673−1.米国の意識は



ryouma@野村です。
21日と22日夜書いたものをお送りします。
21日夜wrote
今日アメリカ大統領の異例の調書において日本のアメリカにおける
位置付けが明らかになりました。

America will never forget the sounds of our National Anthem 
playing at Buckingham Palace, on the streets of Paris, and 
at Berlin's Brandenburg Gate.  

We will not forget South Korean children gathering to pray 
outside our embassy in Seoul, or the prayers of sympathy 
offered at a mosque in Cairo.  We will not forget moments of
 silence and days of mourning in Australia and Africa and 
Latin America. 

Nor will we forget the citizens of 80 other nations who died
 with our own: dozens of Pakistanis; more than 130 Israelis; 
more than 250 citizens of India; 
men and women from El Salvador, Iran, Mexico and Japan; and 
hundreds of British citizens.  America has no truer friend 
than Great Britain.  (Applause.)   Once again, we are joined
 together in a great cause -- so honored the British Prime 
Minister has crossed an ocean to show his unity of purpose 
with America.  Thank you for coming, friend.  (Applause.)

この調書は先に出されたイスラム聖職者会議が出した布告に対する
アメリカの回答と言う意味合いを含めて 様々な影響力を持ちます。

1000人のイスラム宗教指導者が出した結論は1) ウサマ・ビ
ン・ラディンにアフガニスタンから退去するように勧告する
1)アメリカがアフガニスタンを攻撃したら、イスラム世界は聖戦
    を発動
1)アメリカは今回のテロ事件がウサマ・ビン・ラディンであると
    いう証拠を明確に示すように求める。

これに対してブッシュ大統領はアメリカにつくのか?テロリストに
つくのか?世界各国に態度表明するように強く迫りました。
また、今回の戦いの長期化と 諜報 軍事 経済 金融ふくめたあ
らゆる手段を使ってラディン氏を追い詰めることを宣言し、テロ組
織の根絶とそれを支援する国も同視して攻撃する旨宣言しました。

しかし その作戦の内容にについては明らかにはしませんでした。
言葉は生きています。まさに すさまじい国際世論形成のための駆
け引きが行なわれている訳です。
『大儀』なき戦いのではないというイニシアティブの取り合いですね。

21世紀もアメリカの正義と自由の価値観を共有する社会形成と世界
の警察官としての地位の確保を宣言した訳です。
その中でひちれん支配の日本はアジア安全保障上でアメリカの属国
として宣言されたも同じ事なんですね。上の意味合いは・・・・
また、国際社会において 日本の重要度が低いことが確認された訳
です。19日 日本は小泉内閣は国会審議なしで米国支援7項目を
決めました。
ご存知のように ショー・ザ・フラッグ とアーミテージ国務副長
官から迫られたこともあるでしょう。
世界に日本はアメリカの属国であることを表明した訳です。

ブッシュ大統領 両院委員会調書全文
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2001/09/20010920-8.html
今回の発言にはアジアでは韓国しか出てきませんが、中華思想や
ひとれん をも含むアメリカのグローバル戦略への取り組みがあり
ます。来年 日韓ワールドカップがありますが、アメリカのアジア
外交が韓国と台湾(台湾と中国両政府のIMFやWTO参加による)に
シフトする事の現れでもあります。

今回のテロに対してダライ・ラマやローマ法王など世界的影響をも
つ指導者のコメントは世界に背景と影響力をもって伝えられました。
日本からは政治家からも 思想・哲学者からも 宗教者からの発言
も世界的には 無視されている、あるいは必要とされていないと言
うことが明らかになったワケです。
仕方ないですね ひちれん じゃ

今回のテロにおける経済への影響は 景気回復は再来年の終盤から
になるといわれています。しかし、経済企画庁が景気が悪くなった
と正式に認めたのは バブル崩壊し、9年以上たってからです。
ということは 今後数年単位でデフレスパイラルに陥ることになる
可能性が確定したようなものです。
また 後20数年後日本のGDPは現在の約半分になると言われていま
す。また、アメリカの報復に対して世界的同時テロが行なわれた場
合、世界合意を形成してきた枠組みが破壊され 第三次世界大戦と
なります。

その中で 日本は いや ひちれんによって支配されてきた日本は
とほほ・・・・なのです。
小泉内閣は ショー ザ フラッグ の一言でで国会審議もせずに
自衛隊の後方支援の7項目を決めました。
まあ、これを幸いに これまでできなかった自衛隊の合憲化への道
のりをつけたいのもありますわね
いずれにしても日本の出る目は国際的にはない事を示された訳です。

さて、私たちは何をなすべきでしょうか?
ではでは
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22日夜wrote
ryouma@野村です。
今回のテロの事件でアメリカ大統領のスピーチの一部で
 America will never forget the sounds of our National 
Anthem playing at  Buckingham Palace, on the streets of Paris, 
and at Berlin's Brandenburg Gate.    
We will not forget South Korean children gathering to pray 
outside our embassy in Seoul, or the prayers of sympathy offered 
at a mosque in Cairo. 
 We will not forget moments of silence and days of mourning 
in Australia and Africa and Latin America. 

