秋好 修と申します。 10.31付けの、白鳥先生の「民主制は衆愚に陥りやすい」と、 「それでも、独裁より衆愚がいい」と言う、inoue氏のやりとりが 面白くて、一筆啓上です。 １．独裁権 ナポレオンやヒトラーは民主政体の中から誕生している。 彼らは王様を倒して、独裁者になった訳ではない。従って、当時の フランス人やドイツ人が「強力な指導者」を望んだ結果、と考えら れる。その民の希望を悪用して、彼らは独裁権を身につけた。 独裁権---批判を許さない政治権力の一種は、権力者なら誰でも内心 、望むに決まっている。しかし、欧亜の歴史に見る独裁を嫌い、 三権分立を確立した米国では、この権力者（大統領）に任期と議会 承認という二ツの制限を課して、最も進んだ民主制を採用している ---と、言えるでしょう。 ２．衆愚 この制限の他さらに、新聞などの言論による批判制度も確立して、 あたかも「四権分立」のようだ、言えるでしょう。 このような民主政体の中で、「衆愚」とは誰が判定するのでしょう？ 古代ギリシャの哲学者や言論に奢った記者などが、民衆を見下して 判定したとして、それは正当といえるだろうか？ 衆愚という言葉の裏には、「おまえ達、愚かな者どもは黙ってわし について来い」という、底意がある。 確かに、生活に疲れた民衆は、時には「難しい政治のことは誰かに 任せてしまいたい」と、思うだろう。食うのがやっとの時、国家が どうの、外交はどうの、などと考えて居られるものではないだろう。 ３．貧困 貧しい国に独裁政権が多く、豊かな国では独裁者は生まれないでし ょう。ドイツでのヒトラーの登場やわが国での軍部独裁は貧困が 主因で、国家労働党（ナチス）の国家社会主義や陸軍部の昭和維新 などの思想は共産主義と同じで、「貧困からの脱出」を看板にした 、衆愚政策であった、と、言えるでしょう。 ４．議員内閣制 そして、我々には政治を考える余裕があります。 この余裕を大切にして、さらに民主制を進めましょう。 現在の議員内閣制では、議会を握った政党（与党）が権力者（首相 ）を決めるので、立法＝行政であります。これと司法とで、二権分 立でしかないので、米国に半歩遅れた民主制である、と考えており ますが白鳥先生、いかがでしょうか？ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 件名：バイオサイドについて 初めまして松本と申します。以下の２つの記事について、具体的に どのバイオサイドが危険で、日本では政府はどのように対応してい るのかご存じでしたら教えて下さい。 mag2モーニング・コリア（１１／０１）より ●【社会】「バイオサイド」に発がん物質 有害な細菌とウイルス、かびのような微生物の成長を抑制したり 撲滅させる化学物質の通称のバイオサイドから発がん物質が検出さ れて、身体接触時の皮膚発疹や呼吸器障害など、各種の危害性があ ることが分かり、国民健康に大きな脅威となっている。しかし、 韓国では関連製品が無差別に販売・使用されており、バイオサイド に対する関連研究と規制がなされおらず、対策が至急な状態だ。 31日、国立環境政策研究評価院 によれば、先進国ではバイオサイドの人体や環境に対する危害を 調査して、生産と使用が規制されているが、韓国ではまだ被害事例 さえ把握されていない。バイオサイドは産業現場で使われる坑菌・ 消毒剤などの化学物質のみだけでなく、家庭で使われる殺虫剤や 殺菌剤などの製品形態で一般家庭でも広く使われており、人体と接 する頻度が高い。 実際に海外の被害事例を見れば、昨年8月メキシコの電子部品工場 で103人の労働者が激しい頭痛と嘔吐症状を見せ、調査した結果、 バイオサイド(坑菌制)に使われたアルコール製品が原因であると分 かった。 さらに衛生と保健に対する人々の関心が高まり、バイオサイド使 用が急増、全世界化学物質流通量の25％を占めていて、被害は増え る傾向にある。 韓国の場合、2001年現在、全体使用中の化学物質3万6000種中の 25〜30％がバイオサイドだと推定されている。 最近では、衣服・寝台用坑菌制と脱臭剤、芳香剤など、新しい用 途の多様なバイオサイドが開発・市販されているが、有害性が検証 されずに、各家庭で使われており、遠からず被害事例が続出するも のと見られる。 しかし、国内ではまだバイオサイドに対する研究がされておらず 、バイオサイド使用現況や被害事例さえ調査されたことがない。 国立環境政策研究評価院の朴ジョンギュ責任研究員は、「バイ オサイド物質の危害性は短時間に現れるものでなく、長い間にわた り徐々に現れて、今後、国民の健康に大きな影響をおよぼしうる」 としながら、「政府と学界は一日も速く、これに対する研究を経て 、対策を樹立しなければならない」と話した。 EICネット海外ニュースより2001.09.17 タイトル EUのバイオサイド指令、水枠組指令の国内法化へ情報源 ドイツ本文 ドイツ政府は、9月5日、EUのバイオサイド指令（殺虫 剤、防腐剤等を規制する指令） 水枠組み指令を連邦レベルで国内法化するため、バイオサイド法案 、水管理法改正案を閣議決定した。 バイオサイド法は、木材防腐・防虫剤、殺虫剤、防鼠剤、船底塗 装剤等のバイオサイド物質について、許認可制を導入することを主 たる目的としている。また、これらの製品に対する表示と広告方法 についても規制する。 新しい許認可手続においては、バイオサイド製品は、慎重な審査 と評価を経て、人体と環境に悪影響を及ぼさないと確認された場合 に限って流通させることが許される。ドイツにおける、この新しい 手続は、欧州全体の許認可手続に組み込まれることになり、EU指令 のバイオサイド製品に関するポジティブリストの策定に寄与する。 なお、既に流通している製品については、10年間の経過期間の間に 、EUの審査プログラムに基づいて評価されなければならない。 他方、水枠組指令は、昨年末、成立したものである。この指令及 びそれに対応する国内法により、越境的な水域管理を行うこととな る。同指令の目的は、2015年までにEU領域内の水域を良好な状態に することだが、その基準は、これまでのように汚染物質の量だけで なく、水域の生態系としての価値、すなわち動植物相の維持も含 まれている。EUの構成国は、2009年末までに実施プログラムと管理 計画を策定する。