697−3.憲法第9条と日本の外交能力



         憲法第9条と日本の外交能力      
                        Domoto
 外交と軍事力は常にワンセットであり、世界的な外交の常識は「
軍事力に裏打ちされた外交」である。

これは国際情勢ジャーナリスト、落合信彦氏による外交のいろはだ
。アメリカ、イギリス、中国、すべてこの通り。落合氏によれば、
「純粋な外交」だけで、対外情勢に対処しなければならない日本に
は、本来極度の高い外交能力が必要とされるという。

アメリカ・テロ事件以後、約一世紀間続いたパックス・アメリカー
ナの時代が崩壊しつつある。政治・経済・軍事あらゆる面で、「乱
」の時代に入った。熾烈な国家生き残りの時代、どのような経済政
策を日本が講じようが、権謀術数に長け、「軍事力に裏打ちされた
外交」を展開されれば、日本は粟粒のように右往左往を繰り返すだ
けだろう。

そもそも軍隊を持たない国家というのは、ノーマルな国家ではない
と思う。戦力を認めない憲法は日本だけではないだろうか。いまま
でアメリカ追随外交を余儀なくされたのは、当然の話だ。過去の歴
史の反省のもとに、独立外交を国益を守るためにしていこうという
意識が国民にあれば、憲法改正はとっくの昔に済ませていなければ
ならなかったのではないか。私は現在の日本政治のアメリカ依存、
脆弱性、歪みと矛盾は、憲法9条がその一因だと思う。

国際紛争が多発する時代、アメリカ本土も建国以来はじめて戦争に
巻き込まれた。自国が戦争に巻き込まれるにせよ、他国と一緒に国
際紛争を解決する行動をとるにせよ、軍事をいつまでもアメリカに
依存しているのは考えるべきだと思う。国際情勢は日々変化してい
く。アメリカにとって日米安保がコストでしかなくなった時は、
アメリカ側から破棄を突きつけられるだろう。いつまでも「昔のま
までいい」では、この先、右往左往する粟粒となるだけで、ついに
は国は崩落するだろう。戦後50年余、世界情勢の激変とともに、
日本国憲法は修正されるべき転換点に立たされているのではないか
。それともやはり、「昔のままがいい」のか。

ところで、第二次世界大戦での日本人の残虐殺戮行為について、
これまでの、または今の日本人の謝罪意識は希薄なものに思う。
もし日本が軍隊を持つことを必要と考えるならば、日本の政治家は
外交上の席では、必ず謝罪のメッセージをアジアの近隣諸国に伝え
るべきだ。それがないから、アジアの人々に信用されていない。

憲法第9条で否定する陸海空軍その他の戦力、国の交戦権、国際紛
争を解決する手段としての武力行使、この三つを私は認めてよいと
思う。平和主義については、世界の国々が犠牲を払ってつくり上げ
ている平和に、いままでの日本はのっかっていただけで、それが果
たして平和主義といえるだろうか。
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>憲法第9条で否定する陸海空軍その他の戦力、国の交戦権、国際
>紛争を解決する手段としての武力行使、この三つを私は認めてよ
>いと思う。平和主義については、世界の国々が犠牲を払ってつく
>り上げている平和に、いままでの日本はのっかっていただけで、
>それが果たして平和主義といえるだろうか?

外国依存型、平和主義、といえるでしょう。
つまり、役割分担型。あなた、鉄砲撃つ人。わたし、金稼ぐ人。

わたしは、日本はすでに軍隊を持っている(9条違反)だから、
すぐに憲法を改正して、正常な状態にもどす、べきだとおもいます。
ただし、前提として、天皇制(象徴、をふくめ)を完全廃止すべき
と思います。(ちょうど、米国が戦後、象徴天皇制を残し、軍備を
廃止=日本の米軍基地化=属国化したのと、逆を行う。。。)
自衛隊もシビリアンコントロールを貫徹する為、幹部の7割くらい
は現在の自衛隊以外から選ぶべきと思います。
安保条約は片務的だから、これを廃止、NATOのようにアジア地
域で集団防衛条約を結ぶべきとおもいます。
inoue
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>軍事をいつまでもアメリカに依存しているのは考えるべきだと思う
>。国際情勢は日々変化していく。アメリカにとって日米安保がコ
>ストでしかなくなった時は、アメリカ側から破棄を突きつけられ
>るだろう。

