688−1.戦争の時代の景気回復は



戦争の時代が今後長期に続くことが明確化してきた。そして、普通
の商売が成り立たない。それではどうするか。  Fより

米国の巡航ミサイルのトマフォークは1機、1億3000万円、
バンカー・バスター3000万円以上、無人偵察機「RQ1プレデ
ター」、キーホールと呼ばれる偵察衛星の最新型などなど、高価な
兵器が続々登場している。トマホークはアフガン爆撃の1日で
100発発射したとのことであるので、130億円を1日で使用し
たことになる。そして、タリバーンも中国やその他地域から兵器を
購入している。

今後予想できるのは、この中東地域全般に戦争が継続し、パレスチ
ナ紛争と米国のイラク攻撃、アフガン戦争が連続した一連の戦争と
して形成されることが、明らかである。タリバーンを根絶やしにす
るには、まだ相当の時間が必要でしょうし、その前に米国でテロが
多発して、国民の不満がたまり、どんどん攻撃のエスカレートを国
民が要求することになるでしょう。このため、米国政府も攻撃範囲
を拡大する誘惑を押さえることができないでしょうね。

その結果、経済には安全が必要ですが、その安全が世界的になくな
ることになるのです。この影響は日本にもきます。この時、日本は
どうすればいいのでしょうか??
経済活性化はムリです。基盤になる安全が、ないのですから??

それでは、どのような産業がこれから伸びるのでしょうか??
簡単ですね。兵器産業です。世界に輸出できる優秀な兵器を日本は
沢山持っています。特に精密機械である兵器の輸出は日本の独壇場
になると思います。超小型カメラ、センサ、その他電子製品など。
これしか、世界が積極的に買う物がないのですから、ここに焦点を
合せて、日本も新規分野として、商売するしかないと思うが、どう
であろうか。

このためには、法制度の改正、政府の売り込みが必要であるが、
米国、フランス、スイス、中国、ロシアは、今の時代積極的に、
兵器の売り込みをしている。兵器産業が国家経済の中心になろうと
している。日本も競合の少ない分野の兵器を安価に売り込めば、多
くの国が買ってくれると思うが。


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