この指令の完全な国内法化のためには、ドイツで は、州レベルでの多くの規制が必要である。この分野については、 連邦は、枠組み的な規制権限を有するにすぎない。【ドイツ連邦環 境省】 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 件名：Simon Weisenthal Center attacks Freedom of Speech one of my amerian friends kindly correcred my english composition, and I sent this to the tehran times. Simon Weisenthal Center attacks Freedom of Speech [ ]: means corrected or shortened by KIMURA AIJI: OB of Nippon TV and now the publisher of an Internet magazine "Nikumare-Guchi". http://www.jca.apc.org/~altmedka/ altmedka@jca.apc.org Tehran Times wrote: http://www.tehrantimes.com/Detailview.asp?Keyword=anthrax&Da=10/24/01&Cat=4&Num=12 Category: International Date: Wednesday, October 24, 2001 NEWS ANALYSIS Some Zionist groups [Simon Wiesenthal Center: SWC] in Los Angeles criticized the Japanese Asahi television, saying that the remarks of the TV's broadcaster about Zionists were discriminatory. Kavamora [KAWAMURA], who was formerly the bureau chief of Asahi television in Cairo, had said that since the Zionists have dominated the U.S. media, they have become a target of anthrax-contaminated letters. The Japanese daily **Asahi** on October 20 wrote that the Zionist, Simon Wiesenthal center, has asked the TV director to fire this broadcaster. In anther development, the Japanese Kyodo News Agency reported that a senior commentator of the Japanese NHK TV, Hiroshi Hase Gava [HASEGAWA], 55, who was looking into the September 11 attacks in the U.S., was murdered by unknown assailants in Tokyo. The Zionists' domination of the media in the U.S. and Europe in not something new, and the Japanese journalist had only talked about the realities. [ etc.] [KIMURA Aiji] On 25 Oct. TV Asahi sent a letter to SWC in which they wrote "sorry for the misunderstanding caused by the broadcasting. To dissolve the misunderstanding, we will respond on air in the future broadcasting." But they did not fired or remove Mr. KAWAMURA from the position. He is now on the air every day. There was no respond on air yet, and to me, TV Asahi PR section said, they are "now learning and contemplating this deep rooted historical problem." NHK TV case is very doubtful, because both NHK and Japanese police center, Keishichou, are secretly endeavoring to hide the truth about the real cause of Mr. HASEGAWA's death. Mr. HASEGAWA was found dead on 15 Oct. and reports on Mainstream papers were unusually delayed, two days after the death, on 17 Oct. and extremelyshortened and confused, without any efforts to follow up. It is "said" a suicide, without autopsy, and the funeral was abruptly held on 18 Oct. Th. not by the name of NHK TV but only by his wife. The daily, Asahi sinbun, reported the date and the place of the funeral, but added