684−1.アフガン復興を請負いませんか



件名:アフガン復興を請負いませんか、自衛隊は足手まとい。  
kiyosiday です。
”Show the Flag !”がすっかり流行ですがアーミテージが一番迷惑
でしょうね。

有事法制で国内で議論しても一向に埒が明かない。そこへNYの同
時多発テロ。海外派兵推進派には願っても無いチャンス。
ところがアメリカ側からは具体的な要求は、日本が自主的に決める
問題と言うばかりで、幾ら待っても出てこない。
兎に角、これまで自主的になど行動した事無いのにホトホト困って
しまった。そこへ”Show the Flag!"の助け舟、 外圧(または恫喝
)でしか動かない日本の世論、野党を諦めさせるにはコレしかない。
 それも言った方も言われた方も都合よく解釈できる言い方で、正
に外交官の本領発揮。狡猾なるY大使の創作か、外務官僚の浅知恵
でしょうか。
駐日大使も、「自衛隊派遣を要請した訳ではない、日本にはアフガ
ンの復興に貢献して欲しい」とか、確かアーミテージもそんな発言
をしていたように思う。

アメリカ側に立って考えよう。自衛隊がのこのこインド洋やらパキ
スタンにまで出張って来たら「迷惑」でしかなかろう。
航空支援の全く無いイージス艦(まさか一隻ポツンと派遣する訳で
はなかろう、兵站が要る)随伴艦、補給艦みんな頭の上はスース‐
してる。結局アメリカが面倒みなイカン。
日の丸見せたい言うてC130飛ばす。JALのジャンボ貨物機でも借
りて自衛隊員が乗組めば実効は数倍。日本からピストン輸送するん
かいな、こちとら戦争やっとんのにマラソンの応援じゃあるまいし
沿道で旗振ってお仕舞いか。

本気で難民高等弁務官事務所支援するなら、今ごろ貨物船の船団が
支援物資を満載して日本の港を出航しとるはず。こんな見掛け倒し
のことしてはずかし無いか。
大騒ぎで飛ばして何と20トンだそうではないか、現地滞在は2時
間! ”不真面目”

世界中の誰が自衛隊にアフガニスタンまで来てくれ言ってますか、
素人は足手まといになるだけ、役には立ちません。それこそ、テロ
にやられんよう日本をシッカリ守りなさい。

それより、この問題の解決はアフガンが元の美しい豊かな国になっ
て始めて根本の解決になるでしょう。 
日本はアフガンの復興にこそ持てる力を全力投球しませんか。
アフガン人を一人も殺さなかった(いままではそうだが・・・)
日本がアフガンの戦後復興を請負って(支援とか援助ではなく)美
しい国に作り上げましょう。戦後復興はお家芸の筈。

日本の次のプロジェクトXはアフガン復興。 ゼネコンを失業した
技術屋さんも、農業の出来なくなった農家も、夢を無くした若者も
皆んな”丸腰で”アフガンへ行こう。自衛隊員も勿論派遣されるで
しょう、迷彩服を脱いで作業着が支給されるでしょうが。
きっと死人もでます、誤解や無知・偏見、異教徒ゆえもあるでしょ
う、新しい日本の戦争の形かも知れません。

自分の子供を海外派兵に出す気は全く無い。その先が見えない。
復興なら止めはしない。 死の危険は後者の方が高いかも知れないが。

湾岸で笑い者になったから。
今やってる事はもっと笑われる話。
難民支援に日本から一万人が丸腰で出向けば、(たっぷり金持って)
それこそ世界に”Show the Flag of Japan !"でしょうね。
Kiyosiday, Hyogo Male
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            日本の出番 -------アフガンとパレスチナ 
                                           2001.10.8  秋好

