669−2.北朝鮮の動向が変



北朝鮮の動向が変なので、考察したい。 Fより

 空母キティーホークが横須賀に帰ってくる。それより前に朝鮮
中央放送は、日本反動たちの再侵入戦争策動と報道した。それに
報復するというのですから、相当なことのようです。また、北朝鮮
軍は、38度線を越える行動を19、20日にしている。これも
おかしい。何かが有る。

この活動をどう理解するかだ。キティーホークの横須賀帰港は、
カタパルトの故障の可能性があると分かり、北朝鮮の動向との関係
はないのかもしれないが、当分東アジアでの作戦に従事すると米国
からの発表があった。しかし、その根拠はやはり、北朝鮮の動向が
不明であるからでしょう。ここでサンパウロ・フォーラムの存在が
重要になってくる。サンパウロ・フォーラムは世界革命を目標にし
た革命家と反米主義者の集まりであるが、このメンバーには日本赤
軍や北朝鮮関係者もいるようです。勿論、イスラム原理主義者もい
るので、繋がっている可能性は大きい。ラディンのテロの一角に
北朝鮮が居る可能性は否定できないようだ。

その証拠が日本でのテロ計画があるという米国からの通知で、その
ため首相官邸の警備には防弾チョッキが必要でかつ、軽機関銃まで
持たせる警戒ぶりです。この日本でのテロ実行は北朝鮮のスパイで
あろうと思います。ここ当分は北朝鮮を警戒した方がいいでしょう
ね。そして、韓国中央日報も、同様な見方をしている。1999年
の米国報告書にもあるとのこと。

私も北朝鮮とタリバンは繋がっているように思う。タリバンに北朝
鮮製の小型ミサイルなどを売っている可能性は否定できない。
北朝鮮の外貨収入は、武器しかないのですから。それと、山をくり
貫いた要塞作りは北朝鮮は御得意でしょうから、この面でも、ラデ
ィンとの接触点があったように思う。

とすると、北朝鮮が持っている核がラディンに渡っている可能性も
否定できない。米国も北朝鮮には5発程度のプルトニュームがある
と言っている。それと、日本のオウム事件では裏に北朝鮮の存在が
あると思われていた。北朝鮮はサリン製造が可能だ。ということは
次のテロは、核かサリンかであろうと想像できる。米国はその警戒
をしているようだ。

北朝鮮の動きがおかしいので、米国は急遽、ロックフェラーと江沢
民の会談を設定した。北朝鮮の自制を中国から依頼してもらうため
でしょうね。しかし、9月3日の江沢民と金正日両首脳の会議は
不調であったようなので、この依頼自体はムリのような気がするが。

それより、黄長Y(ファン・ジャンヨップ)元北朝鮮労働党秘書を
米国に呼んで、調査するようです。この結果奈何では大きく東アジ
アの安定が失われる可能性がある。北朝鮮には要注意である。
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江沢民国家主席は28日中南海で、米銀行家として有名なデービッド
・ロックフェラー氏一行と会見した。

江主席は、中米はいずれも各国へ大きな影響がおよぼす国だとした
うえで、「両国は世界の平和と発展にかかわる重要な問題で共通の
責任を負っており、また共通の利益を有している。中国政府は一貫
して、中米両国が建設的協力関係を発展させることの重要性を主張
してきた」と述べた。また両国政府と国民は相互理解、信頼、協力
を強化し、アジア太平洋地区ひいては世界の平和、安定、繁栄のた
めにともに努力するべきだと語った。
江主席は、世界経済が新たな課題に直面している現在、両国が財政
・金融分野での協議や協力を強化することは、地域経済の混乱防止
や地域経済発展に大きく役立つとの考えを示した。江主席はまた「
中国の世界貿易機関(WTO)加盟は、中国経済の発展だけでなく、中
国が米国やその他の国との経済・貿易分野での協力を拡大するのに
有利だ」と話した。
ロックフェラー氏は、「わたしの両親だけでなく私自身も中国に非
常に興味を寄せている。米中関係は世界で最も重要な二国間関係の
ひとつ。過去には一時期、誤解により両国には愁うべき事態もあっ
たが、最近は喜ぶべき進展も見られる」と語った。
11日に発生した米同時多発テロ事件についてロックフェラー氏は「
中国政府および人民から寄せられた同情と支援に心から感謝する。
両国はテロ対策分野での協力も強化すべきだ」と述べた。
「人民網日本語版」2001年9月29日
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軍、北朝鮮軍の軍事分界線の侵犯を9日間隠す   中央日報
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)軍が19日と20日、東部戦線
非武装地帯(DMZ)で軍事分界線(MDL)を越えたが、韓国軍
の警告射撃によって退却したことが明らかになった。 

