アルゼンチンのデフォルトがどうなるか?? Fより アルゼンチンについては、アルゼンチンの教訓としてこのコラムで 既に述べている。 http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/1308131.htm しかし、世界同時不況になり、アルゼンチンは一層困難さが増して いる。そして、とうとうIMFではなく、メルリリンチが助っ人に 登場したのですが、どうであろうか?? アルゼンチンは1950年代は世界的な経済大国であったが、その 後、産業変革に失敗して、財政出動して経済を国家が面倒をみる システムなったために、急速に悪化したのです。この同じ道を今、 日本は歩んでいるのです。国家が国の経済の主導権とってはいけな いのです。民間の会社の一歩一歩の積み上げで、国家の経済が成り 立つ必要があるのです。反面教師として、アルゼンチンを見れば、 いいと思います。そして、アルゼンチンのデフォルトを心配して、 ニューヨーク株式は下落している。日本の経済はアルゼンチンの 数十倍ですから、大きな影響を与えることになると思います。 日本の皆様、論理に合わない、安易な道を取らないよう、再度、御 願いしたいと思います。 ============================== メリルリンチ出陣!! YS 2001/10/30 14:47 ジェイコブ・フレンケルさんは「グループ・オブ・サーティ」の議 長でした。国際金融界の大ボスです。 ■アルゼンチンのデフォルト不安再燃、政府は経済対策発表目指す http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00057306-reu-bus_all [ブエノスアイレス(アルゼンチン) 29日 ロイター]アルゼ ンチンの巨額債務をめぐり、市場で再びデフォルト(債務不履行) 不安が広がっている。 アルゼンチン政府は、懸案の債務スワップ計画の支援役として、 米メリルリンチのソブリン・アドバイザリー・グループのチェアマ ン、ジェイコブ・フレンケル氏を顧問に迎える、と発表した。 同国は、11月だけでも111億3000万ドルの債務の期限と 利払いが控えており、返済原資の方策づくりを目指している。 デラルア大統領とカバロ経済財政相は、巨額の債務スワップ計画 のほか、消費を促進し、3年にわたる不況からの脱却をはかるため のさまざまな対策づくりに取り組んできた。 しかし、州政府が抱える100億ドルの銀行債務を支援する見返 りとした中央政府の地方助成の削減で、州政府と合意に達すること ができず、計画はここ2週間にわたって繰り返し先送りされており 、これが金融市場の不安を一層高めた。 こうしたなか、週末にブエノスアイレス入りした国際通貨基金 (IMF)調査団は29日、アルゼンチンの経済対策を点検する 見通し。 政府スポークスマンは同日29日、関連対策が30日か31日に 発表できる見通しを明らかにしている。また、デラルア大統領は、 州政府側と再び協議するとみられている。(ロイター) [10月30日13時25分更新] ■Argentina works on debt swap but markets fear default http://biz.yahoo.com/rf/011029/n29174744_10.html ■Argentina braced for economic turmoil http://news.bbc.co.uk/hi/english/business/newsid_1626000/1626699.stm ■Ex-Israel central banker alone can't fix Argentina http://biz.yahoo.com/rf/011029/n29201759_1.html ■Dr. Jacob A. Frenkel Named President of Merrill Lynch International http://www.ir.ml.com/news/20010208-32279.cfm In another key appointment, Dr. Jacob A. Frenkel, 58, has been named president of Merrill Lynch International. Dr. Frenkel, who joined Merrill Lynch in January 2000 after serving as Governor of the Bank of Israel from 1991 to 2000 , also will join the Office of the Chairman of Merrill Lynch & Co., Inc. He will continue as chairman of the firm's Global Financial Institutions and Sovereign Advisory Groups. "With his distinguished background in international financial affairs, Jacob Frenkel has proved an invaluable contributor to Merrill Lynch's efforts to expand its global franchise, " Mr. Komansky said. "His broadened role will enhance his ability to represent Merrill Lynch to government policymakers and corporate executives at the senior-most levels." Added Winthrop H. Smith, Jr., chairman of Merrill Lynch International and president of IPCG: "I am delighted that Jacob Frenkel will be partnering with me as we build and deepen our client relationships around the world." Dr. Frenkel currently serves as chairman and chief executive of the Group of Thirty. In addition to his experience as a central banker, he has served as chairman of the Board of Governors of the Inter-American Development Bank, as vice chairman of the Board of Governors of the European Bank for Reconstruction and Development, and as economic counselor and head of research at the International Monetary Fund. He has had a distinguished academic career at the University of Chicago, and also served on the faculty at Tel Aviv University. ============================== アルゼンチン YS 2001/10/30 09:31 ■米国株式市場が大幅下落、アルゼンチンのデフォルト懸念などで http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00057258-reu-bus_all [ニューヨーク 29日 ロイター] 米国株式市場は、大幅下落。 アルゼンチンの債務不履行(デフォルト)の可能性を懸念した投資家 は、相場が先週に上昇したことで、利益を確定する売りに出たため 株価は大きく下落した。下落幅では、9月11日のテロ攻撃後に取引 が再開された週以来、最大となった。 ダウ工業株30種平均終値は前営業日比2.89%安、ナスダック は同3.93%安、S&P500種は同26.31ポイント (2.38%)安の 1078.30。 株式市場は、政府による歳出の拡大や金利低下期待を背景に、先週 は上昇してきたがアナリストは、今後の指標が経済のぜい弱さを示 す内容となた場合、投資家の姿勢が試されることになる、と指摘し ている。 市場に懸念をもたらしている要因の1つとして、アルゼンチンが 債務不履行に陥る可能性がある。アルゼンチンでは経済パッケージ の発表が待たれているが、この公表が遅れていることで、同国経済 が破たんするとの懸念が強まり、同国やブラジルの株式市場は下げ ている。 (ロイター) [10月30日8時27分更新] ●アルゼンティンと日本の関係 ■基礎データ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/argentine/data.html 経済協力 1.我が国の援助実績 (1)有償資金協力(99年度まで、ENベース)118.31億円 (2)無償資金協力(99年度まで、ENベース)57.14億円 (3)技術協力実績(99年度まで、JICAベース)339.11億円 2.主要援助国(98年) (1)日本(30.8%)(2)ドイツ(16.5%)(3)フランス(8.8%) (4)カナダ(1.1%)(4)ベルギー(1.1%) ■我が国の政府開発援助 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/oda99/ge/g6-01.htm