 ブッシュ大統領が「ラディンが黒幕、かくま匿っているタリバン
は自由の敵」と、叫んでから1ヵ月たった。そして、タリバンこと
神学党が支配するアフガンへの攻撃体勢を整えつつある。この体勢
のなかには、日英仏独などの自由諸国のみならず、パキスタンや
アラビアなどのイスラム回教諸国までも組み込まれている。
大統領の見事な国際世論づくり、というべきだろう。
 だが、ベトナムでの反米ゲリラ、アフガンでの反ソ遊撃戦から、
近代兵器ではゲリラ戦に勝てないことを学んでいるから、うかつ
迂闊に手は出せないで----「テロとの戦いは長期戦になり、また
綜合戦になる」と、予想した。
 総合戦とは、軍事活動のほかに情報戦略、経済封鎖、政治工作な
どを総括する戦略の駆使、である。 

 一方、エジプトなどの穏健な回教徒や自由世界の平和主義者は「
ラディン氏がやらせた証拠はあるのでしょうか?」と、同氏の犯人
呼ばわりに、首を傾げている。
 私もそう思わないでもない。もし、同氏が真犯人なら、彼は誇ら
しげに犯行声明を発しただろう----あれほど見事な航空特攻を敢行
して、アラブの反米過激派を狂喜させ、自由世界を震え上がらせた
のだから。
 あるいは、彼の配下が勝手に決行して、「やり過ぎだ」と、頭を
抱えているのか?
 はたまた、彼のせいにした、モサドなどイスラエル過激派の大謀
略であるのか?
 アラビアでの裕福な暮らしを捨てて、ゲリラに身を投じたラデイ
ン氏の知的な風貌を見ると、かつて、南米で反米ゲリラに一身を捧
げたゲバラを思い出すのだが----。

しかし、大勢は「ラデインの仕業」で、決してしまった。
 「ラデインの首を差し出せ」と、米国が迫るのに、神学党はイヤ
だの居ないの、と煮え切らないから、これも無理もない。状況証拠
は揃っている----。 
 いずれ、潜入した特殊部隊から有効な偵察情報が来次第、米軍は
ミサイルと爆弾の雨を降らせるだろう。米軍のデルタフォースは余
り当てにならないとしても、英軍には特殊空挺隊(SAS)が居る。
----そして、それは始まった!

 女性から、教育や職業を奪い去っただけでなく、マニキュアをす
れば生爪を剥ぐなど、神学党のやり口はポル・ポトを思い出させる。
片や回教狂信徒で、片や共産狂信徒だ。
 自由以前の人権さえ、踏みにじっている彼らはアフガン人民の為
にも、征伐されなければなるまい。ただ、難民が狂信戦士の産地な
のだから、難民救済を逆手にとられる場合も充分に予想されるので
、自衛隊などの後方支援にも充分な警戒が必要となる。  
 なお、パキスタンへの経済援助も、カネの行方をよく見張らない
と、アフガンへ流れるおそれがある。同国の統合情報部(ISI)は
神学党を教練し、武器を渡してきたからだ。
 小泉首相は同国へ、47億円の援助を決定したが、武器に化けて、
アフガンへ流れたのでは、何のことはない----神学党を援助した
結果になってしまうだろう。

 いずれにしても、国際世論と米軍事力はやがては神学党を潰すだ
ろう。しかし、反米テロは終らない!
アラブ過激派はイスラエルが生み出した回教の鬼ツ子である。
英国が米国と組んでユダヤ人の為に、強引にイスラエル国を作った
のが、すべての原因なのだから。このこと、パレスチナ問題を解決
できない限り、反米テロは「長期戦ではなく、永遠につづく戦い」
になる。
 
「3000年前、ここに我が国があったのだ」と、パレスチナに無理や
り国家を作ったユダヤ人。はじき出されたパレスチナ人と同宗のア
ラブ人。これは、常識で考えても、無理無体といえる。むろん、
国際常識から言ってもだ。無理が通れば、道理が引っ込む----では
、国際正義もなにもあったもんじゃない。もし、「力が正義」であ
るなら、9.11も義挙となろう。
 ユダヤ人がその経済力で、米国を台所から支配していることは
アラブ人も知っている。それゆえ、何度も中東戦争をイスラエルと
戦い、地中海へ追い落とせない、と悟つての反米テロなのだから。  

