728−2.読者の声



白鳥(宙)です。
以下は私のコラムで訴えた内容です。断定的な思い込み表現、また
皆さまの心象を害するような表現等がありましたら、私の不覚です
。そのあたりを踏まえて冷静にお読みおき頂きたいと願います。
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たった一人の変革

皆さまに考えてみて欲しいことがあります。
世の中を真に動かしているのは、「たった一人の人間の自覚」なの
です。少なくともそれが出発点です。

西洋はほとんどがキリスト教の国々であり、ほとんど全ての芸術や
思想はキリスト教の教えに影響を受けています。キリスト教の教え
というのは、イエスの語った教えです。イエスが語った記録は極僅
かです。聖書には彼の存命中三年間の語り草の一部が記録されてい
るだけです。

同じように中国や日本は仏教国家であり、お釈迦様の教えの影響を
強く受けています。現代国宝と仰がれるもののほとんどが仏教美術
です。

このように見てみれば、イエスや釈迦というたった一人の人間の影
響力がどれほど末代の歴史に影響しているかに驚きを禁じえないと
思います。

そしてイエスや釈迦が生きていた当時としては、彼らの弟子でさえ
自分の先生が二千年にも渡って何十億という人々から師と仰がれる
ようになるだろうとは考えもしなかっただろうと思います。

現代世界情勢を見ても、「宗教」の問題は非常に大きな問題である
ことが分かります。戦後日本人は、敗戦して日本の伝統的精神文化
というものをなおざりにして来た傾向が強かったと思います。

世界最大の債務国から世界一のお金持ちになった国というのは歴史
の先にも後にもないと思います。私はこれを日本人の努力のせいだ
けだとはどうしても思えないのです。人間にはいくら努力をしても
ままならないことというのはあります。

日本人が最大の債権国になることを焼け野原の中で目標として位置
付けたのならともかく、そうではないのです。「たまたま」世界一
のお金持ちになっただけなのです。従って戦後の復興は「僥倖」と
して捉えた方がよいのだと思います。

成功を自分の努力のお陰だとすると人は傲慢になるものです。そう
いう人は逆に失敗をすれば、それを他人や運命のせいにします。
松下幸之助さんなどは、これとはまったく逆の考え方でした。成功
は他人さま努力のお陰、失敗は自分の努力不足ーーという風に捉え
ました。

日本にも昔は偉い立派な経営者が多かったのです。政治家たちにも
立派な人が多くいました。そういう人々が牽引役となって日本を引
っ張ってきたのです。大衆はそれについて行っただけです。
イスラエルの民にしても、モーゼがいなければエジプトから出られ
ず何時までも奴隷生活を続けていたことでしょう。

結局は、一人の人間の『執念』が国家をも救うーーということなの
です。そいうことの自覚がなしに、ぶつぶつと文句ばかり言ってい
る人というのは、モーゼに対して不平不満ばかり言っていた砂漠の
民と同じだということです。

考えてもみてください。今がいくら不景気だと言ったところで、
戦後のどさくさ時に比べたら遥かに平和だし、食べるのもだってち
ゃんとあるのです。そういう大混乱期を我々の祖父や祖母たちは生
き抜いてきたのです。そんな中でちゃんと子供を育てて、それが
我々の父母となって我々を生んでくれ、育ててきてくれたのです。

このようなことを忘れて、やれ生活がしんどい、就職口がないなど
と嘆いていたんでは、罰当たりというものです。就職口もまったく
ない訳ではなく、働き口を選んでいるからないだけなのです。人間
死ぬ気になれば何だって出来るじゃないですか。身の回りの物を集
めて露天商をやってもよいし、売れ筋のものを見つけてきて、行商
をやってもよい。
寄らば大樹の陰的発想ではこれからは生きていけないでしょう。
大樹が大樹でなくなるからです。

とにかく、自分の人生は自分の力で切り開くんだという強い意気込
みを持たなければ、これからの大混乱期には生きていけないと思い
ます。

自分というたった一人の意識の変革が、自分の家族の意識を変え、
自分を取り巻く社会の人々の意識を変えるんだと自覚をして、他人
さまのことをとやかく言う前に、まず自分自身の心構えをしっかり
打ち立ててから事を始めないと、子供の愚痴になってしまうと言う
んです。愚痴を言うことは子供に対して恥ずかしいと思わなければ
ならないでしょう。

PSIU 代表 白鳥 宙(富山県在住)
コスモ戦略コラム(主旨目的・これまでの原稿)
http://www1.odn.ne.jp/chuuwa/watasinokoramu.htm
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白鳥さん、一点だけ。

>同じように中国や日本は仏教国家であり、お釈迦様の教えの影響
>を強く受けています。現代国宝と仰がれるもののほとんどが仏教
>美術です。

いやいや、国宝がどうあろうと日本は仏教国家ではないよ。
お釈迦様の教えも日本風に変わってるでしょ。

Y.HAJIME [y.hajime@chive.ocn.ne.jp]
日本をむすび世界をむすぶ ”むすぶ会”
http://www5.ocn.ne.jp/~aikijuku/musubukai-top.htm

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ご返信に感謝します。
私の勘違いや思い込みは多々あるとは思います。
どうか論説の要点に対してご吟味ください。
白鳥
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鈴木 麗加さん、Fさん
白鳥です。719−1. 対米追従主義についてに対して
以下に感想を書きました。
> 件名:鈴木 麗加 です。
>
> 11月9日の対米追従主義について私の感じたことを申し上げます。
> 日本は単独で何も出来ない国です。資源も人材も今は無くこれから
> も不足するでしょう?
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> (Fのコメント)
> 日本感情論でしか、反米をいえない所に問題があると思うが??
> 戦略は、日本の置かれた位置、状態などを考えて、組み立てるもの
> であり、感情論オンリーでは日本が潰れる。もう少し、冷静に世界
> と見る必要があると思うが。
>
> ローマに対するカルタゴにはなってはいけない。日本は大国であり
> かつ、米国と問題を起こせるほど、軍事力が強くない。
> ロシアや中国でさえ、米国と事を構えないほど、米国軍事力は大き
> い。そして、もう1つ大きいことは、日本が今、利害対立を起こす
> ような反米になる理由がない。なぜ、それなのに米国との関係を、
> ギスギスしたものにする必要があるのでしょうか??
>
> 日本の戦略なしに、米国追従の対応はまずいが!!!

