612−1.自分の頭で考えよう!



こんばんは、Fさん  また投稿です。小品です。
ところで、若干苦言をいわせてください。

 最近、Fさんの文章の中にやたら「右翼」だの「左翼」だのとい
ったレッテルが氾濫していますが、いかがなものでしょうか。どこ
からが右翼でどこからが左翼なのでしょうか。我々は誰もが自分の
意見は中道右派レベルではないかと、あるいは正統保守主義ではな
いかと考え、自信を持っていることでしょう。
第3者なら「こいつは右翼だ」とか、「左翼だ」とか勝手に色分け
して考えますが、結局それは自分の立場を再確認している作業に過
ぎません。つまらない作業です。
要は、リアリスティックで有益な意見かどうかではないでしょうか
。初老期の「夢見る夢男」のたわけた夢想を、右翼左翼のレッテル
張りからではなく、現実主義から批判してていただきたいものです。
 
大方そうであることには異論はありません。また、その獅子奮迅の
活躍には敬意を表しています。ますます華やかで有意義な議論の輪
が大きくなるように希望しています。             
          Mond
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(Fのコメント)
左翼、右翼という言葉で表現するのは、そのような概念がすでに、
多くの人の頭にあるため、わかりやすい。表現として。このため、
利用したまでです。

しかし、その言葉を使用せずとも、表現できるので、今後はなるべ
く使わないようにしましょう。
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自分の頭で考えよう!

最近のシナ・コリアの内政干渉には目に余るものがある。

 シナ外相は「やめなさいと厳命しました」などほざくのに、カエ
ルの面にしょん便か、日本のマスメディアはろくな反論をしない。
 政党の中には愚かにも外国の手先のような言動に終始する党があ
まりにも多い。

日本国民は惑い、「自分の鬱積した心は、果たしての自分の間違い
か」と苦しんでいる。
 この状況には戦前に例がある。
いわゆる幣原外交と言われる軟弱きわまりないマゾヒスティックな
外交であった。その後の歴史の展開は、国民の鬱憤をはらす様な帝
国陸軍の独断専行が喝采を博し、ついには戦争の泥沼に入り込んで
いったのだった。

 現在の軟弱外交はかならずツケを支払うときが来る。
 シナ・コリアの横車はいったい何であるのか。
シナ・コリアは近代国家のエトスを持ち合わせているのか。
これがはっきり頭に入っていないから日本の外交がダッチロールす
ることになるのだ。

 はっきり言う。
シナ・コリアは未だに近代国家ではない。
古代帝王制または家産制国家である。「人治」のエトスに満ちてい
る。そのエトスに近代国家の要素はない。
近代国家の真似事をしているだけだ。
 
 例示。
 かつて金泳三が韓国の大統領になったすぐ、二人の前、元大統領
を自分が作った法律により裁き、死刑にした。(あとで恩赦したが)
東京裁判と同じで遡及処罰の禁止の原則(事後法の禁止)にはじめ
から違反している。
 報道時、なんて馬鹿な非文明国だろうと軽侮の念を覚えたのは私
だけではないはずだ。

 シナもおなじ人治の国であり、法律は統治者の意向でどうにでも
なる国である。法の観念が近代国家ではないのだ。

 おかしなことに日本のマスメディアはこれに対し何の批判もしな
かった。この時手厳しく批判していれば、今回のような全世界の物
笑いの種となるような彼らのパフォーマンスも日本の愚かな政治家
の対応もなかったことだろう。

 では一体、日本の、この軟弱外交をせざるを得ない要因は何なの
だろうか。国民の民度がまつりごとに影響することを考慮すれば、
日本国民がまだ国際関係を道徳律で考える「未熟性」に求めること
も出来る。

 たとえば、アメリカの行動は疑わしい。CTBT条約拒否、AB
M条約破棄、京都議定書不参加ときて、CO2削減が必要なことは
十分知っているとなれば、考えられることはただ一つ。アメリカ以
外の目障りな国家は殲滅するということになりはしまいか。
リアリスティックに考えれば、アメリカの意図に疑念を持つのが当
然だが、日本人はあのアメリカに限ってという信頼をみせる。大義
名分に幻惑されているだけなのだが、道徳的に解釈し、「相手国を
理解した」と称する。シナ・コリアでも同様だ。
 国際関係では大義名分が必要だが、それは国益を図るためであっ
て道徳律のためではない。透徹したリアリズムで論評すべきマスコ
ミは、どうしようもなく人材払底中で、自分の頭でしっかり考えて
取材し、文章を練り、書いている記者など一人もいない。

 世界観とか歴史観とか独自の考えを持っている編集者などいない
だろう。東西冷戦は終わって久しいというのに、ふてくされた左翼
の生き残りみたいな連中が、何の展望もなく自己満足の記事を垂れ
流している。

 戦後、日本には偽善者がはびこり、素朴な国民は、何が真実で何
が良心で何が正しいのか、何がなんだか解らず、すっかり元気をな
くしてしまった。
 偽善を偽善とはっきりさせなければ一般庶民は自信を取り戻せな
いでいる。マスコミ自身がしっかり批判しなくてはいけないのに、
彼らが偽善を垂れ流しているのだから何をか況わんやである。

 それはともかく、次の戦争の足音を聞くのは私一人なのだろうか。
 つらつら世界の歴史を概観するに、多数の国家分立はかならず
世界国家に収斂する方向に動く。とすれば、現在は多数の国家分立
の時代であるから、かならず世界政府樹立に向かい、第二次世界大
戦の惨禍の比ではない地球規模の殲滅戦が遠からず勃発するだろう。

 日本が本格自立の世界戦略を描き、日本文明の生き残りを真剣に
考えるときが来たように思う。東西冷戦が終わってみれば、戦前の
国際関係よりもっと状況が悪い。アメリカは日本を押さえ込むため
にチャイナカードを使うし、シナはアメリカカードを使って圧迫し
てくる。その上シナはロシアと友好善隣条約を締結し、守りを固め
ようとしている。
 この圧力は戦前の状況に戻すことで減殺することが出来る。つま
り、シナが複数に分裂することである。そうするとアメリカはチャ
イナカードを使えない。シナもアメリカカードを使えない。シナ大
陸は抗争し始め、世界戦略どころではなくなる。

 こうしてはじめて日本は世界戦略を描き、日本文明の生き残りの
ために自分の力を使用できるようになるのだ。

そろそろ腹をくくる時代になってきているようだ。
                                                    Mond


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