アメリカは商売でやってるのだから金の切れ目が縁の切れ目ですよ。

>いつまでも「昔のままでいい」では、この先、右往左往する粟粒
>となるだけで、ついには国は崩落するだろう。

大丈夫でしょう。変わるのはすぐに変わりますよ。日本人は単純だ
から。

>戦後50年余、世界情勢の激変とともに、日本国憲法は修正される
>べき転換点に立たされているのではないか。それともやはり、「昔
>のままがいい」のか。

修正されるべきは日本憲法発布時であって、今が転換点なのではな
いでしょう。今は転換点に立たされているというより崖っぷちです
よ。認識が甘すぎるのではないでしょうか。

>ところで、第二次世界大戦での日本人の残虐殺戮行為について、
>これまでの、または今の日本人の謝罪意識は希薄なものに思う。

日本人の残虐殺戮行為についてはここでは述べませんが、今の日本
人に謝罪意識が希薄なのは当たり前でしょう。自分がやったのでは
ないのだから。
あなたは実際に自分で残虐行為をやったのかも知れないが、僕はや
ってません。だから謝罪する気もありません。他人がやったことの
責任は負えません。

>もし日本が軍隊を持つことを必要と考えるならば、日本の政治家
>は外交上の席では、必ず謝罪のメッセージをアジアの近隣諸国に
>伝えるべきだ。それがないから、アジアの人々に信用されていな
>い。

アメリカもロシアも中国もいや、ほとんどの国が残虐殺戮行為を行
ったのにも関わらず、なんで日本だけが謝罪しないと軍隊を持てな
いのですか?
アジアの人に信用されないと軍隊を持ってはいけないのですか?
あなたは中国や韓国北朝鮮がどれだけアジアに信用されていると思
います?
そして、日本の阿呆な政治家が口からでまかせの謝罪をしたくらい
でアジアが日本を信用すると思いますか?
軍隊を持ってない国が「間違った使い方はしませんから持たせてく
ださい」と言って誰がおいそれと信用しますか?
軍隊を持って間違った使い方をしないという長年の実績の積み上げ
が信用に繋がるのでしょうが。
だから自前の軍隊を持たないことには始まらないんですよ。
それくらい常識で考えたらどうですか。

日本はとっとと軍隊を持つべきです。
そして徴兵制を敷くべきです。武器兵器は国内で生産し海外へ輸出
し、自動車電化製品等に代わる日本の根幹産業にすべきです。
これらとエネルギー問題、食糧自給問題の解決以外に我が国を救う
道はありません。

憲法9条など大幅改正するのは当たり前すぎて今頃論議にもなりは
しませんよ。よほどの馬鹿なサヨク相手でないとね。
だから焦点はいつやるかでしょう。アメリカにズルズル引きずられ
る形でなし崩しに憲法改正をしてもよいものかどうかというところ
ではないのですかねえ。

むすぶ会  元 龍貴
http://www5.ocn.ne.jp/~aikijuku/musubukai-top.htm
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 軍隊を有する理由がいかなることであるか、まず考えてみたほう
がよいと思う。
常識的に考えて、以下の2面がある。

1.他国の侵略に対する防衛するため
2.多国、特に隣国を、条件が許せば侵略する、あるいは攻撃して
    自国に利益をもたらすため

 どんな国でもいいが、上記1だけで、2の意図がないという国が
あったら教えて欲しい。第二次世界大戦後、朝鮮半島で何が起きた
か?ほんの少しまえ、ベトナムでは何があったか?イラクとクウェ
ートは?そして現在、中国はチベットをどうしようとしているか
(残虐行為を「現在も」していることはご存知ないでしょう)?
アラブとイスラエルはどうか?アメリカに攻撃は、単にビンラディ
ンとその一派を捕まえるだけのものか?

 十分な攻撃力が有する国は、未だに必ず他国侵略を視野に入れて
いる。単に領土の問題でなく、自国に益をもたらすための外交手段
としてである。よく「普通の国」といわれるが、普通の国は皆そう
考えている。そんなことは世界中がわかっているから、武力を持ち
、それを前提とした外交をしている。引用にあった落合信彦氏の言
もそういう意味であろう。要は、「言うことを聞かないなら最終的
には攻撃するぞ、それに絶えられるか?」という脅しをもって、
ことにあたっているということである。よって、「アジアに謝罪し
て、信頼を得てから軍隊をもつ」やInoue氏の「(戦争責任を天皇に
押し付け、天皇がいなければ戦争をしないから)天皇制をなくして
から自衛隊を軍隊にする」というのは全く意味のない事で、そんな
ことをしてたら、余計に、アジアはおろか、何処の国からも信頼を
勝ち得ず、馬鹿にされるだけだと思う。土下座外交と同じ感覚であ
る。
 日本もまず軍隊は持つべきでしょう。ただし、本質的に、軍隊を
持つ以上、日本だけは侵略に使う可能性がないということは証明で
きるはずがない。抽象的ない方で申し訳ないが、我々がすべきなの
は、あくまで、日本が外交上、十分な利益を持つのに必要な戦力が
どれだけか検討し、その戦力を持つ用意をすべきだと思う。今の
日本で戦争をしたいと思っている人はまずいないし、平和な世界こ
そ、国益の面からも望ましいはずだ。よって、脅しに乗らずにすむ
、つまり侵略するにはあまりにリスクが大きいと思わせる程度で良
いはずである。現在の戦力で何処まで抵抗できるか、充分な戦力に
するには何が必要か?そしてその準備をしながら、外交にあたる。
外交努力が、普通の国としての日本の、世界の平和への貢献につな
がるとすれば、そんな形だと思う。
naosha
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>もし日本が軍隊を持つことを必要と考えるならば、日本の政治家
>は外交上の席では、必ず謝罪のメッセージをアジアの近隣諸国に
>伝えるべきだ。それがないから、アジアの人々に信用されていない。