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白鳥です。

御コラム上でのご無礼を思い出しています。しかし、御コラムの
格調を上げたいがための「意見」であると受け取ってください。

米国に対しての如何なる問題点を考慮して対抗軍事力が無いなどと
言わわれるのですか?私は米国以下全ての諸外国との摩擦も起き得
る訳が無いような社会国家を作ることに論点を追求しているのです
。

相手の価値観や論理、また幸福への探究心などをも認めるところか
ら議論を出発させようとしているのです。

「理想論」といわれるのは充分に分かっています。国家が求める対
外政策と著しく隔たっていることも理解しています。

しかし、同じ民族であれば(日本同国内)歩み寄れることが、どう
して国が違うことで嫌悪感を持つのでしょう。それはまさに世界が
ひとつという原点を無視しているからに他ありません。

丸い地球に住む同じ人間ではないですか。政府は分かってくれませ
んが、幾人?かの諸国の人たちは全ての生物がこの地球上で微妙な
バランスを保つことで平和な世界が訪れると信じているのです。

Fさん、「感情論」・・・・けっこうじゃないですか。
相手の幸せも考えた感情論なら是非、臆病にならずにやってくださ
い。

鈴木麗華さん。あなたの幸せって、数十億円の豪邸に住み、ご近所
から羨ましいと言われること。
一食数万円の食事を毎日食べ、数万円のワインをかたむけて数兆
円の絵画や彫刻をたった一人で鑑賞論評しながら、来るあても無い
来賓のために数十万円の料理材料を確保して、各界の著名人から
話題にはなるが誰も近寄って来れない気品を持つことなのですか。

まぁ、私とは住む世界が違いますから話題の中心も違っていると言
えば違って当然ですね。

貧しい国の人間って互いの助け合いの中で生きているのです。鰯は
群をなしてこそ生きていけるように・・・・。    以上。
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(Fのコメント)
現実の軍事力で、米国と対抗できる国は、世界にないですよ。その
ため、日本もある程度の対米協調外交をすることは仕方がないと思
います。観念論は国家戦略上、一番大きな害悪を流すことになる。

少し前の左翼たちのソ連礼拝論や中国尊敬論、共産主義の絶対論な
どの観念論に苦しみ抜いた経験から、現実の外交、国家運営は観念
論ではなく、実体論や人間の歴史的な経験から出た現実論でいくべ
きであると思っている。実証主義、経験主義、保守主義で行くべき
であろう。

それを、白鳥さんは、逆方向から観念論を持ち出してきているが、
それにも反対です。現実を直視した政策論でないと、日本の戦略と
して運用できない。また、理想論や感情論などは、議論しても仕方
がない。

そのようなことができないのであるから、時間のムダである。それ
より現実の研究をして、一番現実的にできる日本にとって、得な政
策は何かを議論するべきでしょうね。
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はじめまして。
 日々流動化する国際情勢ですが、新聞テレビ等で情報を得ようと
しています。でもなかなか限界があります。
 そんなときこのサイトを知り、読ませていただきました。知らな
かったことが多々あり、とても役に立ちました。今後とも利用させ
ていただきますのでよろしくお願いします。
青山秀雄
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tosh_etc
件名:平和呆け、否認識不足の方々へ 

日頃から、楽しみに読ませてもらっているこのコラムですが、どの
内容をとっても認識に欠けていると想い一事、、、
日本から金銭でもって援助をしては、なりませぬ。それすらできぬ
場合は、静観すべきです。今でもアフガニスタン、パキスタンの要
職にある方たちは、海外からの援助資金を元手に毎晩、女を買いあ
さり遊び呆けています。
それも海外からのお金です。彼らの社会で起こった事は、彼らに責
任を取らせねばなりません。彼らは貧困を自らハイ・ライトした上
で、援助と言う名の美名の元に遊行資金に当てているのですよ。
どうかわれわれ日本人の尺度で彼らを測ろうとする無益な慈善は、
彼らの不足社会助長の促進を推し進めるだけでしかありません。
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(Fのコメント)
私の同じように思っています。援助物資の横流しは、発展途上国で
は日常茶飯事ですからね。
このため、現地に日本人が行って、援助するペシャワールの会や、
中国の黄土高原に行って、苗木を植える緑の地球ネットワークなど
の会しか、信用できなくなっている。
一番、信用できないのは国連の機関ではないでしょうかね。このた
め、各国ともに、NPO活動が盛んになってきたのでないですか?

日本はまだ、このNPO、NGOが未発達のような気がする。
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初めまして、大変興味のある意見があり、それについての議論とい
う事の様で私も投稿したいのですがここに書きこめば良いのでしょ
うか?宜しければご教授願います。
ご意見ご要望の欄みたいなのでここで良いのか戸惑っております。
野田
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(Tより)
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でもいいです。

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