598−2.参議院選挙の投票は



ある知人から、小泉さんを支持するが、どのような人に投票すれば
いいのかとの問い合わせがありましたので、回答したいと思います。
           Fより

NO.597−1「小泉内閣批判について」で書いたように、自民
党の構造改革派を支援したいのですが、自民党橋本派には入れたく
ない。
特に、都市部の橋本派は全員落選させるべきです。自民党橋本派以
外の自民党議員はいいとしましょう。橋本派は都市住民の利害と相
反しているためです。

現在、都市国民政党がないため、自民党橋本派がいる選挙区でどう
しても投票するなら、労組候補でない民主党の候補者や自由党の候
補者しかないですね。
間違えても自民党橋本派は止めるべきです。自民党の橋本派以外は
OKとしましょう。

農村部でも自民党橋本派は公共事業を取ってくるため、自治体が、
大幅赤字になり、自治体運営ができなくなる可能性が高い。このた
め、なるべく橋本派は止めるべきで、保守系の土建屋でない候補を
選ぶべきでしょうね。
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自民党橋本派
(地方区)
青森:山崎  力/秋田:金田 勝年/埼玉:佐藤 泰三
新潟:真島 一男/山梨:中島 真人/静岡:竹山  裕
滋賀:山下 英利/鳥取:常田 享詳/島根:景山俊太郎
岡山:片山虎之助/徳島:北岡 秀二/高知:田村 公平
佐賀:陣内 孝雄
(全国区)
岩井 国臣/尾辻 秀久/高祖 憲治/武見 敬三/段本 幸男
中原  爽/水島  裕/森元 恒雄
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自民・小泉純一郎総裁に聞く    朝日
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――勝敗ラインは。 
「自民・公明・保守の3党で過半数を超えること。過半数を維持で
きれば、3党態勢を維持していきたい」 

――改選議席(61議席)はとれませんか。 
「捕らぬタヌキの皮算用だ。選挙はやってみなくてはわからない」

――選挙の争点は。 
「小泉内閣の進める改革を国民が支持してくれるか。小泉を応援す
るから自民党候補に入れてやろうと言う人が増えれば、必ずいい成
績が上げられると期待している」 

――支持団体に配慮する演説をしている候補予定者もいます。 
「これは自民党だけじゃない。民主党にもいえる。だけども、党首
なり総裁が、そういう方向だという方向なら、それに従ってくれる
と解釈していいのではないか」 

――候補予定者は派閥離脱しませんでした。 
「時間がたつにつれて、そういう時代じゃなくなったんだなあと、
いうのがわかってくる」 

――当選議員に派閥離脱を呼びかけますか。 
「党執行部が、派閥よりも党主体の運営に重点を置いていくと思う
。すでに今までも、幹事長中心に当選回数別の会合を進めたり、党
中心の人事、資金などの手当ては進めているから、派閥の機能は弱
まっていく」 

――橋本派との距離は縮まっていますか。 
「特殊法人の統廃合を含め、現状でいいという勢力との戦いだった
。まだ3カ月で考えを変えるというのは難しい。参院選が終われば
、各論が出てくる。反対論と議論しながら、この改革を進めていく
しかない」 

――郵政民営化が党公約から外れましたが。 
「外れてないよ。『公社化後も国営堅持』という党大会で決定した
ことを覆した。大転換だ」 

――郵政民営化への抵抗は依然として強い。 
「今までの考え方を変えるのは難しいと思うが、これから郵便事業
に民間参入していく過程で、民営化が可能だな、というふうに思っ
ていけば、大勢はそんなに抵抗するとは思ってない」 

――改革の足を引っ張る自民党には投票したがらない有権者もいま
  す。 
「一部に改革方針に反対する議員もいる。でもそれは大勢にはなら
ない。自民党であるという枠内にいれば、反対論も小泉内閣に賛成
する勢力になる」 

――高い内閣支持率維持の理由は何だと思いますか。 
「少したてば下がると思う。これはどういう状況なのか、むしろ私
じゃわかんないから、専門家に分析してもらいたい」 

――内閣支持率と自民党支持率に差があります。 
「連立内閣だし、私が内閣は政党に関係なく国民全体のものなんだ
、という態度を鮮明にしている。差があっても不思議じゃない」 

――選挙後に政界再編はおこりそうですか。 
「私をつぶす方に回ったら、どういう状況になるかわかんないから
想定していない。そんなこと考えたくないよ(笑)」 

――選挙後の内閣改造は。 
 「基本的には、今ある内閣を替えない方針だ」 

――参院選後、衆院を解散する可能性がありますか。 
「できるだけ、解散は任期満了までしたくない。しかし、内閣の方
針に対して不信任的な動きが出たり、国会が混乱したり、そうした
状況が出てくるかどうかは、これからやってみなきゃわからない」


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