ダウ式平均株価
ダウ(ダウ工業株30種平均)という株価の指標について書こうと思う。
日本では、日経225が有名だが、アメリカではNYダウとも略される、この指標が最も使われる。不思議なことに、たった30の企業の株価で一喜一憂するのだ。全銘柄の動きを示すTOPIX(日本)やS&P500(米、500種)よりも注目度が高い。
下に30種の銘柄を示すが、超有名企業ばかりである。ベライゾンやユナイテッド・テクノロジーズは知らないという人も多いかもしれないが、どこかでお世話になっている大企業である。これらの多くは多国籍企業で、アメリカの景気だけが業績に影響するわけでもないので、米の経済指標が少々変わろうが、株価に影響するのもおかしなことだが、最近のNYダウは、かなり激しく乱高下している。
経済ニュースを聞いていると、もっともらしい理由をつけて、指標の上げ下げを説明しているが、現実の景気は、1日や2日で変わるものでもない。どちらかというと、気持ちの問題であったり、株価の循環のせいだったりする。もともと上がったり下がったりするものである。要するに、評論家の言葉に逐一反応するより、本質(企業収益)に集中すればいいのである。
(ダウ工業株30種銘柄)
アルコア、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、バンク・オブ・アメリカ、キャタピラー、
シスコシステムズ、シェブロン、デュポン、ウォルト・ディズニー・カンパニー、
ゼネラル・エレクトリック(GE)、ホームデポ、ヒューレット・パッカード(HP)、
アイ・ビー・エム(IBM)、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、
クラフトフーヅ、ザ コカ・コーラ カンパニー、マクドナルド、スリーエム、メルク、
マイクロソフト、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)、
エーティーアンドティー(AT&T)、トラベラーズ、ユナイテッド・テクノロジーズ、
ベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマート・ストアーズ、エクソンモービル