 かつて、イラン革命があり、この間、湾岸戦争があり、いまアフ
ガン----アラブの怨念は、そのど真ん中で、イスラエルがユダヤの
旗を広げている限り、止むことは無いだろう。
 解決策は-----イスラエルの移国、これしかないのではないか?。
国家ごとの移民である。北米にはまだ沢山の未開の土地がある。特に
、カナダなど、呆れるほどに広いのだ。それには、聖地に拘らない
ユダヤ新教の誕生が条件となろう。
 キリスト教もローマ教会が腐敗の極に達したとき、新教すなわち
プロテスタントが誕生して、フランスの民主主義、英国の資本主義
と組み合わさり、現代の自由資本主義に成長したのである。この仕
事はカナダ首相かローマ法王に向くだろうが----。
 
次善の策は----エルサレムを国連の信託統治とし、占領地をパレス
チナ人へ返還させて、パレスチナ国を国連が承認する。そして、
平和維持軍を貼り付けて、両国の武力紛争を封じ込める。この仕事
なら、国連主義の日本首相か事務総長に向くだろう。
 この場合、小泉首相はインドネシア、中国、韓国、タイなどのア
ジア諸国にも「ともに中東和平に貢献しよう」と、呼びかけるべき
だろう。 インドネシアを1番においたのは、中東と同じ回教国だか
らだ。こうすれば、シラク大統領も黙っていられないから、EU諸国
に同様、呼びかけることになる。 

 「敵(イラン)の敵(イラク)は味方」とばかり、フセイン大統
領に1500億円超の武器輸出をして、イラクを軍事大国にしてしまっ
た米国の単純な世界戦略では、到底、中東和平は達成できないだろ
う。まして、中東がコングロマリツト米国軍事産業の上得意であっ
て、その和平は軍需を失うことである。冷戦終結で巨大な対ソ軍需
を失つて青息吐息の米軍産は和平を望まず、巧妙にイスラエル鷹派
を刺激し、アラブ過激派の闘志を内心歓迎しているだろう。中東に
武器輸出をしていない唯一の先進国であり、また中東石油の最大の
得意先として、さらにキリスト教でない唯一の平和大国として----
日本の影響力は大きいはずだ。アラブ過激派も、日本とアジアでは
、一度もハイジャックやテロをやらかしていない。十字軍の歴史的
怨念をもつ回教諸国に、アジアへの悪感情はないのだ。
 
 21世紀、米国が「世界の保安官」を引き受けるなら、日本は「世
界の弁護士」となるべきではないだろうか?
 「ひも付き」だの「カネを出すばかり」だの「顔が見えない」だ
の言われ続けて数十年!
 今度は保安官どのは「旗を見せろ」ときた。 

「戦えませんが、後ろで旗を立ててます」
と、平和憲法の手前、小泉首相またまた、苦肉の策----。 「8.15
に靖国参拝などしてみろ!」と、中国に脅かされて、(それなら
8.13に参拝してやるぜ)と、この夏、苦肉だった信念の人:小泉純
一郎なら、前記の次善の策を推進できるように思うが、いかがなも
のか?        

 イラクだ、アフガンだ、とその度ごとに臨時立法などの、対処療
法もいいが、やっと「顔の見える」首相を登場させたのだから、こ
こいらへんで、抜本策を構想していい頃だろう。
 戦後、いつも保守政権とマスコミとで国論が割れたまま、国民は
黙々と経済成長に勤しんできた。しかし、初めて政権と報道とが「改
革」で、国論の一致をみた----。国民もインターネットなどで物を言
うようになり、内閣官房もメールマガジンを発行して、直接、国民
に呼びかけている。 
 21世紀の春が小泉内閣で始まったことは、日本社会のさらなる
民主化と自由化のために、良かっただけでなく、国際社会のために
も良かった、と言われたいものだ。

 神といい 仏というも 世の中の
     人のこころの 他のものかは 
 みなもとのさねとも源実朝はうた詠っている。 どんな宗教も、
所詮、人が考えだしたもの。
 岩山に篭って、圧倒的な攻撃をうけている回教徒を見ていると、
天草に立て篭もった旧教徒を思い出す。 いずれ、叩き潰されるだ
ろう。そして、カンボジアのように、まともな国づくりを始めるだ
ろう。だが、問題は残る-----パレスチナである。 


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