ヶ食べるらしい。大盛りはナシ。部屋の壁には芸能人の色紙だらけだった。大町の蕎麦と似て、田舎風ではなかった。まあ旨い。特にワサビが天然摺りおろしで旨かった。

長野で27度、軽井沢26度、碓氷峠を越えると涼しかった。
帰りに、妙義神社前の道の駅により、タラの芽と山ウドを買う。ここは、先週は人が居なかったが、今日は、桜が満開で観光バス、乗用車も来て賑わっていた。


            
        長岡ナンバーの単独行者、8時までに諏訪に行かねばならんそうで、途中で帰って行った。


            
                   雪渓より振り返る。  右が爺が岳〔正面は滑れるらしい)



            

                          蓮華岳〔右の鞍部が針の木峠)


           
                               スバリ岳


      
                      正面、立山と剣〔右縁)〔マヤクボのコルより)


      
                 マヤクボのコルより、針の木岳〔ここからピッケル、アイゼンで往復)


            
             手前ピーク〔スバリ岳)に登り返し、右の斜面を滑る〔針の木山頂より)

                    

       
                        正面奥に鎮座しますは、薬師岳


      
                     槍方面〔烏帽子岳、野口五郎岳はどれでしょう?)


            
          正面奥右が蓮華岳からの大沢右俣〔朝は無かったが、帰りはデブリの巣だった)


                     
                             帰りの妙義神社の桜