753−1.世界のデルバティブと日本の役割



世界のデリバティブは、既に8000兆ドル まじなおじさん   
   
とは、MNさんからの情報ですが。まさに天文学的数字というべき
でしょう。MNさん、貴重な情報をありがとうございます。 

 実体経済をはるかに凌駕したマネー経済全体が近い将来制御不能
の暴走状態となり、自分や家族親兄弟や親戚そして日本共同体社会
自身の命運を虫けらのごとく左右してしまう。そんな予感がします。 
 その昔、国家権力により人の命運が大きく左右された時期があっ
たことは確かです。近代民主主義制度においては選挙を通じて選ば
れた代表者が国家権力を民主主義の名の基に行使するのがルールと
認識しています。ところが現在は国家権力の影響力よりも誰が権力
を行使しているのかもはっきりしないマネー経済の動向が個人や
国家社会の命運を握っているのではないでしょうか。 
 自由貿易経済体制の実体経済的側面による恩恵にどっぷりと漬か
ってぬくぬくと生き長らえているのが自分であり現代日本ですが、
いずれそのマネー経済的側面による暴力によりずたずたにされるの
ではないでしょうか。 

 私は、もうそろそろ自由貿易経済体制に見切りをつけたほうがい
いと思う。 
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Re:世界のデリバティブは、既に8000兆ドル     MN 
   
>とは、MNさんからの情報ですが。まさに天文学的数字というべき
>でしょう。MNさん、貴重な情報をありがとうございます。 
>
すみません。実は、8000兆円なんです。相変わらずなんですけど
、ちょっと、お許しを。ただ、天文学的な数字には変わりないですね
。以後、気をつけます。

>実体経済をはるかに凌駕したマネー経済全体が近い将来制御不能の
>暴走に陥る。
>私は、もうそろそろ自由貿易経済体制に見切りをつけたほうがいい
>と思う。 
というよりか、せざるえなかったのですよ。
コラムにも有りましたように、ベトナム戦争以降の流れですから。
日本がバブルで負けたのは、73年のオイル・ショック以降、欧米勢
が景気低迷するのに対し、日本だけが先進国で勝ち組になるからです。
レーガン政権は、「モノづくり」で日本に挑みますが、双子の赤字で
あえなく惨敗。それで、その当時、日本株式会社の最強武装を誇った
『護送船団方式』の解体を画策し始めるわけです。日本のマスコミが
おろかだといわれる所以は、ここにもあります。
 でも、本質は、そこではないんですけど。
私は、今回、「人類の進化」という仮説もたててます。
でも、この話をすると、また、おこられるのでやめときます。
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国際関係を考える時、バランス感覚が重要であると言われます。
ではそのバランス感覚とはなんなのか?どちらにも偏らない事なの
か?そんな立場がありうるのか? 
国際化という言葉には、東洋と西洋とかの対立概念があり勝者が
国際化のイニシアチブをとり、これを持ってして「国際化」と表し
ている。そんな側面もあるのでは? 
疑問が多々発生する題材です。
味方
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得丸さん、はじめまして。るいネットから来ました「あじかた」と
申します。 
嘗ての日本の対外戦略という言葉は非常に貧弱な感じを持っていま
す。 
国際化も同じく、なんか偏った受け入れるだけの行為でしかない。 
このコラムは「世界における日本とは何か?」を、考える糸口を適切
に提示しているように思われます。 

味方
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(Fのコメント)
味方さん、ありがとうございます。「世界における日本とは何か?」
を一緒に考えましょう。
米国が主導した経済が、デリバティブにより崩壊する可能性があり
、またテロの原因であるイスラム教との戦いにより、米国を中心と
した文明原理の見直しをする必要があるように思う。
この提案は、多神教の文明でしかできないような気がする。
一神教の限界がイスラム教対キリスト教の戦いで明らかになってい
くのではないか思う。インドのヒンズー教から東南アジア・中国・
日本の仏教の多神教が解決するしかない。この日本は米国との同盟
を結びながら、やはりこの多神教の提案をするべきであろうと思う
。米国に聞く耳があるかどうかはわからないが。

中国は、自己主張をし過ぎると、米国との摩擦になる。この面でも
日本は役割はあるのであろう。中期的には中米関係は大きな問題を
抱えるでしょうね。また、当面の敵をやっつけると、米国は新しい
敵を求めていくことが、歴史的に確認される。当面日本は自分のこ
とで手一杯であるため、紛争の当事者にはならないことであろう。
最低限の米国支援はするべきであろうが。

五島勉さんの「イスラム対アメリカ」にあるように、日本の仏教観
諸行無常、因果応報の世界観が重要な気がする。

デリバティブでも、同様にヴァーチャルな経済はどこかで崩壊する
きわどさを持っている。実体経済が重要との見直しが起こるように
思う。この時、日本からの資金返却がうまくいくのであろうか??


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