739−2.国内情勢について(読者)



Fさんへ ・ Fさんへ  ・Fさん宛てのメールです。
 
いつも過激で冷静な情報分析のFさんに、つい引き込まれてしまいま
す。新聞・テレビでは得られない裏情報にのめりこむ私も心配です
が・・・それゆえ、最近は深く考えないようにしています。
でもこうしてメールを書いてみたくなるのは、Fさんのオーラが強い
からなんだなぁーきっと!
 
然したる知識・教養もないと判っているのに、大胆にも智閥の仲間
入りをしようとしている私は、自分でもよく理解が出来ません。
まあ、「言論の自由」が認められているのだし、削除も出来る便利
さに甘えて暴言を書いてみたいと思います。
 
 不良債権が世界に蔓延していきそうな気配ですね。景気回復=不
良債権処理=戦争の構図しか人間の知恵はないのでしょうか。私は
永遠に平和主義者でありたいから、何とかできないかと思ってしま
うのです。それに一部の権力保持指導者の為に、我々下々の生活・
精神まで牛耳られているんだなぁと改めて知り、むなしさを感じま
す。本当に”何のために生きなきゃいけないんだろう・・・?”と
生きる意味を失いかけた母親に育てられる子どもが、最近とても可
愛そうに思える。だからあまり深入りしないようにしよーっと!
 
 さて、ここから爆弾発言というか、無知な発言です。
大銀行同士が合併し、不良債権も緩和され景気回復になるのかと思
いきや、どの銀行も株価が下がり倒産の危機に瀕しているとか。幸
い我が家は、銀行が倒産しても困るような余金(よきん)はありま
せんのでいいのですが、夫の会社が倒産するのは大変こまります。
夫だけが頼りですから・・・そして、日本の企業が潰れ、日本沈没
になってはこまります。
 
だめな銀行同士一緒になったって、だめなものはだめでしょう?い
っそのこと、業績もよく株価も安定しているオリックスのような金
融業(金融業だけ独立させて)と合併したらどうですか。頼みの外
資もだめならお金の余力のある金融業と合併してこの際、銀行のシ
ステムも新しく考えたらどうでしょうか。そんなに簡単なものでは
ないことはよくわかりますが、マイカルが倒産した処理をみても優
良な部分だけ引き受けるという企業が出てきたりして、丸ごと請け
負ってるわけではないですよね?
体裁・体面など考えている場合ではなく、今はとにかくお金を持っ
ているところに協力してもらった方が早道ではないですか?オリッ
クスだって銀行から借り入れてるんだといわれますが、内部的には
よくわかりませんけど、でも、オリックスの社長さんテレビの政治
討論会でよくみかけますよ。政治的にもつながりあるんじゃなんで
すか。
 
野村沙知代も2億円も脱税する余金があるなら、若いツバメのパト
ロンにでもなってベンチャー企業を育てるとか、介護産業に投資し
てお年寄りをあのパワーで元気ずけてあげるとかしてあげればいい
のに。
我が家は余金でなく減金しかありませんので、口しか出せませんけ
ど・・・!
お金持ちは社会に貢献しようという気持ちがないんですね。私欲ば
かり増やしても日本が沈没し、世界が潰れればおしまいなのにネ。
お金持ちの気持ちはよくわかりません。なったことないから。
 
今日はちょっと暇だったので書いてしまいました。Fさんお付き合い
いただきまして有難うございます。
                       コアラ
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(Fのコメント)
今、一番儲かっている金融業は、消費者金融です。武富士、プロミ
スなどですから、銀行とこのような消費者金融業者を一緒にすれば
銀行は助かりますが、銀行が高利貸しになりますから、借りるのは
辞めた方がいいかもしれませんね。
まあ、今は日本の経済規模に比して、企業数が多すぎなので、淘汰
が重要でしょう。しかし、コアラさんのご主人さんが、勝ち組み企
業に勤めていらしゃるといいですね。
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国債の格付け引き下げに対し鈍感過ぎる ?! 
最近、「国債」の格付けの引き下げなどで話題が再び盛り上がって
いる。政府が歳出に上限を設定する「キャップ制」という言葉を使
用しはじめているが、小泉政権は国債30兆円枠を拡大しない方向で
進めている。
 
