702−1.日本経済がクラッシュ寸前



世界的な同時不況の中、地方経済は破綻の懸念が出てきた。Fより

田中さんが、地方経済の悲惨な状況を訴えているが、この10年間
地方に公共事業を優先的に回してきたが、地方も日本経済も復興せ
ずに来ている。このような10年の実績の上に、再度、金を地方に
ばら撒けという政策は、できないと思う。

今やるべきは、不良債権の早期解決による資金の余裕を作ることと
、個々の企業が本当に儲かる商売を見つけることです。個々の企業
が儲からない時には、日本経済の再生はないと思います。
そして、企業は儲けが出るまで、その規模を小さくする必要がある
のです。水ぶくれの日本経済を再生するしかない。金のばら撒きと
いう麻薬の注射は止めるべきです。

しかし、今まで国民、特に地方の国民は甘やかされてきたのです。
日本の税収のほとんどは、大都市の企業からですが、その金の殆ど
と郵便貯金の多くは、地方に投下されたのです。しかし、地方への
投下資金のほとんどは何の生み出さないのです。純負債となっただ
けです。この重みが、地方自治体の運営にも影響して、地方の税収
の多くをそのできた施設の運営費に吸収してしまい有効な活用がで
きないことになっているのです。

それに輪を掛けて、中国に工場が移転して、地方の工場がなくなっ
ているのです。このような状態を是正したり、対策を打たないで、
金だけをばら撒けば、いいのですというのは、あまりに単純すぎる
。苦しいのは分かるが、あまりにも短絡すぎる理論であると思う。

地方も苦労するべきです。それは地方の大学や研究所と組んで、新
しい製品の開発や知恵の創造をして、多くの人がその製品を買いた
いと思わせる物を生み出すことです。そして、その製品を中国のコ
ストより安価に作ることです。このような地道な対応でしか、経済
の活性化はできないのです。安易な道は、大きな代償が待ち構えて
いるのです。将来の日本国民に大きな税負担を強いることになるの
です。
そして、もう少しでそのような事態になるのです。日本財政の破綻
を心配する必要があるのです。

日本国民は安易な奇道を歩まずに苦しい王道を行くべきです。
痛みを後送りしないことです。
==============================
下記は、私が出したメールです。
ご賛同いただけましたら、皆さんも近くの報道機関に対して同じよ
うなメールを出してください。
tanaka
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
日本経済がクラッシュ寸前です。

私が住む会津若松市では、デフレの影響でほとんどのビジネスが成
り立たなくなっています。12月末までに、地元の半分以上の企業
が倒産すると巷間で囁かれています。恐慌が到来するという危機感
が市民の心の中に漲っています。

創造的破壊、構造改革が叫ばれて久しいが、その間日本経済は凋落
の一途をたどってきました。
第一次世界大戦後の日本経済の舵取りの失敗の教訓が全然生かされ
ないまま、また同じ誤りを繰り返していくことに大きな失望を感じ
ています。このことは、高橋亀吉氏の「昭和金融恐慌史」でも明ら
かにされていることでもあります。

日本経済新聞は、日本経済のリーダー的存在であります。経済人、
政治家は国の行方を決める羅針盤と位置付けています。

御紙に課せられた社会的使命は、日本の命運を決定する重要な情報
提供されることだと思います。

そこでお願いです。
丹羽春喜教授の主張するケインズ経済学に基づく経済政策を御紙上
において御取り上げ戴きたいのです。現状では、丹羽理論は少数意
見であり、一部の人の目に触れているだけです。また、リチャード
・クー氏の考え方も提示されますことをお願いしたいのです。
参考HP
http://www.osaka-gu.ac.jp/php/haruniwa/
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/
http://www.tek.jp/p/
国民は日本の現状を変革するには、小泉さんのいう構造改革しかな
いと思っている人が多いのです。それが小泉内閣の高支持率につな
がっているのです。丹羽経済政策も選択肢のひとつであることを国
民に知らせて欲しいのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第二次世界大戦後、日本経済は不死鳥のごとく甦りました。
しかし、今日の日本の「時代閉塞の現状」はどうしたものなのでし
ょうか!
デフレが昂進し、来12月にも恐慌が発生するという極限の状態ま
で追い込まれている現状は、何に由来するのでしょうか。
国民は小泉構造改革に踊らされ、国民は小泉構造改革以外に選択肢
がないないと思い、必死の思いで生きているのです。
 
戦後56年間かけて構築してきた社会構造が、一瞬にして破壊され
るところまできてているのです。
今一度、昭和天皇昭和二十一年年頭の詔書(下記に転載)の原点に立
ち返り、日本の再生を模索すべき時ではないでしょうか!
 
