中国の兵器体系が、50周年記念式典の軍事パレードで明らかに なった。このパレードについての詳細は、漢和情報センタで見てほ しい。(リンク3の軍事サイト) この内、主要な武器の性能とこの影響を考察するのが、このコラム での目的である。海上兵器として、ソブレメンヌイ級駆逐艦を2隻 ロシアから買っているが、この搭載しているモスキット超音速対艦 ミサイルが問題である。 このミサイルは、捕捉が難しい。低空で高速走行するため、レーダ に映りにくく、かつ発見から迎撃の時間が30秒もない。 このため、迂闊に近づくと危ない。米国空母を相手は狙ってくるの で、この護衛は、早期警戒機を常時飛ばしている必要がある。 イージス艦でも、迎撃が難しい。 このミサイルは、今後中国に、タランチュル級ミサイル艇や デルガチ級エアクッション型ミサイル艇や、大型のウダロイ級多目的 駆逐艦などとともに、供与されるであろう。 中ロ同盟が結ばれるということは、日本や台湾の安全に大きな脅威 を引き起こすことになるのです。今まで、ロシアは中国を準敵国と扱 っていたため、遅れた兵器を売っていたか、大幅に兵器性能を落とし ていたのです。 また、米国の脅威になるような兵器を極力、提供しなかったので す。そして、台湾海峡が、益々きな臭くなってくると予想できます。 ロシアの実戦済みの最新鋭兵器が大量に中国へ、供与されるためで す。 またTMD対応の大陸弾道ミサイルを中国は開発したと、豪語し ている。 どちらにしても、中国単独では、それほどの脅威はなかったが、 中ロ同盟で、中国は欧米日西側諸国から見ると大きな脅威になって きたようです。