2004/1/25

阿野川岳(三岩山直下で敗退)

赤岩トンネル(7:30)赤岩峠〜三岩岳手前ヤセ尾根(11:20)赤岩トンネル(13時)

トンネルから峠までで,まず一苦労。稜線まで10mが急な岩場で、その弱点をついて急斜面を獣のトレールが這い上がっていた。
シールで登れず、板を外しツボで行くが、獣でない私はズボズボ潜る。膝けりこんで雪を固めても、足を乗せると崩れ、砂崩しをやってるようなもの。ようやく稜線に着くが、ヤセ尾根。もはやコレまでと思うが、そこまで行ってみる。その先、下りでやや尾根が広くなる。気をよくし、シールで登る。

高圧線の鉄塔を越え、ダラダラ登り、そのうちアップダウンもあり、いよいよヤセ尾根。ヤセ尾根にはきまってヒバの木がある。根を張った段々斜面。左から回り込むが、左斜面はクラストの上に昨夜の雪が5cmの嫌らしさ。
なんとか、斜め下に降りながらトラバースして、ヤセ尾根を回避。ここで、左の踝の下の骨隆起が靴に当たってかなり痛くなった。
その上も、ヤセ尾根雪のだんだん斜面。行こうと頑張るが、ココを無理して行っても、帰りに滑れるか?である。おまけに、先ほどから二度三度とシールが剥がれる。(やっぱシールは張り流しでなく、テールフィックスしかない)(注:接着力が落ちた場合。でも、先週、全面に接着剤を塗ったんだが。。。)
はっきりいって、ここはワカン向きの斜面だ。いい時間なので、やめて敗退。

下りにも登りがあるので、今度は予備のテールフィックスタイプのシールに付け替え、下る。片方、カービング用モヘアで片方幅狭いナイロンだが新雪なのでお構いなし快適に滑る。最後の、登りを終え、シールを外し、本日のフィナーレ伐採跡の急斜面に出た。東斜面で底にクラストがなく、いい雪だった。少し下まで滑りすぎ、このまま下に行くとヤバイ感じがしたので階段登高で登り返す。

その後、木を運び出した?切り開きの斜め急斜面を滑る。途中に巨岩地帯があり、ビビッタが通過。吾妻耶山はトロイデ型火山?雪崩れそうなエグイ沢を横切り、行きのトレールに出て一安心。沢をそのまま下に滑りたかったが、後で道路から見るとトンネルの上に出てしまうではないか。くわばら、くわばら。

あのまま行くとヤバイ感じの、その先は、雪がほとんどついてない崖(南斜面)だった。

以前行った、袈裟丸山の山スキー(ほとんど林道)より楽しめたと言っておこう。


吾妻耶山と赤城山



雪堤  





東面はブナのいい斜面






左、白いのが天神平の高倉山。中央奥、至仏山。  高倉山から尾根続き右、白いのがホワイトバレースキー場
守屋さんたちは、この尾根を高倉山から水上の町まで滑ったんだそうな。




水上の町越しの武尊山(左に指が写ってしまいゴメン)



小出俣山(17号猿ヶ京に向かうとその奥にハッと見え、かなり前から気になる山)


伐採地の急斜面を滑って、うっぷんを晴らす