663−1.エネルギー問題を考える



エネルギー問題と日本の行く末を考えようと思う。 Fより

現行の原子力発電は、水力や火力発電より単価が高い。どうしてか
??立地した市町村に原子力振興費用等を支払っているためで、
この補助金がバカにならない。国の支援がないと、ペイしないのが
実情のようである。それと、出力を自由に変化できない。常にある
程度の運転が必要。水力の場合は水を貯水したり、夜に揚水し、昼
発電するということもできる。火力も15分で発電可能。と柔軟性
もある。

そして、年々1%程度需要が増加していた。また、火力は20年程
度で更新する必要がある。このようなことでも、柔軟性がない原子
力はベースに使うしかないので、あまり増やすことができない。
水力も稼動可能な適地があまりない。このため、火力が伸びること
になるが、この火力も地球温暖化問題で作りにくい。そのため、昼
の需要増加に対応できる太陽光発電が有望であるし、長サイクル寿
命の蓄電池が安価でできると、家に大量に販売できることになる。
風力発電の問題点は、風力の揺らぎであるが、これも長サイクル寿
命の蓄電池が安価でできると、それにより、この欠点が解消される
ことになる。

もう1つ、原子力もトリウムを用いた小型発電にすると、原爆では
ないので、安全性が格段に増す。今まで国が核爆弾を作りたいため
に、原子力発電をしていたのですが、もう国が核にこだわらないの
であれば、トリウムの方がいい。そして、構造を簡単にできるため
単価も大幅に低下するとのこと。

この2つの分野ともに、日本が最先端を行っている。このため、
NASAが基礎開発した燃料電池も日本のメーカーと組むしかない
と、日本に提携依頼が来ている。これは戦争特需の1つのような気
もするが。日本もそろそろ、ワン・セット主義から、強い分野に集
中してその分野で世界の全てをカバーするぐらいのことを考えるべ
きであろう。そうすると、エネルギー関係の分野は、市場的にも有
望だと思う。

そして、今、どう中東戦争が進行するか分からない。石油が中東戦
争でどうなるかわからない。このコラムに予測を期待している人が
多いので、予測するが石油は大幅に値上げする。インフレを誘うた
め、それと米国石油会社が儲かるため。この戦争が長期になるのも
石油の値段を上げるためですから。このため、自然エネルギー分野
の技術を準備したほうがいいのです。みなさん、どうですか。
太陽光発電は???
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こんばんは
久々に興奮する出来事があったので投稿します。
 Mondです。投稿します
 このサイトに投稿されている文章や内容はかなり水準が高いです
ね。しかし、もう半世紀以上も昔の出来事にこだわり続けて先のな
い袋小路に迷い込んでいるのではないのかな、と思ったりしていま
す。もちろん私自身を含めてです。未来志向で行きたいですね。
 
 そもそも日本人が気概を失ってきたわけは「エネルギーと食料が
自給できない」絶望感が全ての元凶ではないかと考えています。
 しかし、時代は石油エネルギー文明から水素エネルギー文明へ代
わろうとしています。それも、あるいは天然ガスエネルギー文明を
パスするかも知れません。
理由は炭酸ガス排出量を抑えるための要請があるからです。
水素エネルギーならば原子力エネルギーと同義です。ウランは海水
から安価に入手できるのではないかという研究も日経新聞に出てい
ましたね。あるいは宇宙空間に太陽光発電衛星を打ち上げて、マイ
クロウエーブで地上に電気を送るということも出来るといいます。
 また、遺伝子工学の発達で大粒でコシヒカリと同じくらい美味い
米が出来ても不思議ではない時代になりました。こうなると、食糧
自給率も大幅に改善できます。
 こういう希望を小泉首相がメッセージとして国民に発信してくれ
ると元気が出るのですが、何も進まないですね。
 はなしは大いに飛躍しますが、いっそのこと日本も国家非常事態
宣言し、憲法停止の詔勅を出してもらって、時限を切ってビシバシ
と改革してもらいたくなります。
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件名:原発見学  
9/18,19の両日、ある団体の研修旅行に参加させていただき、新潟県
の柏崎・刈羽原子力発電所を見学して来ました。
見応えありました。技術と資本の迫力とでも言うのか、大変なパワ
ーに圧倒される思いでした。徹底した安全対策、要塞とやらいうも
ののイメージを感じさせられました。鉄筋コンクリートと厚鋼板で
五重に鎧われた炉体は、ニューヨークで貿易センタービルに突っ込
んだ旅客機の激突程度の衝撃には耐えられる構造とのこと。この頑
丈な構造は、勿論、そんなことを想定して作ったものではなく、炉
が爆発した時、放射能をその中に閉じ込め、外に散らかさない為。
「弾頭付きのミサイルに直撃されたら駄目でしょうけど」といった
程度の強さはあるようだ。
そしてこの炉体の9割くらいは地下部分にある。これもテロ対策では
なく地震対策。地下45mにある岩盤まで掘下げ、岩盤にくっつけて
建設した結果、そうなった由。地上の建屋の中にある炉体部分は
人間で言ったら首から上の部分程度らしい。そしてホワイトハウス
のように、発電所の上空は飛行禁止区域という。
不心得者の悪戯に対する備えも厳重。ディズニーランド5個分に相当
するという敷地に門は一つしかない。要所を固めるガードマンも、
服装、態度・物腰、目付き、挙止・動作等一分の隙もない。臨戦下
の兵士もかくやと思われる気合の入れ方である。原子炉・発電施設
のある建物に入るには3重の検問がある。IDカードと本人との確認が
目視で1回、機械によるチェックで2回、そして金属探知。
建物内での飲食は一切厳禁、入場する際には口の中のガムや飴玉ま
でみんな吐き出させられる。入場しようとする者は、IDカードを顔
の横に捧げて守衛の前に立つ。守衛は、恐ろしい目付きで睨みつけ
るように顔を指差し確認する。守衛の後ろには、同僚が2人、1m程の
間隔で縦に並び、状況を睨んでいる。

機械によるチェックは、小さな鉄の棺箱のような個室で行われる。
1人でそこに入れられると後のドアが閉まる。
チェックが終わると前のドアが開いて向こうの世界に進めるという
仕掛け。そしてどういうわけか検問場所は撮影禁止。
炉体のある建物の気圧は外より下げてあるということで(万一の場
合、中の空気が外に漏れないように)、出入りは2重扉。
大きい発電所がみんな海岸沿いにあるのは、タービンを廻した後の
水蒸気を冷やすのに大量の海水が必要だからとのこと。この発電所
には7つの原子炉と発電機があるが、1つの発電機あたり海水所要量
は、毎秒25mプール1個分くらいとのこと。川の水ではとても賄いき
れない量とのことである。
分かりやすい模型類も豊富に用意されています。一見をお奨めしま
す。寺泊の魚も美味ですよ。       
☆ ホームページ    http://www.fitness.ne.jp/      ☆
Kenzo Yamaoka


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