2004/3/11

荒船山

沼と聡(息子)

内山峠(10時頃)荒船山頂(11時40ころ)内山峠(13時ころ)

行きの北斜面の登山道が一枚板の様に凍ってツルツル。ほんの10mぐらいだが、ストックだけでは怖い。
一箇所を何とか通過し、また次のツルツルのお出まし。

「怖いから帰ろう」という息子のまっとうな意見。いや、ココは滑って怖いが、さっきの所を下るのはもっと怖いので、帰りはココを通らず周回するから大丈夫と励ます。
そのうち、ツルツルが屈曲し上下20mにわたっている所に来た。なんとか氷のヘリの枯れ木の上に足を乗せ、ごまかし歩く。
一人でないのでヒヤヒヤもんである。
難所を越えると中高年夫婦が山頂から下山してくるのとすれ違う。彼らも、ストックのみ。

山頂直下の洞窟状の岩の窪みに氷柱があり写真とる。
山頂の小屋に行くと時計があり、8度だった。登山道は冬の凍結が解けてグチョグチョ。

分岐で、やっぱ星尾峠周りは遠いので同じところを戻る話に決まる。凍結したあそこが不安だ。なんか名案ないか?山頂付近に絶壁から堕ちないようにだろうか真新しいトラロープが張ってある。見ると末端は10mを繋いで延長してる。コレだ。
申し訳ないがコレを拝借した。荒船の神様にはちゃんと両手を合わせ拝む。

下りは、例のツルツルの上で、ブーリン結びで胴体に結び合い下った。聡を先に行かせ、ロープを繰り出し、「ちょっと滑ってみな」という余裕。滑ろうと思うと意外に滑りにくいもんだ、それともこの強風で舞い上がった埃で行きより滑りにくくなったか?
それにしても、ちょっとしたロープがあるだけで、登山の安全度が高まるのに感心した。

その準備がなかなか出来ないんですね、凡人には。息子は「もう二度と山登りには行かない」と強調していた。



今日は寒冷前線の通過、暖かい南風の強風だ




洞窟の下のの氷柱(暖かいのでツルツル)




帰りに、息子の趣味に付き合い、高崎線で撮った。
彼が言うには、日本に4台しかない新型電気機関車とか。
コレを撮れただけでも大収穫だと。よかった。