フェーンのメカニズム

乾燥断熱減率は1km上昇で気温10℃下がる。
湿潤断熱減率は、1km上がると4℃下がる。

湿った大気が山の斜面を上昇するとき、凝結点(大気が上昇すると気圧が低くなるため温度が下がる。すると、飽和水蒸気量が減少し、水滴が発生する)に達するまでは乾燥断熱減率で気温が下がり、それ以降は、湿潤断熱減率で気温が下がる。山頂から風下に下降する大気は乾燥断熱減率で気温が増加していく。

湿潤断熱減率では気温の下がり方が少ないのは?
大気中の水蒸気が凝結し水(雲)になるとき、凝結熱(潜熱)が放出され大気は加熱される。


水蒸気:やかんが沸騰したとき白く水蒸気が見えるじゃないか?と思っていたが、中学の教科書で、そのとき先端の1cmは透明で、あそこが水蒸気で、あとの白い煙は湯気だと。
水蒸気は目に見えないんですね。