748−1.自立心なき酪農家?



自立心なき酪農家? ふる@鶴川   2001/12/13 10:31 
   
 新聞によると、群馬の農家が農水幹部と対話集会が持たれ、農家
側から国の対応の遅れに批判噴出したとのこと。 
「海外の肉骨粉を輸入しなければ、感染はなかった」 
「何も知らずに与えた餌のせいで爆弾を抱えてしまった。このまま
では出荷できない。国の責任で何とかしてほしい」 
酪農家の男性は集会後、農水省の発言に「これでは(酪農の将来は
)絶望的だ」と、肩を落とした。 
  
 私は、農業・畜産業の現場を知らないで発言します・・・ 
 一消費者として、酪農家の上記の発言には首をひねります。ずい
ぶんお上任せな発言ではないでしょうか? 
 一昔前の学問的な裏付けがない経験則での農業ならいざしらず、
最近の農業のハイテク化は目を見張るものがあります。色々な情報
も各種団体より入手可能ですし、気になれば狂牛病対策だって、
各自でも可能だったと推測します。 
 彼らは、単に地元農協・組合の勧めるままに肉骨粉を与えていた
のでしょうか? 
「これでは(酪農の将来は)絶望的だ」と言われた酪農家の言葉通
り、自浄・自立の努力を怠った酪農には将来がないでしょうね。 
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(Fのコメント)
日本人はどうしたのでしょうね。自立の心を忘れたのですかね。
皆と同じようにしていれば、いいという時代は確実に終わり、個人
の競争の時代になった可能性がある。特にいけないのが、責任感の
ない官僚たちで、どう問題を起こさないか、どう責任逃れをするか
しか考えていない。しかし、この責任感のない官僚的な組織の言う
ことを聞く方がもっと、駄目な人間であろう。自己責任は、自己で
情報を収集して判断する必要があるのですから。

そして、虚偽の情報をもし、流した場合は、訴訟を起こして、相手
の責任を追及するべきです。そうしないと、自己責任の原則が、保
てないですから。日本の高度成長期から欧米のような安定停滞期に
なり、競争が激しくなっている。この競争を生き抜くためには、
自己責任の原則が重要になっていると思う。


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