と語られた訳ですが、これから何を考えるべきでしょうか?
アジアでは韓国への感謝が述べられていますが、これはブッシュ大
統領の今回のスピーチが今後 アメリカがイスラームと同じく大中
華思想やひちれん主義を含むグローバル戦略の中で来年は日韓ワー
ルドカップがありますがアジアでの外交の中心を韓国と台湾(IMF
やWTOに中国 台湾両政府の同時加盟による)にシフトする事を
意味するのです。
まず、戦後占領下政策はマッカーサー司令官の【キリスト教の精神
による政策】と言う宣言を考えなければなりません。
敗戦国民にとって戦慄しつつ迎えた占領軍の秩序と寛容、更に昨日
の敵に対するあらゆる物資を送ってくれた援助が 当時アメリカの
スタンレー・ジョーンズの言葉を借りれば
「世界中のキリスト教国を探しても 500年に一度も訪れないで
あろうほどの伝導の好機に恵まれていた」と言う事に現れています。
だから 日本人はアメリカを好きになったのでしょう。

しかし、1951年の朝鮮戦争を期にこれらは一変します。
1951年とは創価学会が国内に宗教戦争をしかけた年でもありま
す。後にクリスチャンの遠藤周作氏は【沈黙】と言う小説の中で 
フェレイラ神父の言葉で語らせていますが・・・関心のある方は
どの部分か読んで見て下さい。
「おおそるべき泥沼が広がっていた・・・」
このおそるべき泥沼こそ ひちれん の生活法に支配された日本の
事だった訳です。今回ブッシュ大統領は 韓国の子供達に感謝を述
べています。
韓国は儒教の国ですが、同時にキリスト教が非常に普及している国
でもあります。ソウルでは日曜日には礼拝に行く姿が日常的によく
見られます。宗教ではこういう事がよく言われます 
【近道はありませんが、まだ手垢のついていない子供達の人間性開
発に目をそそぐべきだ・・】
つまり アメリカは ひちれん教育の日本 からアジア外交の中心
を韓国へシフトする事を表明した訳です。

実は日本も同じ戦略を戦後とったんですよ。
国連に復帰する前にユニセフに加盟して立正佼成会などがこの活動
に力を入れました。つまり手垢のついてない世界の子供達に日蓮系
の思考を植え付ける事を目的とした訳です。
現在もユニセフへの拠出金は第二位のフランスの倍ほども捻出して
います。

ともかく 今後 日本は ひちれん の弊害による国力の低下とと
もに難しい 舵取りをよぎなくされます。何しろ生産人口が減少し
世界に例のない高齢化社会を迎える訳ですから・・・

1991年バブル真っ最中 日本とは何か?をその作品の中で問い
続けてきた作家の司馬遼太郎はこういう一節を書きました。
【21世紀 アジアの片隅に日本って言う国があったね、
そう言われるようになるかもしれない・・・】

1980年代末期に確立された日本製工業製品の国際的優位性は品質
、価格面でももはやありません。
そしてバブル期から非常ベルをならし続けて来た人々の労はことご
とくひちれん によって潰され 今日世界から信頼も信用も 失う
はめとなりました。

♪日本の未来は・・・・世界もうらやむ ・・・
と国民的アイドルとなったモーニング娘が歌っていましたがそんな
ムードで何とかなるほど状況はあんのんのとしたものではないのが
現実ですね。

ではでは
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イランが態度を硬化、米政府を非難
 【バーレーン1日=岐部秀光】米同時テロ後に対米穏健姿勢を見
せていたイランが一転して態度を硬化させ、米政府を再び厳しく非
難し始めた。米軍によるアフガニスタンへの報復攻撃でイランの協
力が不可欠となったのを踏まえ、経済制裁の解除を目指し揺さぶり
をかける狙いとみられる。 
 イランの最高指導者ハメネイ師は9月26日、「米国の手はユダヤ
人の犯罪に加担し血に染まっている」などと発言した。29日にも声明
で「米国のテロとの戦いには2重基準がある」と批判した。いずれ
も、米国はパレスチナ問題でイスラエル寄りとの主張を改めて強調
したものだ。 

 米国はイランを「テロ支援国家」に指定し、イランに投資する外
国企業に制裁を課しているが、今回のテロ撲滅作戦では間接的にイ
ランに協力を求めている。外国投資による経済改革が急務のイラン
としては、パキスタンへの経済制裁を米国が解除したことなどを見
て、自国への制裁解除へ圧力をかける好機と判断しているもようだ。 


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