585−1.不良債権の整理について



米国との約束した不良債権方法を検討する必要がある。その前提条
件は景気の下落はさせないという相反した条件がつく。 Fより

不良債権処理をすると、失業者が増えるというが、本当に必要なも
のは残すことが必要ですし、必要ない機能は退場していただくしか
ないのでしょうね。しかし、必要な企業まで、バブル期に負債を抱
えている場合がある。

銀行の倒産は、資金を入れて国有化して不良債権の処理をチャント
整理して、民営化する。この時、民間に高く売ることが必要である。

民間企業も不良債権・不採算部門と正常な部門とを分離して、正常
な利益がある部門は減資して、残す方向として、無用な失業者を出
さない工夫が必要であろう。不採算部門と不良債権は、倒産させて
従業員はなるべく、正常部門に再雇用するようにしてはどうか??

リップル・ウッドが倒産した日本企業にすることを国家や銀行や、
支援の大企業が指導して、やっていくことが必要ではないか。
不良債権を整理しながら、それほどには失業者を出さない施策は、
必要でしょう。しかし、不必要な従業員を抱えると、正常な部門の
再建もできませんので、ムリをしてはいけませんが。
しかし、中小企業まではこの施策が打てないので、その部分はどう
するかでしょうね。しかし、この部分では失業者数はあまり多くな
いはず。

公的年金も赤字になり、日本の財政は待ったなしになっている。
未来世代への義務を放棄してはダメだ。
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不良債権、厳しい査定・開示が必要・首相
【ロンドン2日=津川悟】小泉純一郎首相は2日の日英首脳会談で、
不良債権処理について「2、3年で処理する。厳しく資産を査定し
、開示することが大切だ。不良債権に見合う引当を積まないといけ
ない」と述べ、資産査定の厳格化を求めた。また「今後、2、3年
我慢すれば必ず(経済は)回復すると信じている。日本は最近我慢
できなくなっているが、改革なくして成長なしが私の信条だ。
ノー・ペイン・ノー・ゲインだ」と述べた。 
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公的年金の自主運用、昨年度は2兆3000億円の赤字

厚生労働省は6日、国民年金など公的年金の積立金の一部を自主運
用してきた特殊法人、年金福祉事業団(現在の年金資金運用基金)
の2000年度の運用事業が過去最大の2兆3123億円(時価ベース)の
赤字になったと発表した。年福事業団は資金運用部に預託した公的
年金の積立金のうち、約27兆円を借り入れて内外の株式や債券で運
用していたが、株式相場の下落などで運用環境が悪化したことに加
え、運用部への利払いがかさんだ。特殊法人が国民の年金資金を大
きく減らしたことで、特殊法人改革にも弾みがつきそうだ。 
 国民年金と厚生年金の積立金は2000年度末で約147兆円で、2000年
度までは全額が資金運用部に預託されていた。年福事業団は運用部
から預託金利と同水準の金利を支払い、自ら運用するための資金を
借りていた。年福事業団が自主運用を始めた1986年度からの累積損
失は1兆7025億円だった。事業開始から平均4.12%の運用利回りを上
げたが、運用部への支払い金利の平均4.87%に及ばず、毎年のよう
に損失を発生させた。 
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欧州中銀、金利据え置き
 【フランクフルト5日=太田泰彦】欧州中央銀行は5日の定例理事
会で、最重要の市場介入金利を現行の4.5%のまま据え置くことを
決めた。ドイツを中心にユーロ圏の景況感の悪化が顕著だが、イン
フレ圧力が依然残ると判断。物価安定を優先する姿勢を貫いた。 
 金利据え置きの理由は(1)消費者物価指数の上昇率が依然、目標
値の2%を上回っている(2)通貨供給量(M3)の伸び率が目標値の
4.5%を上回っている――など。域内産業界や消費者に広がる景況
感悪化を受けてユーロ圏各国の政界や産業界、労組は欧州中銀に対
し利下げ圧力を強めているが、インフレ抑制重視の姿勢を崩さなか
った。ただ金融市場では今年秋までに欧州中銀が5月に続き2回目の
利下げを実施するとの予測が多い。欧州中銀はインフレ動向を示す
経済指標を慎重に監視しており、物価安定の兆候が表れ次第、追加
的な金融緩和に踏み切る可能性がある。 


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