  28日の国連軍司令部・国防部によると、19日午後1時、江原
道鉄原郡近南面(カンウォンド、チョルウォングン、クンナムミョ
ン)OO師団前方DMZ北朝鮮側地域で、北朝鮮軍20余人がMD
Lを40メートルほど越えてきたが、韓国側哨兵の警告放送と9発
の警告射撃で退去したという。 

  また20日午前9時4分、江原道高城郡(カンウォンド、コソン
グン)スドンミョン面OO師団前方DMZ北朝鮮側地域で北朝鮮軍
12人がMDLを30メートルほど越えた。これら北朝鮮軍は、
韓国側が警告放送と5発の警告射撃をした後、1分内に北朝鮮側に
退いた。 

  韓国側がDMZで北朝鮮軍に警告射撃をしたのは1998年3月
以来となる。 
  国連軍司令部は22日に現場調査を行った後、北朝鮮側に停戦協
定違反を協議するための秘書長級接触を提議したが、北朝鮮側はこ
れを拒否した。 

  軍当局は北朝鮮軍のMDL越境事件が伝えられると、南北の和解
雰囲気を損なう恐れがあるとして事件を公開しなかったことが明ら
かになった。 
  一方、ハンナラ党は「北朝鮮軍のMDL侵犯を政府が隠そうとし
ていた」とし、金東信(キム・ドンシン)国防長官の辞退を要求し
た。 
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「99年米国務省の報告書に、北・ビンラディン氏関係を言及」
                                                    中央日報
  米上院外交委院長を務めた保守強硬派のジェシー・ヘルムズ議員
(ノースキャロライナ)が27日、「国務省は1999年に議会に
提出した報告書で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政権が国際
的なテロリスト、オサマ・ビンラディン氏と関係を結んでいると指
摘した」と明らかにした。 

  今年6月に黄長Y(ファン・ジャンヨップ)元北朝鮮労働党秘書
の米国訪問を招請した米議会議員三人のうちの一人、ヘルムズ議員
は、黄氏を再び招請するこの日の書簡でこのように主張した。 

  ヘルムズ議員は「北朝鮮とビンラディン氏の連結関係
(connection)について、あなたのいかなる情報も非常
に役立つだろう」と書いている。また「ワシントンにいる我々の大
半は、国際テロネットワークに北朝鮮がかかわった部分に対し、
あなたが知っていることを我々と共有することを希望する」とし、
招請の理由を明らかにした。 

  ハンナラ党の金容甲(キム・ヨンガップ)議員も28日、政府
中央庁社で行われた国会統一外交通商委の外交部国政監査で、米国務
省の報告書を引用し、「依然としてテロ支援国家に分類されている
北朝鮮に対し米国の制裁が強化される場合、朝米摩擦による影響が
直ちに韓半島全体に影響を及ぼしかねない」と指摘し、政府の対応
策づくりを促した。 

  一方、ヘルムズ議員は黄氏を招請、10月中または11月9日に
証言会を開く予定の民間団体「ディフェンス・フォーラム財団」の
計画を説明し、「11月9日以前の米国訪問を希望する」と書いた。


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