原発・別の視点


   F/1999-10-15

 田口ランディさんや週刊アカシックレコードの佐々木さんなど 多数の方の論評を面白く、読ませていただきました。1つ1つ もっともと思いますが、どうしても触れてくれない視点があるので このコラムで述べたいのです。

 原発の安全性やこの事故の裏にスパイがいるだのの観点は、その 通りかあるかもしれないと思うのですが、軍事的視点からの論評が ないのはどうしてなのでしょうか?

 北朝鮮のテボドン・ノドンのミサイルがある限り、そしてその国の 幹部が日本を目標にしていると発言しているのですから、この視点 には言及してほしいのです。米国軍関係者も原爆を北朝鮮は3発 程度は持っていると言及しているので信じるしかないのです。

また、元KGB職員からもソ連が北朝鮮に原爆の技術を供与したと 証言しているので、ほんとうでしょう。

このノドン・テボドンがある限り、日本はその危機管理をする必要 があるのです。中国にも東風31、41号のミサイルがあるから、 それにも対応するのかとの質問もいただくように思いますが、中国 のミサイルは日本のODAや企業の中国進出等で日本を直接狙う ほどの敵対関係ではないので、今の所必要がないでしょう。

 しかし、なぜ北朝鮮ミサイルの可能性を報道機関や政府は言及しな いのでしょうか。それに評論家も言及しません。ここにも井沢さん のいう「言霊」が存在するのでしょうか?言えばその通りになると いう気持ちが言わないようにしているのでしょうか?

しかし、それがもっとも危険です。
この観点からすれば、原発はなるべく早く廃止すべきなのです。
勿論、代替手段なしにはできません。欧州諸国の動向もだんだん 原発を廃止する方向になっているのです。

 その代替策として、注目されているのが風力発電なのです。この 風力発電が火力発電と同等か以上の採算性を確保できる見通しに なってきたのです。米国石油会社に対して強敵現るでしょうね。
それも京都環境会議の大きな味方・時流も背景にしているのででか いはずです。

 日本もこの風力発電、太陽発電に置き換えることが必要なはず。 直ぐに止めるのではなく、だんだんに置き換える方向がいいという ことです。過激は私の主義ではないので、間違わないでください。


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