750−1.新規事業立ち上げで



今、新規事業を立ち上げようとしている。その事業から見える日本
の姿について   Tより

営業の方法について
日本企業の全般に言えることであるが、お客さまに対する提案力が
なくなっているように感じる。ユーザの問題点を探ろうとしない。
ゼネコンの営業も、機器メーカの営業もこちらの問題点を聴こうと
しない。お願いしますしかない。

営業はお客の問題点を聞き出してくるのが第一の仕事であると、思
っていないであろうか???
問題点がわかれば、それに対する解決は簡単である。ユーザ業界の
動向ぐらい押さえてから、お客の所に行って、業界の問題点を言っ
て反応を見て、そして、お客に質問することが必要だ。
提案書を一方的に説明して、よろしくでは営業ではない。
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ファブレス化
日本企業はファブレス化するように思う。米国企業の製品を見ると
ほとんど中国やアジアでの生産である。米国企業は製品の設計や
販売、ソフトのハード化などをしている。知的部分を行っているの
だ。これと同じことを日本企業でも行う必要がある。中国で簡単に
真似できないような仕組みを考えて、キー部品のみ日本で生産する
のがいいように思う。コピー商品ができないような仕組みが重要。

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企画力・提案力とは
日本企業がコンセプトをしっかり提案していない。新しいアイデア
は欧米、特に米国からのものが多い。これでは日本が枯渇する。
ブロードバンド上でのサービス提案も日本から発信するべきであろ
う。日本は業界のしばりが強く、なかなかある企業が独特な提案を
しない。それと、企業の社員が広範囲の知識がなく、話をしても
面白くない。これではいい提案はできないでしょうね。

もう少し、広範な知識が積む努力をするべきではないでしょうか?
あまりにも、狭い範囲での付き合いが多いのではにですか?例えば
社内の人間だけとか、業界だけとか

いいアイデアは、違う業界や分野のやり方にある場合が多い。業界
が違うと、仕組みや仕事のやり方が違う。
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米国のベンチャー
米国企業と提携している関係から、米国の企業トップとの会話が多
い。このベンチャー企業のトップは、大金持ちであり、この企業の
アイデアに共鳴したために、投資し、かつCEOになったのである
が、10年目でやっと、黒字になった。米国企業は気が短いと言う
が、この企業は気が長い。それはアイデアがいいからだとトップは
言うが。もう1つ、長年勤めている女性が多く、かつ企業幹部にな
っている。女性が幹部にいるのはシンガポールでも感じる。シンガ
ポールはメイドさんがフィリピンからの出稼ぎ。米国では、中南米
からの出稼ぎ。

このごろ、日本企業の方が気が短いように感じる。有望分野でも、
赤字であるとすぐに撤退してしまう。もう1つは女性の働く環境を
日本でも整備する必要を感じる。メイドを諸外国から出稼ぎで来て
もらうのもいいのではないか???


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