軍隊を持つことと、謝罪することの間には、関係はない。
むしろ、米国の基地化し、政治的にもまったく独立国としての体を
なしていないことを笑っているアジア人のほうがおおいだろう。

>1.他国の侵略に対する防衛するため
>2.多国、特に隣国を、条件が許せば侵略する、あるいは攻撃し
>    て自国に利益をもたらすため
>
>どんな国でもいいが、上記1だけで、2の意図がないという国が
>あったら教えて欲しい。

2の意図がある、と宣言している国があったら教えてほしい。

>要は、「言うことを聞かないなら最終的には攻撃するぞ、それに絶
>えられるか?」という脅しをもって、ことにあたっているいるとい
>うことである。

これは、個別の国がやることではなく、国際法によるべきでしょう。

>よって、「アジアに謝罪して、信頼を得てから軍隊をもつ」や
>Inoue氏の「(戦争責任を天皇に押し付け、天皇がいなければ戦争
>をしないから)天皇制をなくしてから自衛隊を軍隊にする」という
>のは全く意味のない事で、そんなことをしてたら、余計に、アジア
>はおろか、何処の国からも信頼を勝ち得ず、馬鹿にされるだけだと
>思う。土下座外交と同じ感覚である。

土下座外交、とはどういうことだろうか?他国がどうおもおうと、
意に介する必要は無かろう。
天皇制をなくしてから、というのは、自衛隊の元幹部(栗栖)など
、自衛隊は天皇の直属にすべきである、と堂々と書いているから言
ったまで(小学館文庫、の栗栖の本)。
いまさら、天皇制をなくして悲しむものは誰もいまい。

オプションとして、軍隊はいっさいもたない(警察のみ)。
かわりに、優秀な武器を、全国民に持たせる(国民皆兵、ともいえ
る)。(話は変わるが、テロを防ぐために飛行機内に武器を持ちこ
ませない、という方法と、希望する客全員に機内で武器を渡す、と
いう方法もあるのではないか)

ついでに、違法を犯すものは、市民が武器で始末しても軽微な罪で
すませる、ということにすればもらりっしゅな国になり世界中から
尊敬されるであろう。
武器をあつかう訓練はもちろん、公教育の一部として行う。

>日本もまず軍隊は持つべきでしょう。ただし、本質的に、軍隊を
>持つ以上、日本だけは侵略に使う可能性がないということは証明
>できるはずがない。

国連、はなくすのでしょうか?
どうどうと「侵略」という国はいないでしょう。侵略と認められれ
ば、国連軍が制裁するのです。わたしのいう軍隊、は 国連軍に
参加するための、常備軍としての機能が大部分(そのつど、かき集
めるわけには行かない)。
inoue
==============================
Inoue様
>>1.他国の侵略に対する防衛するため
>>2.多国、特に隣国を、条件が許せば侵略する、あるいは攻撃し
>>  て自国に利益をもたらすため
>>
>>どんな国でもいいが、上記1だけで、2の意図がないという国が
>>あったら教えて欲しい。
>
> 2の意図がある、と宣言している国があったら教えてほしい。

 そんなことを宣言する国があるわけないでしょう。それこそ攻撃
対象とされてしまいます。事実を見ればわかります。堂々と侵略す
る国家はないと貴方もいわれているとおりです。

>>要は、「言うことを聞かないなら最終的には攻撃するぞ、そ
>>れに絶えられるか?」という脅しをもって、ことにあたっている
>>いるということである。
>
> これは、個別の国がやることではなく、国際法によるべきでしょう。

