日中韓米の思想差


   F/1999-7-26

  日本の精神の中心はアミニズムを基盤とした神道であるが、道徳の中心 は儒教思想であろう。これは、江戸時代に朱子学を入れ、かつ日本的改造を 施したためで、中国や韓国の儒教とは、まったく違うものになっている。 儒教の日本化で「忠」を重要としたのです。
  この日本に朱子学を教えたのが、朝鮮です。このため、明治政府が 朝鮮に開国を勧めたのですが、日本を軽く見て、その申し入れを拒否した のです。

  儒教を中国歴代王朝は国教として、孔子の礼を入れようとした。 しかし、民衆は道教に傾き、儒教の中心は「義」になった。この「義」に 結ばれた結社ができ、易姓革命が起きたのです。
白蓮教などの秘密結社が歴代王朝を倒してきたのです。 このため、現在、中国政府は法輪功を白蓮教として禁止したのです。 それは「義」で結ばれた集団の力が怖くかつ、この集団の力が発揮できる 基盤があること分かっているからです。

  朝鮮は、儒教の本来も礼と孝を中心とした社会です。祖先を同じにする 者同士の結婚ができないと徹底しています。
韓国近代化は日本統治により、朝鮮の伝統の儒教を崩壊させ、両班の 旧態依然とした政治を改革したためです。

  米国は理念先行型の国家です。その中心思想がフランス革命の思想である 「自由・平等・博愛」です。
個人の平等というのは、女性・子と男性の親・夫とも平等を意味する のです。このため、MEIZUMが蔓延し、銃の放置と合間って、学校での銃事件 やNY事情でのシェアの装置である郊外電車での大量殺人が起きるのです。
 また、白人の下層階層の犯罪率が非常に高いのです。米国でボロ服の白人 には要注意!!!
 このことで年間3万人以上が銃殺されているのです。過度な自由・個人主義 の行き着いた先です。
 5%の上流階級に50%の富が集中するように法制度を変え、これを デファクト・スタンダードと行っている社会です。
この矛盾はビル・トッテンのHPを参照してください。

  日本は戦後、GHQにより日本の伝統を崩され、自由・平等の思想を入れ た教育に移行し、現在はデファクト・スタンダードとしてこの思想を推し 進める動きがあるが、その行き着く先は今の米国と同様になってしまう 可能性が大です。
  日本の社会秩序はやはり江戸時代の日本的儒教文化に戻る必要があると 思うのであるがどうであろうか?

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