YS/2001.10.05 歴史に残る「ショー・ザ・フラッグ」 これは歴史に残る出来事かと「ショー・ザ・フラッグ」に関わる 日経、朝日、読売、産経、毎日の記事をすべて買ってしまいまし た。 ドド〜〜ンと「日章旗」まで飛躍させたのは産経さんだけでした が、どういうわけか産経WEBにはべーカーさんの記事は23時 20分時点で掲載されていないようです。 当然べーカー発言に隠されたアメリカ側の意図も考えなければな りませんが、とりあえず日本の政治及びメディアの「面目丸つぶ れ事件」として歴史にその名を残すでしょう。 ============================= ■時事ー自衛隊派遣まで想定せず= 「ショー・ザ・フラッグ」の解釈に“異論”−駐日米大使 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011005-00000326-jij-pol ベーカー駐日米大使は5日、日本記者クラブでの講演で、アー ミテージ国務副長官が同時多発テロ事件に関する日本の対米支援 について「ショー・ザ・フラッグ」と述べたことについて「これ は英語の慣用句。『旗幟(きし)鮮明にせよ』ということを意味 したのではないか。自衛隊派遣まで考えてなかったと思う」との 見方を示した。 アーミテージ氏の発言は柳井俊二駐米大使と会談した際に述べ られたもので、日本国内では一般的に「日の丸を見せてほしい」 と訳され、米側が自衛隊による後方支援を非公式に打診したと受 け止められた。 (時事通信)[10月5日19時9分更新] ■読売ー「ショー・ザ・フラッグ」は「旗幟を鮮明に」の意味 http://www.yomiuri.co.jp/01/20011005ia24.htm ■朝日ー「『旗』は自衛隊派遣ではなかった」米駐日大使が講演 http://www.asahi.com/politics/update/1005/009.html ■毎日ー10月05日 19:51 米大使:日本の法整備「満足」 アフガンへ人道的支援を期待 http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20011006k0000m010058000c.html ■日経ー米駐日大使:ラディン氏関与は決定的 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20011005CIII065505.html (ショー・ザ・フラッグには触れず) ============================= ■2001.09.21(産経) 「新法」を追う テロ対応 自衛隊の派遣決断 /踏み出した「見える支援」 http://www.sankei.co.jp/databox/paper/0109/21/paper/today/politics/21pol001.htm 以下抜粋 [2]米の要請 ≪「同盟崩壊」に危機感≫ 政府が対米支援策を打ち出す前日の十八日夕、防衛庁幹部は記 者団を前に熱弁をふるった。「みんな米国のことを分かっていな い。『米国からどんな要請があるか』という視点で記事を書いて いるが、米国は何も言ってこない。そして日本が同盟国として信 頼できるかどうかをみている」 野上義二事務次官ら外務省幹部の間には、テロ発生直後から 「米軍を支援しなければ日米同盟は崩壊する」(幹部)との危機感 が広がっていた。防衛庁内で強かった周辺事態法の拡大適用や地 理的制限をはずす法改正も検討したが、同法が日米安保条約に基 づくものであるために「国会答弁がもたない」との意見が大勢だ った。 「新法か。しかし、成立させられるのか」。揺れる外務省上層 部に覚悟を決めさせたのは、米国の対日政策の中心的存在である アーミテージ国務副長官の「ショー・ザ・フラッグ(日章旗を見せ てほしい)」という発言。十六日午後、休日返上で登庁した野上次 官は新法検討に向けた調整に入った。 ============================== (Fのコメント) これは、中国からの要請を米国が受けて、米国も変化したように感 じる。ロックフェラーが江沢民と会談をした際、米国が日本軍国主 義復活を助けていると指摘されたためで、米国としても、中国との 友好関係は今は非常に大事で、もし、中国がタリバン支援をすると 、大きな世界戦争になる可能性がある。また、北朝鮮の行動を自制 するように圧力を掛けてもらいたいために、米国は中国と今、ケン カできない。この視点が不足している。