日本株投資術
とりあえず、日本国債の破綻を内容として『日本国 デフォルト』の「プロローグ」から「第5章 デフォルトしない為に」までを書かせてもらいました。まとめて読んでもらえると分かりやすいのですが、そういう方には、次のリンクから電子書籍販売「パブー」のサイトへ行って読んでもらえるとありがたいです。半分くらいは無料で公開しています。
8月14日・15日に「私の日本株投資術」として、成功例(ニトリ、朝日ネット、アルデプロ)を書いたが、失敗例も書かないとフェアでないと思う。一番の失敗例は、「東理HD」である。東理HDは東証2部上場の持ち株会社で、ダイカスト、酒類製造や教育など多彩に展開している。いつものように12項目のチェック表で購入可となったが、常に株価が100円を切るような低位株なので、ちょっと購入をためらっていた。
購入の決め手になったのは、「クオンツリサーチ」の評価が、その当時、住友金属工業(5405)と、同じ「74」だったので、1万株購入した。信じられないが、ニトリ(9843)「68」より評価が高かった。ちなみに現在の東理HDのクオンツスコアは「48」である。ちょっとひどくないですか、クオンツリサーチ社。購入してしばらくは値上がりしたが、ライブドア問題が起こり、その後は二度と値を戻すことは無かった。
インターネットで調べたら、問題会社、特に経営者が問題で、いわゆる仕手株であることがすぐに判明した。しばらくして、社長が逮捕された。勘違いがあるといけないので書くが、ダイカストの会社などはちゃんとした会社だと思う(想像だが)。ただ、赤字の会社を安く買収した社長が悪人であった。素性の悪い会社の株価は、何かの理由で株価が下がると、元には戻らない。ちゃんとした会社の株価は、「恐怖」がなくなればすぐに値を戻すが。
いい勉強をしたと思って、忘れるようにしたが、クオンツの評価だけは信じないことにした。分かって売買している投資家には何も言うつもりは無いが、くれぐれも仕手株もどきには、注意してください。インターネットで調べればすぐに分かります。