742−2.日本円のアジア通貨化



円通貨圏構想について、考察しよう。   Fより

円の実力は、アジア危機時に40億円のタイ援助などで明らかにな
ったが、今は日本より中国が東南アジア諸国で注目され、かつ中国
の動向を注視している。それだけ、中国の実力が増したのです。
相対的に日本の力が弱くなっている。ドルが強いのは、その裏側に
経済力と軍事力があるためです。そして、中国の方が、現時点では
白鳥さんのような非武装しろという勢力がいる日本より軍事的な力
が強い。断固とした国力増強、他国支配もOKという意思がある。
この意思が大切なのです。

この点、白鳥さんは、非武装にしろと言って、かつ円のアジア通貨
化をしろという矛盾したことを言っている。そして、それが矛盾し
ているとも思っていない。観念論者、理想論者の勝手な論理である
のです。
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no.734-2日本円のアジア通貨化
001年12月06日 10:56
思いつきとしては秀逸ですが、小泉内閣が続く限り、日本円は下落
傾向が続くので、支払者(日本雇用者側)は良いが、受け取り者(
被雇用者側)は猛反発するでしょう。中国元は固定なので利にさと
い中国人は中国元での支払を固執する。日本側からのみの発想では
なく、相手側からの考察も大切? 以上。
macte 
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Re: 国際戦略コラムno.734-2日本円のアジア通貨化
ロシアの通貨事情について、コメントしてもよろしいでしょうか?
現地(モスクワ)では、はっきり言って二重通貨の状態がソ連崩壊
後(もしかすると前から)もうかなり長いこと続いていますが、
あくまでも、日常生活で庶民が使うときには、表向きにはルーブル
しか、お店では使えません。
(たまに、レシートや価格表示にドル価格が並列されていても、
支払いはレストランでも、一応ルーブルです)

とはいえ、市内あちこちに両替所があり、場所によって、なぜか
レートも微妙に違うので、両替するのに不都合はありません。
ただ、ドルに限らず外貨というのは、たいていルーブルと政府と
銀行がまったく信用できない、と考えるロシア国民の、いわゆる
たんす預金のようなものと思って頂ければいいと思います。

おかしなものですが、外国人の学生が払う学費などはドル立て、ア
パートの家賃などもドル、もしかすると、不動産や自動車なども(
?)・・・と並立している部分も、たしかにあります。

従って、日本に買出しに行くウラジオストクのロシア人などは外国
が近いということで、もしかすると、ドルで通用する場所が多く、
また、ドルでないとルーブルで受け取ってもらえないということで
、ドルを使用している部分もあるかもしれません。

そんなわけでして、この国の通貨事情はかなり独特の複雑さがある
と思うのです。      以上
アズマ


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