733−1.日本円のアジア通貨化



白鳥です。

PSIU招待旅行の中で論じられた一部を書きましょう。

現在、人件費の安さから日本の製造業が中国に大量進出しています。
今現在年率7、8パーセントの成長をしている中国はやがては経済
大国になってくると思われます。そうなれば中国の人件費も上昇し
、日本の人件費を追い抜くかも知れません。そうなれば一旦は中国
に進出した日本の製造業が再び日本に舞い戻ってくるかも知れませ
ん。
 
日本の没落は悪夢ですが、今のうちから日本の円をアジア通貨とし
てアジアにばら撒くような施策を講じるのはどうでしょう。その一
つの策として現在中国で支払われている給料を元ではなく日本円で
支払うようにするのはどうでしょう。既成事実を一旦作ってしまえ
ば、日本円での取引が実際市場で行なわれるようになるわけです。
 
私の郷里である富山県には船乗りのロシア人が多く来ますが、彼ら
は日本で中古車等の買い物をします。私の友人空もロシアン相手に
ビジネスをしていますが、すべてドルで行なっています。ロシアで
もドルが実際通貨とされている地域は数多いようです。
 
さらに港の近辺のコンビニエンスストアーでもドルの使用を認める
ところも出てきました。ニーズがあれば商業として対応するのが自
然なのではないでしょうか。中国でも同様のことは必ず起きます。
今が実行を試みるときではないでしょうか。
 
将来に向けた日本の立場を強くする意味でも日本円をアジア通貨と
して行き渡らせる施策は十分に検討に値すると思います。
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Re: 国際戦略コラムno.724-1有効需要を増やそう
白鳥です。
(Fのコメント)
「貨幣変換制度」を今、やっている地域があります。ご存知のEU
ですが、ユーロに各国通貨を変換するというのですが、副作用も多
く、ユーロ自体もドル・円に対して、弱くなっている。通貨の補足
はできるのですが、他国にある通貨を無理やり変換するために、
外貨準備で持っていた外国銀行が、売り急いでいる状態です。

一国通貨の変換は、海外に流失した円の復帰になりますから、円の
増量という効果はありますが、円通貨圏の崩壊になります。これは
今まで日本政府が20年以上行っていたアジア円通貨圏構想を打ち
壊すことになりますが、その事態は知っているのですよね。
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ありがとうございます。

私の心配するところの意見です。アジアン通貨政策が生じたときは
既にアジアの経済圏が日本であったから動向を見守るだけでよか
ろうと考えていました。アメリカが望まないアジア統合の抑圧から
実現不可能のような状況に陥ったときも殊更危機感を抱きませんで
した。(先見施行の無い私だったのです)

しかし21世紀になって世界は明らかに変革をしています。ユーロは
形を変えながらドルに匹敵できない境遇に追い込まれながら消滅
の道を辿るだろうと私個人は予測します。(もちろん憶測です)

ところがアメリカの恐れているのは中国通貨のアジアン通貨政策に
なってきていると言うことです。実際これは実現可能な政索であろう
と専門家は読んでいるそうです。

油断で日本円を統合通過としそこなったとしたらこれは大問題です。
日本中の経済家の大汚点ではないのでしょうか。

経済素人の私でもそのように思います。如何でしょうか。
できましたらそのあとをFさんいご教授願いたいと思います。
お願い致します。

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