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上州・有笠山

生田先生と沼

登山口(9時頃)山頂(10時半ころ)フリークライムを見学して、下山(12時)


「嗚呼、俺は何て学習効果の無い人間?男だ」、と、鎖を握りながら、頭上を先に行く沼野氏の背を見上げながら、自分の中心の心の中で愛成らぬ悲を叫んでみたが戻る訳に行かず唯這い蹲って着いて行くばかり、他人が見たら蝦蛙が鎖を握って岩に張り付いて居るとしか見えない光景だ。

 あれから約1年、喉元過ぎれば何とやらで懲りずに又上州の岩山に立っていたのは度重なる沼野氏の誘いと、他の用品を購買に行った序でに購入した登山靴の御蔭で、此れを試して見たい思いが学習効果を異次元に跳ばしてくれた様で、パソコンなら決して無い忘却の仕業に思われる。

 だが今回の有笠山は昨年の立岩、毛無岩と比べると這い蹲る難所は数が少なく、はたまた2回目の余裕?か頂上で食事を取れ(唯頂上が広いだけで)、膝が笑わずに下山する事ができ、又、此の山はフリークライミングが盛んらしく岩場でとても人間業と思えない、此れで着る物が違っていたら天狗が居たのかと思える事をしていた。此の様な光景まで見られたオマケまで付いてきた。

 帰りは沢渡の共同浴場(浴槽は2個あり1個は熱くて入るには宗教の修行を覚悟しなければとても入れない)で疲れを癒し、僅かでは在るが至福の時とは此んな感じかと思える程、心地よく、又至福の時を味わってみたい、更に靴を又履きたいと思わせるに十分であった。

                           (生田記)














小持山と赤城、左きわで切れてるのが、数日前行った嵩山












フリークライマー