 やるべきかどうかという事は論じていません。事実として、バッ
クボーンとして、そういう意図があるという事です。

> 土下座外交、とはどういうことだろうか?他国がどうおもおうと
>、意に介する必要は無かろう。
>天皇制をなくしてから、というのは、自衛隊の元幹部(栗栖)など
>、自衛隊は天皇の直属にすべきである、と堂々と書いているから言
>ったまで(小学館文庫、の栗栖の本)。いまさら、天皇制をなくし
>て悲しむものは誰もいまい。

 土下座外交と同じ感覚といったのは適切でなかったかもしれませ
ん。私にも思い込みが合ったようで、その点は訂正します。ただし
、貴方の意図がそうであったことは、そう書いていただかないとわ
かりませんし、栗栖氏の意見が国民全体の意思を反映しているとも
思いません。天皇制を無くす事は自衛隊を軍隊として認めることと
どんな関係があるのか、未だに理解できません。また、天皇制をな
くして悲しむ人がいるかどうかは、本論とは全く関係ありません。
この点については意見もありますが、論旨から外れますので、別の
機会にしたいと思います。

>オプションとして、軍隊はいっさいもたない(警察のみ)。
>かわりに、優秀な武器を、全国民に持たせる(国民皆兵、ともい
>える)。(話は変わるが、テロを防ぐために飛行機内に武器を持
>ちこませない、という方法と、希望する客全員に機内で武器を渡
>す、という方法もあるのではないか)
>
>ついでに、違法を犯すものは、市民が武器で始末しても軽微な罪
>ですませる、ということにすればもらりっしゅな国になり世界中
>から尊敬されるであろう。
>武器をあつかう訓練はもちろん、公教育の一部として行う。
>

上記は、私に問いかけいただいたのでしょうか?申し訳ありません
が、問いかけの内容と私の論旨とのつながりがわかりません。国連
、国際法については、多分私とInoue様とは意見に相違がある
と思われますが、論旨と離れると収集がつかなくなりますので、
とりあえず言は止めたいと思います。

  naosha
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>侵略を宣言する国があるわけないでしょう。それこそ攻撃
>対象とされてしまいます。事実を見ればわかります。堂々と侵略
>する国家はないと貴方もいわれているとおりです。

では、宣言ではなく、意図がある国、というのはあるのでしょうか
?意図は、そんたくすれば、なんとでも、こじつけられる、とおも
いますが。

>天皇制を無くす事は自衛隊を軍隊として認めることとどんな関係
>があるのか、未だに理解できません。また、天皇制をなくして悲
>しむ人がいるかどうかは、本論とは全く関係ありません。この点
>については意見もありますが、論旨から外れますので、別の機会
>にしたいと思います。

天皇個人、がほんとのところ、どういう信念の持ち主であったか、
ということを知っているのはホンの一握りでしょう。
しかし、万人のための幸福の量を最大にするという功利主義的考え
からはマーカーサーや国体護持派がなんといおうと、みずから退位
すべきであった、とおもいます(そのほうが、人気が出たろうし)
本などをよんでみると、昭和天皇にはまったく情報が流れていなか
ったようだ。
(20世紀の戦争(文春新書)、には、麹町の交番に天皇自ら電話し
て情報を求められたとか。。)
わたしが廃位をすすめるのは 政治的な責任(憲法には一応、統帥
権、をもつと、かかれてあるのに、統帥能力零、にされていた)を
とる、という意味です上記のとおり、抗議の意味もこめて 退位し
、廃位をマッカーサに提案すべきであったとおもいます。
もう一つの意味は、プラグマチックなものです。軍を持つとした場
合、軍を統率するのはナンでしょうか?旧来の軍の精神的伝統を汲
む人間どもが幅を利かせる軍になること請け合い、栗栖の考えは
一部の思想でしょうが米国のように国民の選んだ大統領や国会の指
揮に従う、という発想が日本の軍隊に及ぶとは思えません。なんら
かの格好で天皇を担ぐでしょう。
これをあらかじめ抑えるため。それと、アジアの地域防衛システム
を築く必要があると思っているから、天皇の名で(名、だけ)侵略
したことへの反発をあらかじめ封じる意味で象徴天皇制も配したほ
うがいいでしょう。
軍を持つことへの海外の反発を封じるためにも。戦争を知らない世
代が大部分を占める日本の民意だ、といえば誰も文句は言えないで
しょう。
これを土下座というならそれでもかまわない。しょせん、政治ある
いは社会的行為は、土下座、です。

>上記は、私に問いかけいただいたのでしょうか?申し訳ありませ
>んが、
(以下略)