世論はテロという特殊要因や、未曾有のデフレスパイラル突入懸念
もあり、景気刺激策を優先させるべきで、補正予算とそれに伴う国
債追加発行などの弾力的運用をとるべきであるという論調や、マス
コミでそれを明確に支持する政治家や経済評論家などがいる。
しかしはっきり言ってその人たちは国際金融市場の仕組みを何も理
解しない「ド素人」である。
 
今月下旬、タイミングよく英格付け会社フィッツや、米格付け会社
S&Pが日本国債を格下げした。またそれに伴い東京海上の保険財
務格付けや銀行11行の格付けも引き下げられた。
現在の欧米の格付け会社の慣行では、トヨタなど例外的な企業を除
けば、日本で主要業務を行っている多くの企業は、日本国債の格付
け以上のレーティングが付かないシステムになっている為、日本国
債の信用が落ちれば自動的に、日本企業の信用が落ちて資金調達の
面でも競争力が失われる結果になる。もちろん債券の担保としての
価値も落ちる。
 
またグローバルな運用をしている投資家であれば格付け低下傾向に
ある債券のポジションを自動的に減らす行為は至極普通の投資行動
である。日本国債の場合その多くが日本の投資家により保有されて
いるので、どっと売り物が殺到する可能性は低いが、もし債券価格
が今急落すれば、日本国債を山ほど抱えている銀行などは不良債権
問題に加えて立ち直れないほどのインパクトが生じる(政府が短期
的に一番恐れているのはこの事態だと考えられる)。
 
世界一の借金国日本においては、国債増発による景気刺激策はモル
ヒネのような一時的効果のみで、効き目が切れたあとの禁断症状の
リスクの方が遥かに大きい禁じ手である。

政府のお金の使い方、流し方は 
◎“銀行にお金を渡しても使わないので、やはり道路工事へ”とい
    う安直な方法でなく、
◎「雇用訓練費を最重要支出項目として40、50歳のITの手習いを促
進して、雇用のミスマッチを解消するのが本質的な景気対策であり
、日本の国際競争力を向上させ、また失業問題の対策でもある」、
◎「銀行にリストラを促すだけでなく政府自らもリストラ断行、
国営業務を民間に移して国の経費を削減すべきである」
 
以上です。国債増発を叫ぶ政治家の無能振りを言っているのも面白い。
それではまた。
Kenzo Yamaoka    La
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以下は友人からのメール転送します。元三菱地所の役員転送許可い
ただいてあります。
きのう、横浜市OBの友人と一緒に聴いてきました。 

京浜工業地帯の空洞化対策については、神奈川県の動きが超遅速の
感が否めません。
パネラーの一人に、NKKの常務さんがおられましたが、自社の
PR色が強く、環境対策だ〜、循環型社会だ〜、リサイクル促進だ〜、
かっこいいことばかり述べていて、京浜地区全体のヴィジョンが見
えない。
私から物申させて頂ければ、空洞化現象の原因は多々あれど、その
対応のまずさの根源の一翼は、NKKにあり、だと思う。
10年以上前から、同地区に遊休地を沢山かかえていながら、それを
しっかりと抱えて、放出しない。
自社開発の「ワイルド・ブルー・ヨコハマ」失敗に終わり、今年閉
鎖。しょせん、武士の商法。いまからでも遅くはない。遊休地を
どんどん手放す (売却) べし。
とアンケートに書いておいた。
Kenzo Yamaoka   LA
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経済自論 −−普況 
友人からからのメール紹介します。本人の了解を得ていますから投
稿しました。

