ギリシャの破綻(デフォルト)、未明の踏ん張り
予定は遅れたが、現地5日未明に、ギリシャのパパンドレウ内閣は153票(定数300)、8票差という僅差で信任された。
どうも、自分が首相の座には未練が無いことを投票前に訴えたのが効いたようだ。これで、とりあえずEUの支援策を受け入れる下地はできた。順調に行けば、EUの支援策を受け入れ、国債のデフォルトを回避できるだろうが、まだまだヤマ場はあるような気がする。
第1に、次の内閣がどうなるかだ。首相を降りるといっても、野党と連立を組むのか。
第2に、連立がうまく機能したとしても、支援策受入れに国民はどう判断をくだすのか。
G20の首脳宣言に「IMFがイタリアを監視する」という文言が盛り込まれるし、まだまだ金融バブルの崩壊は尾を引きそうである。