米国の債務と見通し


   H/1999-7-24

  表1.米国の対外累積債務の現状
  1989年 対外債務が赤字に 771億ドル
  1996年  6375億ドル
  1998年 15347億ドル

  米国の強国として、ムリしていることがわかる。 ドンドン債務が増加していることがわかる。
  このため、いつかこの債務を帳消しにする必要があるのです。
98年度の債務総額15千億ドルと日本円では150兆円と米国GNPの20% が借金である。
  しかし、日本も600兆円の国債等の借金がある。世界的に借金が大量 に放置されている現状です。
  NYのダウ平均も上限である。これは、ルービン前財務長官が家庭の事情 でやめたことで、わかる。株の専門家がもう株高で米国を支えることができなく なると見通したためである。
  今後、米国の企業の利益はあまり上昇しないはず。
  このため、米国の証券会社は日本やアジアのマーケットに期待している。 これが、日本の株式が高くなった原因で、これを見て個人投資家が参入したの です。
 しかし、日本の600兆円の借金はどうするのですか?
 これは、消費税を10%にするかインフレにするかの選択を国民に せまるはずです。景気回復後の話だとはおもいますが?  日本は、今苦しいのです。年金資金もない。老人介護資金もない。
 この状態で、米国の借金は棒引きされることになる。日本は米国国債を 大量に買わされているため。
 しかし、対外債権は、日本が一番多いのです。それもODAや米国国債 のように、今後返却されるかどうかわからないものが多いのです。
 日本と違和感のある中国へのODAは、止めるか中国の政策を変えてもらう 必要があるのではないでしょうか?
そう思います。


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