634−2.日本を数字で見る



日本も数字で把握した方がいいでしょうね。  Fより

手元に1997年の統計しかないので、それでみると、

1.県民総生産
日本の総生産で、どの分野が生産量をかせでいるか??
農林水産8.8兆円、鉱業1.0、製造業123.5とダントツ
建設業49.5、エネルギー14.8、流通62.2、金融25.4
、不動産68.9、運輸33.3、サービス90.0

製造業が頑張れないと、日本は大きく縮むことになる。農業に力を
掛けても、産業全体477.5からすると、1.8%しかない。
この分野に金を掛けてもいかに非効率かがわかる。役人の数も農林
水産省はいらないはず。経済産業省の1つの局でもいいほど、小さ
い。

県民総生産と見ると、東京が84.1兆円、大阪38.9兆円、
愛知32.2兆円、神奈川29.2、兵庫20.0、島根2.0
で東京と島根では42倍違う。諸外国との比較をすると、中国が
90.6であるから、東京より少し大きい。韓国は48.3である
から東京より小さい。タイは17.7ですから兵庫より小さい。
北朝鮮のGNPは2.5兆円と推測できるから、鳥取レベルである
し、大きく見積もっても、5兆円であるから滋賀レベルでしかない。

2.人口
人口は、東京1183万人、大阪880、神奈川839、愛知697
、埼玉689、千葉588、北海道570、兵庫546、福岡498
鳥取61である。東京は鳥取の20倍であるから、国会議員の数も20
倍である必要があるが、どうであろうか??
人口密度が小さいのは、北海道で73人/Km2、岩手93、東京は
5410で、北海道の75倍、ということは公共事業は、北海道の75
倍を東京でやるべきでしょうね。国民1人当たり、同じ税金を納めて
いるとするとであるが??

3.財政(1999年度の予算が中心)
日本の一般会計80兆円、特別会計275兆円です。特別会計での
予算はほとんど財政投融資と自己収入からです。一般会計の中身を
見ると、社会保障費16兆円(20%)、国債費20兆円(24%)
地方交付税13兆円(16%)、公共事業関連9兆円(11%)、
文教・科学振興費6.5兆円(8%)、防衛費5兆円(6%)、
ODA1兆円(1.2%)です。2001年度予算では国債費が大幅
な伸びを見せるため、全体的な優先順位を示して、削減する必要が
あるのです。

4.個人資産の内訳(1997年)
預貯金60%(銀行23%、郵貯21%、その他)、保険23.7%
株式6.3%、信託3.6%、公社債3.5%、投資信託2.9%

この内、保険は、一連の保険会社倒産で保有率が落ちている。
とすると、ほとんどが間接金融の預貯金になっている。しかし、
今後、この預貯金を株式などの直接金融に持っていく必要があるの
でしょうね。日本の401Kはまだ魅力有る投資になっていない。
株式のリスク・リターンについての税制が片輪になっている。


コラム目次に戻る
トップページに戻る