わたしは個人間の対話をしているつもりはありません。(MLの精神
を遵守しているつもりです)
ブロードキャスト(井戸端会議)をしているつもりです。
いつ、どのようなテーマを提起しても自由だと思っていました。
inoue
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> では、 宣言ではなく、 意図がある国、というのはあるのでし
>ょうか?意図は、そんたくすれば、なんとでも、こじつけられる、
>とおもいますが。

 事実を見れば、そう考えられると言っているだけです。例えば、
湾岸戦争のきっかけとなってのはイラクのクウェートへの侵攻です
。アメリカとその連合軍に潰されたので引っ込みましたが、そうさ
れなければ居座ったまま、どかなかったわけです。中国もチベット
に侵攻しています。未だに戻る気配はありません。内政問題だとこ
じつけてます。こういう態度は、すきあらば侵攻しようとしている
意図があると私は考えています。事実をみれば、わざわざこじつけ
る必要はないと思いますが。

>天皇個人、がほんとのところ、どういう信念の持ち主であったか
>、ということを知っているのはホンの一握りでしょう。
>しかし、万人のための幸福の 量を最大にするという功利主義的
>考えからはマーカーサーや国体護持派がなんといおうと、みずか
>ら退位すべきであった、とおもいます(そのほうが、人気が出た
>ろうし)(以下略)

 上記文は前半は天皇に対する廃位のお勧めで、元々の論旨から
完全に離れています。ご意見は面白い(いやみではありません。こ
んなご意見を聞いた事がなく、本当にそう思っています)ので拝聴
いたしますが、これは議論対象にしません。
 また、後半は、なぜまた、わざわざ否定した土下座に戻ってしま
ったのか理解できませんが、そうであれば、当初申し上げていたと
おり、そんなことは意味がないからやめたほうがよいと思います。

 このような展開では議論できませんので、この件に関しては、言
は止めます。

>わたしは個人間の対話をしているつもりはありません。(MLの精神
>を遵守しているつもりです)
> ブロードキャスト(井戸端会議)をしているつもりです。
> いつ、どのようなテーマを提起しても自由だと思っていました。

 そのとおりですので、前言は撤回します。申し訳ありません。
 また、国連については、別の機会に話したいと思います。

 naosha
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孫 時空 と謂います。

ズッ―ト配信されるメール観ていました。
始めてメールに参加させていただきます。

以下の文に就いて一言感想を謂います。

> さて、ところで、こんな時代にあって未だに法律解釈がどうの憲法解釈
> がどうのこうのと言い合っておるおめでたい御仁どもがおる。世界は
> 太平であるぞよのぉー。

確かに今の日本は、俗に謂う、特に日本に住んで居られる方の多くは
「太平ボケ」に成って居るのかも知れません。

> みなはん、考えてみてもほしい、現在までの歴史を。一体いつの時代に
> 法律を破らないで社会の変革ができたのかのぉ?新しい時代を切り開こ
> うとすれば、その時代の法律が足かせになるちゅうのは世の常や。法律
> なんどというもんに縛られていたんでは、新しい時代なんて切り開けやせ
> えへんで、ホンマ。

確かに時代の変革者は、そう謂った「アウトロー」的な処も有ったと思い
ます。また、そう謂う、「考え方」も必要で有ったのかも知れません。
しかし、時代の「変革者」は、確たる「変革案」「解決打開策」を持って
敢えて「アウトロー」的「行動」に出たと思います。

> 未だに主義がどうのこうの哲学がどうのこうの法律解釈がどうのこうの
> とのたまわっておるのは、学者仲間での趣味の話としてならともかくも、
> 時代がこれだけ混沌とした時代にあって、まっことおめでたいとしか言
> いようがないのぉー。

謂われる様に、勝手に法律を歪曲して解釈して居る事は、事実です。
頭デッカチな「机上の空論者」が多い事も事実でしょう。

私は、常日頃「論理」が有ったら「実行」すべきで有る思っています。
「実学・実行」が伴わない「論理・理論」はあまり信用して居ません。

法律を大昔(?)学んだ者として、
今回の「テロ」事件に関しては
米国取った行動は、「私」感情としては、分かる様な気もしますが、
「国際法」上は、明らかに「違反」です。
また、自衛隊の派遣は、「日本国憲法」「違憲」です。
(但し、自衛隊=軍隊が必要か否かは、別問題で議論すべきでしょう)

「法」とは、「条文」化されたモノだけを謂うのでは無い、と思います。

「法」とは、究極的には、「人類の良心」で有る、と考えます。

以上、生意気な事を謂ってスミマセン。

                  Oct. 23rd. 2001    孫 時空  


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