日本経済再生政策提言フォーラムでは「日本経済10%成長論」を
提言してきました。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/  
 
残念ながら現在は少数意見なのです。
しかし、現状から脱出できる展望を提示している唯一の存在なので
す。私どもの力不足で、宣伝不足なのです。
まだ、多くの国民にその存在を知られていないのです。
 
国家存亡の時にあたり、マスコミはこの政策の是非を、国民に問う
て戴きたいのです。国民には知る権利があります。
国民は、知るべきことを知り、やるべきことをやれば、悔いも残ら
ないと思います。
何も知らないまま、成す術もなく奈落の底に突き落とされれば、
国民の怒りは心頭に達することになると思います。
 
今こそ原点に立ち返り、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」
「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし」なのであります。
 
マスコミ各社の良識に基づいてご検討戴きたいのです。
ご返事をお待ち申し上げております。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
昭和天皇の詔
昭和二十一年年頭の詔書
ここに新年を迎う。かえりみれば明治天皇、明治のはじめに、国是
として五箇条の御誓文を下し給えり。

いわく、
一、広く会議を興し、万機公論に決すべし
一、上下心を一にして、盛んに経綸を行うべし。
一、官武一途庶民に至るまで、おのおのその志を遂げ、人心をして
  倦まざらしめんことを要す。
一、旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。
一、知識を世界に求め、おおいに皇基を振起すべし。

 叡旨公明正大、また何をか加えん。朕は個々に警い新たにして、
国運を開かんと欲す。ずべからくこの御趣旨にのっとり、旧来の陋
習を去り、民意を暢達し、官民挙げて平和主義に徹し、教養豊かに
文化を築き、もって民生の向上をはかり、新日本を建設すべし。

 大小都市のこうむりたる戦禍、罹災者の艱苦、産業の停頓、食糧
の不足、失業者増加の趨勢等は、まことに心をいたましむるものあ
り。しかりといえども、わが国民が現在の試練に直面し、かつ徹頭
徹尾文明を平和に求むるの決意固く、よくその結束をまっとうせば
、ひとりわが国のみならず、全人類のために輝かしき前途の展開せ
らるることを疑わず。それ、家を愛する心と国を愛する心とは、
わが国において特に熱烈なるを見る。いまや実に、この心を拡充し
、人類愛の完成に向かい、献身的努力をいたすべきの時なり。

 思うに長きにわたれる戦争の敗北に終わりたる結果、わが国民ば
ややもすれば焦燥に流れ、失意の淵に沈綸(ちんりん)せんとする
の傾きあり。詭激(きげき)の風ようやく長じて、道義の念すこぶ
る衰え、ために思想混乱あるは、まことに深憂にたえず。

 しかれども、朕は汝ら国民とともにあり。常に利害を同じうし、
休戚を分かたんと欲す。朕と汝ら国民との紐帯は、終始相互の信頼
と敬愛とによりて結ばれ、単なる神話と伝説によりて生ぜるものに
あらず。天皇をもって現御神(あきつかみ)とし、かつ日本国民を
もって他の民族に優越せる民族として、ひいて世界を支配すべき使
命を有すとの架空なる観念に基づくものにもあらず。

 朕の政府は、国民の試練と苦難とを緩和せんがため、あらゆる施
策と経営とに万全の方途を講ずべし。同時に朕は、わが国民が時難
に決起し、当面の困苦克服のために、また産業および文運振典のた
めに、勇往せんことを祈念す。わが国民がその公民生活において
団結し、あいより助け、寛容あい許すの気風を作典興するにおいて
は、よくわが至高の伝統に恥じざる真価を発揮するに至らん。かく
のごときは、実にわが国民が人類の福祉と向上とのため、絶大なる
貢献をなすゆえんなるを疑わざるなり。一年の計は年頭にあり。
朕は朕の信頼する国民が、朕とその心を一にして、みずから誓い、
みずから励まし、もつてこの大業を成就せんことをこいねがう。

御名 御璽
昭和21年1月1日
==============================
コスモス 
Tanakaさんにお伺いしたいのですが、以前にもMLで間接的
に問うたことなのですが、
 
●「大幅な財政出動の、投入先はズバリどの分野なのか」
●「ケインズ経済学においても否定される、非効率的で害悪しかも
 たらさない現行公共事業はなにか」
●「そもそも、なぜケインズ経済学はマネタリズムによって悪用・
 ないしは拒否されたのかという総括」
 
 この三つを明らかにしない限り、その経済復興路線は否定される
、あるいは無視されても仕方が無いと思います。
 
 丹羽教授の方針が受け入れられるとして、教授やTanakaさ
んがそそくさと購入しておきたいとお考えの株銘柄を提示、あるい
はヒントを与えてくだされば、「ああ、この人達は現実的にこの分
野は確実に利益を上げられると考えているのだな」と考えさせられ
る説得材料になるでしょう。つまり、それだけの聡い利益追求心が
感じられない以上、机上の空論の学説とみなされるのは当然でしょ
う。
 
 そもそも今の経済界において、「今すぐ資金がほしい! これだ
けの投資があれば、確実に事業を成功させて、私たちも株主にも儲
けさせてあげられるのに!」という事業はあるのですか? なぜ
老人福祉のコムスンが失敗したのです? 私や Tanakaさん
が、今手元に五百万円があるとして、御希望通りの財政出動後に、
どこに投資すれば儲けられるのですか? それだけの利益を上げら
れる確証が、学説には必要だと思うのですが。


コラム目次に戻る
トップページに戻る