an unusual comment that "address [of his or her] was not publicised." This comment means that many of his friends who could not attend the funeral because of their routine job on weekday also could not send telegrams of condolence according to Japanese habit. Mr. HASEGAWA's last appearance on air, by Mainich sinbun, was on 10 Oct. in a specially programmed one hour "Tokushuu, Asu wo Yomu" [Special program,Read Tomorrow, or to predict the coming near future] , 23:00 to 24:00. In that program, by Mainich sinbun, he explained the meaning of the situation of the Sep. 11. attack in America and the following events. 10 Oct. was the day, 3 days after the start of bombing at Afganistan, and 5 days before his death. Even if his death was a suicide, one can easily suspect the political pressures on him caused by his comments in that program. But NHK TV strongly refused me the publication of the video tape record of the program. Former State owned, and now in reality the same predispositioned , so called public corporation, NHK TV and the Japanese most centralized, bureaucratic,corrupt, police, Keishichou, are now secretly cooperating to kill again the already dead veteran commentator familiar with the Japanese national assurance problems in this confused world. The most important situation to be considered is that many Japanese veteran journalists are now doubtful of the so-called linkage to Osama bin Laden. -end ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ URL:http://www.jca.apc.org/?altmedka/ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 早大政経学部の学生です。 デモクラシーに関するレポート作成の際に 貴サイトを参照いた しました。 よってレポート内の参考文献の欄にこのサイトのTOPアドレスを記載 しましたこと、ご報告いたします。 大変参考になりました。ありがとうございました。 keic_azl ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー （Ｔより） どうぞ、転載ください。もし、よかったら、書いたレポートを本 サイトに紹介してください。勿論、無理にとは申しません。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ７０１−２.（続）読書量と思考力の関係に対して 白鳥（空）です。 白熱した論議に参加してよいものか不安になってしまいます。 事実と真実の違いから、個人の「見解」としての真実味まで、話が 入り込んで読む側としては、現代のマスメディアによる思考力破壊 戦術を考えたくなってくるところにまで興味を引き出されました。 昔から「個性」を重視した報道は巨悪とされ一介のアナウンサーが 自分の持つ意見を述べることが許されなかった時代がありました。 ところがアメリカのゲリラ放送局(無許可)が出没してからアメリカ は変わりました。 聴視者の望んでいる本当は、個人の見解であって事実の報道だけで はないと報道に対しての取り組み方が様変わりしたのです。人気の あるアナウンサーは、時には「毒舌」であったりする者がブラウン 管(古いねー)にぎわしているようになったのです。 徳丸さんの言われた質問に対して一言だけ答えます。 ロシア人が日本をどういう風に見ているのかというと、私の知る限 りでは「友好的」だと感じます。朝鮮や中国でもそうですが、国家 レベルの意識は底辺で暮らす国民にとっては関係ないことなのです。 私の友人(ロシア)は、４８歳にして今でも独身です。結婚して家族 を持つことに非常に危機感を訴えていますが、日本女性の「愛人」 は欲しいそうです。 彼は数多い、いちロシアンマフィアの中堅クラスですが、ロシア内 で家族を養う(家族を守る)ことに不安を感じているのです。そこで １年の半分を暮らす日本に家族を持つことを希望しています。何故 なのかは知りませんが結婚入籍は出来ないそうです。 ロシア人としての誇りは持っていると言っていました。例えどんな 境遇になろうともロシアのために戦うことは厭わないそうです。 何だか「羨ましい」ですね。私は「右翼」ではないけれど、日本人 としての誇りを問われたら、彼のように答えられるか疑問です。 最期に、お二人の論議が読む人たちの「思考変換」になればいいで すね。