貴兄から経済のメールが届いたので又、余計な持論を述べます。
私のいた、とちぎ総合研究機構は昭和63年に三菱総合研究機構の
支援を受けて誕生しました。三菱の先代社長の牧野昇さんは私ども
の顧問です。
三菱総合研究機構の高橋乗宣氏は数あるエコノミストの中でも1番
の悲観論者です。日本総合研究所の高橋進さんはその次ぎくらいで
しょうか?
高橋さんはいつも、考えられる最悪の予想をします。
私は一塊の地方シンクタンクのエコノミストでしたが、楽観論者を
自認していました。
日本の過去10年間を不況といっているエコノミストが多いのです
が、日本の過去10年間の実質経済成長率でマイナス成長は98年
度のマイナス0,6%だけです。あとは0%台ですが、全部プラス
です。いわゆるゼロ成長でした。
私流に云わせて戴ければ「普況」です。普通の普です。日本はボリ
ュウムで500兆円になってからは成熟経済に入りました。ゼロ成
長でも毎年500兆円もの付加価値が発生して来たのです。この
500兆円はイギリス・ドイツ・フランスの3カ国の合計以上の規
模です。
そんな簡単にプラスになる規模ではありません。
失業率5,4%で悲観的になる必要ありません。高度成長時代は
完全雇用が普通で、「働かざる者食うべからず」「猫の手も借りた
い」時代だったのです。
「追いつけおい越せ」の時代は当然のことです。今は「働かなくて
も食っていいよ」の時代です。成熟経済は5%の失業は普通です。
失業率5%は100人中95人は働いているのです。満員電車で通
勤して漫画と週刊誌きり読まず、仕事帰りには飲み屋で上司の悪口
を言いながら酒を飲んでいる人たちでも仕事していられるんです。
人生80年時代で働く年数は40年でいいんです。日本もやがて1
人が2つの仕事を持つ時代がくるでしょうね。
又、今や経済データは過去と比較出来ないのです。
年率とか指数とかは最早「死数」となってきたのです。5年前を
100としての指数はもう実態を表すデータ出なくなりました。
デッド〔死)です。日本は戦後50年間に13回の好不況を繰り返
してきましたので好景気でないときは「不況」といいたくなるので
す。成熟経済時代は好景気があって、普通景気があって、不況もあ
るのです。失われた10年間と言われた日本は普況の時代を経過し
て来たのです。
今回も極論です。聞き流して下さい。地方の1エコノミスターの戯
言です。
Kenzo Yamaoka  LA
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あいまいな政治 
日本道路公団など4公団の廃止・民営化といった方向性が示され、
今後、第三者機関を設置して具体的に検討するというが、民営化後
の組織形態や高速道路整備計画を見直す第三者機関がどのような
構成でいつまでに設置され、いかなる権限を持つかなどは決まって
いない。自民党中心の政官業癒着のシンボルのような組織に、こん
なあいまいな手法でメスが入れられるのか。

 石油公団や住宅金融公庫、都市基盤整備公団の廃止も不明確。
例えば、わが自由党では「住宅金融公庫は廃止法案を即刻作成し、
3年後に廃止」という政策を打ち出しているが、政府与党は単に
「廃止の意向」を示しただけ。
 法案を出すわけでもなく、一連の決着過程も従来通りの水面下で
の談合。党首討論の前日の20日、都内のホテルで首相と与党幹部
が密談して決まったという。

 大体、道路建設や住宅整備を小泉内閣の国土政策の中でどう位置
付けるかといった国家的ビジョンがまったくない。ただ、首相が
「これは政治パフォーマンスに都合がいい」といった感覚でアピー
ルしている。国家の投資とは将来を見据えてやるものであり、目先
の利益だけで判断するのはおかしい。
 首相が考える未来の日本社会において、新規の高速道路が必要な
らば建設すべきなのだ。
Kenzo Yamaoka   LA
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■「奉祝 内親王殿下ご誕生 天皇陛下のお誕生日をお祝いする府
民の集い」
 
例年通り、天長節(てんちょうせつ)は奉祝式典を開催し、併せて
、内親王(ないしんのう)殿下のご誕生のお祝いもしていきたいと
思います。
 
とき:12月23日(祝・日曜日)午後2時〜4時半(1時半開場)
ところ:大阪府神社庁会館5階
 地下鉄「本町」駅下車15番出口西へ1つ目の角を左に折れ約50m
 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号     06-6245-5741
 
記念講演
     『内親王殿下ご誕生とご皇室』(仮)
講師 伊藤 哲夫 氏(日本政策研究センター所長)
参加費 1000円(正会員以上は無料です)

主 催 日本会議大阪  п@06−6245−5741

註:天長節とは、戦前の祝日法の呼び名です。戦後は、天皇誕生日
と即物的(小堀桂一郎氏曰く)な表現に、GHQにより改悪させら
れました。
図越


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