チェチェン紛争の現実


   F/1999-10-06

 チェチェン紛争とキルギスの日本人鉱山技術者拉致の問題には、 イスラム原理主義の流れを知らないと理解できない。

 国際紛争には、武器提供やその武器を買う金の流れを追求しない と裏が読めないのです。この業界の常識ですが、一般の人に新聞は この裏を書きませんので表面的な部分しか見えたいのです。

 特に日本は国内紛争に諸外国が関与した経験がないため、理解で きないようです。
 本当は明治維新時、英仏の介入を受けそうになったが勝海舟と 西郷隆盛が合意して、諸外国の干渉を防いだのです。このため明治後 も、勝は功績者として重要視されたのです。

 ウサマ・ビン・ラディンが、タリバンのアフガニスタンから チェチェンに2月移動してから紛争が激しさを増しているのです。
 ラディンは皆様もご存じのケニアとタンザニアの米国大使館爆破 に関与したとされて、ラディンの基地があるスーダンとアフガニン タンが米国の爆撃を受けたのです。この時不思議だとは思いません でしたか? なぜスーダンなの?
 イスラム原理主義はスーダンのインビシ師が音頭を取っている ためです。このことを知っているとエジプトがスーダンの隣で危な いと知るのです。

 アフガニスタンのタリバンはパキスタンの援助を受けている。
このパキスタンを援助していたのが米国です。ソ連を打ち負かす ために援助した武器が米国の方を向いているのです。
 米国はコソボでもイスラム勢力を援助しましたし、イスラム教の 味方でもあるのです。

 しかし、原理主義者は米国の推進する近代化が神の方向と違うため、 悪魔と規定している。ラディンはどこから金が出ているのか?
 アウジアラビアであろう。チェチェン紛争には米国の石油会社から も金が出ている可能性がある。タジク油田を地中海と結ぶパイプライ ン建設がどうしても必要なためであろう。ここは推測ですので、事実 では無い可能性がありますので一言。

この関係は、リンク集の軍事関係 ウサマ.ビン.ラディンHPで

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